長引きそうなパンデミック
こんばんは。気温の変化が激しいですが、風邪をひくのは避けたい種子島ぴーです。
コロナ感染者数が増えつつある今、免疫力が落ちるのは恐怖です。
16日に、東京の警戒レベルが「最高」に引き上げられて、
当分、混乱は続きそう。
アメリカでも、「フロリダ、アラバマ、ノースカロライナの3州で、1日当たりの新型コロナ感染症死者数が、これまでの最多」となり、再び感染が拡大しています。
スケートアメリカの開催可否の決定まで、1カ月ありませんが、 これはもう、開催されないのではないでしょうか。
ですので、シャンペリーの仲間たちは、
「昌磨、待ってるぞー」と笑顔で呼びかけてくれていますが、
戻るのか戻らないのか、気持ちだけでは決められないといったところでしょうか。
ちなみに上記のインスタグラムは、タチアナ・フレイドさんの告知です。
高志郎くんを含むシャンペリーの仲間たちにインタビューした記事が、
後日出るようで楽しみです。
そういうわけで、スケート業界もコロナウイルスと共存する
「withコロナ」を模索していくことになるのかなと。
ちなみに「withコロナ」というのは、東京都知事がよく使う言葉ですが、
私はどーーーも、ね。
「普通の人は、意味わかんなくね?」と思います。
で、スケート業界もwithコロナで、
どんなことが起こるのか、どんな変化があるのか、
ざっくり考えてみました。
その1 コーチは多国籍複数体制で
「一流選手は海外へ」という傾向があったコーチ&所属先ですが、
コロナのパンデミックで、海外のコーチの元へ行けないという選手が多数います。
となると、自国のコーチ+海外のコーチの2本立てにする選手が、増えるのではないでしょうか。
例えば、ラファ+本田武史の真凛ちゃん。
かわいいトイプーもいるし、
このまま日本にいるような気がします。
もう武史先生メインでいいのでは?
宮原知子選手も、浜田コーチ+リー・バーケル。
こちらは、日本に戻ってこれないですし、カナダにずっと留まるのでは?!
韓国のユ・ヨン選手なんて、タミー・ギャンビルと浜田コーチの2本立てなのに、
それでもコーチのところへ行けないので、
ビデオを送って指導してもらっているそうです。
となると、アリサ・リュウ選手のように、
リー・バーケル、ローリー・ニコル、マッシモ・スカリと、
世界各地のコーチを使い分けたり、
ヴィンセント・ジョウのように、
リー・バーケル+タミー・ギャンビル+濱田コーチ+クリスティ・クラール+トム・ザカライセックと、
西海岸と東海岸、国内と海外と、あちこちのコーチと契約しておくのもいいですね(現実的に今どうなのか不明)。
もしくは、メドベージェワ選手のように、
母国にサポートしてくれるコーチを作っておくのも賢明です。
その2 リモートレッスン
疫病や国際紛争で国境や州境が閉ざされたとき、
スケーターがコーチの元へ行けないのはメンタルが心配ですよね。
一方コーチや振付家も、教えられないことで収入がなくなってしまうのは、危険だと思います。
となると、ZOOMやskypeを使ったリモート指導やリモート振付が、さらに普及すると思います。
たとえば、愛犬まで飼って、
名古屋にどっぷり腰を落ち着けているこのお方も。
遠いスイスとZOOMでつながれば、
ノープロブレム!!
この先駆けとなったのは、ネイサン・チェン&ラファ親父だと思います。
(イメージ写真が見当たらないので、BABEさんのサイトから拝借させていただきます。いつもありがとうございます)
BABE Collection feat. ネイサン・チェン ~Nathan Chen~
同じ米国内であっても、州が離れているので会えないネイサンとラファ親父。
しかし、遠隔指導、リモートレッスンでも、
問題なく世界選手権やグランプリファイナル、国内選手権で優勝できてしまうことを証明してみせました。
メドベージェワ選手のオーサー・リモートコーチングも、追加で貼っておきます。
この方法を使えば、メインコーチに内緒で、国内外の著名コーチのレッスンを受けることも可能だと思われます。
その3 バーチャル競技会
日本スケート連盟が、ジュニアのグランプリシリーズとチャレンジャーシリーズへの選手派遣を取りやめました。
いろいろな大会も続々中止になっています。
その状況を打開する先駆となるのが、
ペギー・フレミング杯!!
17日なので、明日開催ですね。
18名の選手がエントリーしています。
アンバー・グレンは棄権になりましたが、
そうそうたるメンツです。
1. Audrey Shin
2. Jordan Moeller
3. Julia Fennell
4. Tomoki Hiwatashi
5. Maxine Marie Bautista
6. Karen Chen
7. Kelly Arnett
8. Camden Pulkinen
9. Pooja Kalyan
10. Emmanuel Savary
11. Sierra Venetta
12. Tim Dolensky (2018 winner)
13. Amber Glenn (Withdrawn)
14. Andrew Torgashev
15. Starr Andrews
16. Sonja Hilmer
17. Jason Brown (2019 winner)
18. Courtney Hicks
別々のリンクで各自が演技した映像を大会に送り、
バラバラの場所にいる審判が採点する。
どうやったって不公平感は出ると思いますが、
まーいいじゃないかと。
見る私たちはどんな感じなのか?
楽しみでしかありません。
赤文字は、私が感じたビッグ・ネームです。
演技方法や採点方法など、今後のバーチャル競技会のベースになると思われます。
「観客あってのフィギュア競技」と話すスケーターも多いので、
観客の参加も今後の課題でしょう。
このあたりは、Jリーグの「リモートチアラー」とか、
自宅での応援の様子が、スタジアムのスクリーンに写し出されるシステムなどが、
活用されていくと思います。
5Gが発展していけば、バーチャル・リアリティ空間で、
自宅にいながら、アイスリンクで観戦しているようになるかもしれません。
高すぎるチケット問題も、解決できるかも?!
資金に余裕がないファン、家を空けられないファンも、
試合会場にいる感覚で応援できたら、とてもうれしい。
この逆境が、技術の進化を後押しするかもしれませんね。