こんにちは。Go To トラベルに出かけて、誰もブログを読んでいないだろうと思いながら、ちまちまと書いている種子島ぴーです。
先日、7月19日は、デニス・テンさんの命日でした。
世界中のスケーターやコーチ、関係者が、
デニスとの思い出とともに、とてもとても素敵な素敵な写真をSNSや記事に載せていて
「これほど仲間に愛されていたスケーターは、ちょっといないのではないか」と思いました。
公式インスタグラムで公開されたビデオは、デニスが天国を案内してくれているような、不思議な気持ちになる映像です。
https://www.instagram.com/p/CC0mHWnpTDY/?utm_source=ig_web_copy_link
今年のデニス・テン・メモリアル杯は、
新型コロナの影響で中止になると思われますが(日本からの派遣はありませんが、開催されるのかも)、
デニス・テン・アカデミーは、年末までに、カザフスタンにオープンする予定です。
さて、デニスを思い起こすニュースがありました。
ドミトリー・アリエフの新シーズンのフリーが、
ディマーシュ・クダイヴェルゲンの『SOS d'un terrien endétresse』に決まりました。
またまたフランス語歌唱の陰鬱で美しいメロディー(笑)
まさにジーマ!! まさにアリエフ!!
どー考えても、彼と私が好きそうな曲です。
この『SOS d'un terrien endétresse』≒「瀕死の地球人のSOS」は、
フランスの歌手故ダニエル・バラボワーヌの曲を
カザフスタンの歌手ディマーシュ・クダイヴェルゲンが歌っています。
カザフスタン出身のディマーシュは、中国の歌謡コンテストでこれを歌って、
全世界人の度肝を抜きました!!
6オクターブともいわれる音域の広さと美しい声に、言葉を失います。
そして、ディマーシュ・クダイヴェルゲンが注目を浴びた直後に、
デニスは、フリープログラムの曲にこれを選びました。
みなさん祖国への想いを感じたと思います。
残念ながら、不調なシーズンでしたが、
このプロは、デニスのアイスショーでも上演され、観客の心をとらえました。
今回、アリエフが、ディマーシュ・クダイヴェルゲンの『SOS d'un terrien endétresse』を選んだのは、デニス・テンさんへの追悼の意味もあるようです。
ロシアの記事のタイトルに「デニス・テンへのメモリアルで上演」と書いてあったのですが、
ビデオのコメントを聞くと、確かにアリエフ本人が「デニス・テン」と言っています。
ロシア語がわからないので、そのほかの部分はわかりません(涙)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=171&v=3zN8kFkQFtw&feature=emb_logo
しかし、美しい動きと表現力、動きの“タメ”を作るのが得意なアリエフのこと、
すばらしいプログラムになることが予想されます。
しかし、いったいいつ、どこで演技が見られるのか、わかりません(涙)
また、同門のマカール・イグナトフも、
SP『あなたなしでは進めない』
FP『Je suis malade私は病んでいる』と、
アリエフ同様、陰鬱で美しいメロディーで挑みます。
FP『Je suis malade 私は病んでいる、恋の病?』は、昨シーズン、ジュニア女子のダリア・ウサチョワが、胸を打つフリーの演技を見せた曲です。
上記のビデオには、ニューシーズン、メランコリックな曲で攻めるルカヴィツィン一家の夏合宿の様子が紹介されています。
サマリンとスヴェトラーナコーチも映っています。
アリエフファンの私としては、『SOS d'un terrien endétresse』を見られる日を、心待ちにしています。
年末のロシア国内選手権? そんなに先?? まじ??