こんにちは。Youtubeでプレミア公開されている世界選手権2018。
今日の夜19時からは、宇野昌磨選手、ケージ・タナカ、友野一希選手が出場した男子SPが公開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=e21j3Hf39Zo
そして、昨日と一昨日は、アイスダンスの試合が公開されました。
2018年は、先日亡くなったクリス・リードさんが、村元哉中選手と共に生涯最高の演技(の一つ)をした大会でした。
急逝された直後にも、ISUが演技の映像を公開してくれたのですが、私は見ることができませんでした。
正確に言うと、見ようと思ってビデオをクリックした瞬間、手と肩にバリバリッと電流が走って、びっくりして止めました。
きのうは、少し落ち着いて見ることができたのですが、本当にすばらしい演技でした。
フリーダンスは『ラストエンペラー+戦場のメリークリスマス』。
パーフェクトにシンクロしていた冒頭のシーケンシャル・ツイヅル。
何百、何千回も練習したであろうステーショナリー・リフトは、複雑でスピードがあるのに安定感があって、しっとりと心に染みます。
ストレートラインリフトで、哉中ちゃんが空(くう)に向かって伸ばした腕。
はぁ~っ
音楽も、これ以上ないくらいの選曲ですね。
日本のアイスダンスペアで、落ち着いて純粋にダンスを堪能できる、初めてのペアだと思っていました。
こんなことを言うのもなんですが‥あまりに息がぴったりだったので、私は二人が結婚するんじゃないかとすら思っていました。
一流のペアは、みんなそう見えるのだと思いますが。
ショートダンスも、音楽が流れると「あー、これこれ、この曲!!」と、記憶がよみがえってきました。
キレキレのツイヅル!! メリハリがあって、「アイ ライク イット! アイ ライク イット!」のボーカルに合わせて、盛り上がりましたよね。
クリスが亡くなったあと、スケーター仲間がメッセージをおくっていて。
「温かく、やさしい男だった」という言葉が多かったと思います。
ミハル・ブジェジナは、クリスの家にホームステイしていたのかな?
初めて知りました。ミハルのコメントは、とても体温を感じました。
クリスがいなくなったことを、理解することなどできない…Xboxでたくさんゲームをして、数えきれないくらいホッケーの試合を一緒に見た人…彼の家族と一年以上暮らして、とても近しかった人…。クリスの死が、ママのノリコや姉妹のアリソン、キャシー、パパに、どれだけ影響を与えるか、想像もできない。心からの愛と深い哀悼の意を捧げます。クリスはいつもハッピーで、決断力があって、愛すべき人でした。すごく寂しくなるよ!!!
これらのメッセージを目にしていたので、
試合の映像では、演技に入る前や、演技後のクリスのまなざしや行動に目がいってしまいました。
演技が始まる前、哉中ちゃんにおだやかに語りかけるクリス。
怪我で満身創痍だったのに、
少しもそれを表に出さない演技を終えて。
まさにこれから、日本のアイスダンスを発展させるために行動しようという時だったとか。
言葉がないというか、惜しまれるというありきたりの表現しかできないですが‥
クリス・リードさん、どうか安らかにお眠りください。