こんばんは。夜中にロシア選手権男子を見終わった種子島ぴーです。
今回は、大会公式youtubeで見ました。
本来なら、翻訳もしたいところですが、
私もみなさんも疲れているということで、
写真でざっくりと流れを追っていきたいと思います。
SPの順位とフリーの見どころ
1位 マカール・イグナトフ 88.88
2位 アンドレイ・モザレフ 88.34
3位 ピーター・グメンニク 88.06
4位 ドミトリー・アリエフ 87.35
5位 アンドレイ・ラズキン 85.56
6位 アントン・シュレポフ 81.17
7位 ダニール・サムソノフ 80.88
8位 アレクサンドル・サマリン 80.68
9位 セルゲイ・ヴォロノフ 79.61
フリーの見どころは、
- このままイグナトフが逃げ切るのか?
- モザレフ、グメンニクのジュニア勢が、メダルを取るか?
- アリエフ、ラズキン、サマリン、ヴォロノフが、巻き返すのか?
- サムソノフ君は、エテリママにほめてもらえるのか?
- 物議をかもしたシュレポフの衣装は、どうなったか?
- イグナトフが優勝し、ルカ兄貴の天下がくるのか?
世の中的にはこうなっていましたが、私の注目はただひとつ。
ドミトリー・アリエフは優勝できるのか?
事件1 Who are you?
前半グループで、誰も注目していなかったアルトゥール・ダニエリアンが、
ショート13位から一気にトップに躍り出ます。
大変緊張して、今にも倒れそうな顔色でスタートしたダニー。
『リゴレット--風の中の羽のように』など、やけに古い曲をつなげた音楽で、
すべてのジャンプをきっちり、ひょいひょいと跳んでいき、テクニカルポイント94!!
事件2 その微笑みの意味は?
その後、何人かがさえない演技に終わったあと、セルゲイ・ヴォロノフ登場。
すぐに観客から手拍子が起きる素敵プロだが、4回転は一本も入れられず。
着氷の乱れが多く、体力の消耗も激しそう。
フィニッシュで「うんうん」と本人がうなづき、コーチも幸せそうな微笑み。もしや…引退の時が近いのか??
事件3 しょんぼり
続いて、本日も元気いっぱいのサムソノフ君。
冒頭の3A+1Eu+3Sを美しく決めて、好感触!!
しかし、4回転ルッツ、4回転フリップが失敗し、トリプルアクセルは1回転に。
またしても、エテリママが天を仰ぎ、僕はしょんぼりなのだ。
事件4 優勝のはずが…
続いて、なんとしても巻き返したいサマリンが登場。
なんだかんだで転倒続き。
腰が痛そうでした。フリーも2位でトップに立てず。
事件5 ミーシン怒る
最終グループに突入し、アンドレイ・ラズキンが登場。
すべてのジャンプの軸が斜めになり、ミーシンコーチは、苦虫をかみつぶしたような表情に。
フリー10位という結果に(最終的にフリー15位)、
ラズキンを残してスタスタと帰ってしまいましたとさ。
事件6 アリエフ登場
ここで、私期待のドミトリー・アリエフ登場。
スタートから動きが美しい。
冒頭の4回転ルッツをグレイトに決めたものの、続く4Tで転倒。
グランプリファイナルの悪夢再びか??
しかし、
4T+2Tをなんとかまとめ、3Fも無事に着氷すると、優勝モードへ!!
と思ったら、ステップで意味なく転倒。なんということだ!!
フィニッシュと共に、本人もオーマイゴットのポーズ。
事件7 アリエフは何点なの?
と、ここで、ロシアの放送にアクシデント発生。
アリエフの点数が表示されません!!
解説のテッド・バートンさんも点数がわからないまま、試合は進行していきます。
事件8 変化なし。
続いて、衣装が物議をかもしたアンドレイ・シュレポフの『シンドラーのリスト』
ほぼノーミスのすばらしい演技でしたが、
4回転ジャンプが入っていないので点数は伸びず。
そして、ISUが衣装部門の最優秀賞候補にノミネートしたものの、
「アウシュヴィッツ強制収容所の囚人服、黄色いダビデの星などがモチーフになっている」と批判された衣装は、そのままです。
改めてみると、とてもセンシティブなデザインですね。
物議をかもしても、初志貫徹。
彼には何か強い意志や考えがあるのでしょう。
ここで、大写しになったアリエフ。
アルトゥール・ダニエリアンに取って代わったということは、アリエフがトップに立っているということなのか??
事件9 シニアの壁
ここで、SP2位。ジュニアグランプリファイナルの銀メダリスト アンドレイ・モザレフが登場。
しかし、ジャンプが決まらず、疲労の色が濃く・・・
続いて、SP3位のピーター・グメンニク登場。
フリーも気合いたっぷりに、全身全霊を傾けて『オペラ座』を演じます。
が、4回転が2本とも失敗し、フリーは10位。
事件10 ルカ兄貴の野望ならず。
最後は、SP1位のイグナトフ。
アリエフとの同門1、2フィニッシュとなるか?!
『トロイ』のサウンドトラックに乗せて、美しく舞うイグナトフ 。
しかし、冒頭の4Sの着氷は乱れ、4Tは決まったものの、アクセルは失敗。
すると、みるみる疲弊して、スピードがどんどん落ちていきました。
必死に励ますルカ兄貴の声もむなしく、
鉛のように体が重くなり、最後は疲れ切って動けないほど。
トップと、テクニカルで20点の差がつきました。
フリー4位で、総合でも4位。
なんと台落ちです(驚)
事件11 アリエフ復活!!
ということで、最終結果は、
1位 ドミトリー・アリエフ
2位 アルトゥール・ダニエリアン(SP13位から)
3位 アレクサドル・サマリン
おめでとう、アリエフ!!
世界選手権でお会いしましょう!