オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

【解説翻訳】ザギトワ、真凛、かおちゃん2017Jr.世界選手権SP

こんばんは。台風の影響は大丈夫ですか?

東京も、すごい豪雨に見舞われました。

 

さて、ISUが2017年のジュニア世界選手権の映像をYouTubeで公開しています。

テッド・バートンさんが、当時の映像を一部解説しています。

 


Ted's Take: Ladies Short Program | #WorldJFigure 2017

 

その中で、女子SPの上位3名、アリーナ・ザギトワ、本田真凛、坂本花織選手についての解説を、ざっくり訳しました。

 

気軽な気持ちで訳し始めたものの、けっこう時間がかかってしまい…

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細部が雑なので、誤訳をスルーしてくれる方のみ、ご覧いただけますでしょうか。

 

最初に「みなさんこんにちは。2017年のジュニア世界選手権を振り返り、すでにシニアに上がった若く才能ある選手たちを見るのは、興味深く楽しいものです」みたいなコメントが入ります。

 

1位 アリーナ・ザギトワ

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まずは、アリーナ・ザギトワです。

『サムソンとデリラ』を滑りました。

音楽には緊張感とドラマ性があり、それを表現するには、

パーフェクトに滑る必要があります。

そして彼女は、それをやってのけました。

並外れた演技をご覧ください。

 

アリーナを見ていて感じるのは、

すべての要素の細かな部分を、辛抱強く、焦らずに、

振付と技術要素を確実にこなしていることです。

スピンのスピードと柔軟性、力強さをご覧ください。ワオ!

 

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ステップシークエンスでの、エッジと手の動きを見てください。

私は、この動きが好きです、ココのところです。

すべて片足でこなしています。

まさに、審判席の目の前で、すばらしい演技を見せています。

 

立ち上がると、コンビネーションジャンプの準備に入るために、

素早く加速していきます。

加速し、態勢を落としてから、スピードに乗って離氷します。

トリプルトゥループのしっかりとした着氷。

 

スピードと勢いをつけて、ステップにつなげてからのトリプルループ。

要素と要素の間のすべてのつなぎが、なめらかです。

ここもまた面白いステップからのダブルアクセル。

 

ずーっと同じ足でステップし、ターンして脚をあげて、まだ同じ足に乗っています。

こういう細かいところが、選手たちに差をつけます。

ストレイトアップから、レイバックスピンに入り、

スピードを上げて美しいビールマンスピンへ。

 

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そして最後のスピンです。

音楽は、ドラマチックでダイナミック。

彼女の演技もまた、ドラマチックでダイナミックでした。

ただもう極上の、2017年ジュニア世界選手権のショートプログラムの演技でした。

言うまでもなく、この一年後、彼女はオリンピックチャンピオンになりました。

なんというすばらしい演技だったでしょうか。

 

2位 本田真凛

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内面と外見の自然な美しさを、

スケートやプログラムに投影する選手がいます。

2位になった日本の本田真凛は、『スマイル』の音楽に合わせて滑りました。

演技を見た人はみな、笑顔になりましたとも。

繊細でチャーミングで、アスリート精神にあふれた演技に、

微笑まずにはいられないと思いますよ。

この若いアスリートが、あなたに笑顔を運びます。

 

真凛の演技は、いつも人々の気持ちを穏やかにします。

彼女の演技は、この『スマイル』の歌詞が真実だと思わせてくれます。

 

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ここでコンビネーションジャンプ。

トリプルフリップは、いつも高さがすばらしいですね。

そしてトリプルトゥループの美しい着氷。

 

真凛はスケーティングが軽やかで、加速もよどみがありません。

そして音楽が、彼女の個性にパーフェクトに合っています。

 

すばらしいスピードからのトリプルループ。すばらしいスピードでした。

すべての動き、エッジ、要素の質が高いです。

終盤のダブルアクセル。

存在感のある演技です。

 

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(フィニッシュ) 

すごくチャーミングで喜びにあふれた様子です。

なんと感動的な日本の本田真凛の演技でしょう。

まったくもって、素晴らしい演技でした。

 

3位 坂本花織

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ショートプログラムで銅メダルに輝いたのは、

とてもパワフルでスピードのあるスケーター、日本の坂本花織です。

彼女は、ジャンプの滞空時間が長いんです。

この日の彼女のように、楽しくエネルギーに満ちた

『アーティスト』の曲で滑りました。

じっくり見ましょう。

 

彼女のリンクカバー率は、プログラムを通じてすばらしいです。

楽々とスピードを上げていきますが、

最初の要素への入りを見てください。

 (ホホゥ) やわらかな着氷、すばらしいスピード、絶妙なジャンプです。

 

美しいサイドポジションのレイバックスピン。スピードがあります。

脚をつかんで、ヘア・カッタースピンからビールマンスピンに入ります。

レベル4を目指しているだけでなく、質がとても高いです。

 

すーばらしいリンクのカバーとスピードから、トリプルフリップに入ります。

(ちょいちょいちょい!!) 飛距離と高さを見てくださいよ。アメージング!!

 

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すばらしいステップからダブルアクセル。

すごくエネルギッシュなステップです。

難しい要素をすべてこなして、

フィニッシュに向かって、もう存分に演技ができます。

そして、彼女は、そうしています。

 

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おぅ、アメージング。両手でガッツポーズが出ました。

日本の坂本花織による、なんと並外れた演技でしょうか。

 

その他の言及

  • 韓国のイム・ウンスの美しい演技。繊細だが激しさもある演技でショート4位。シニアで目にするような演技でした。

  • ロシアのポリーナ・ツルスカヤは、コンビネーションジャンプで転倒してしまいましたが、音楽の細部まで演じたプログラムは、特別なものがあり、見る喜びがありました。

  •  米国の若いブレイディ・テネル。私たちは、今日すばらしいスケーターになった彼女の3年前の能力を目にし、スケーターとして成長する姿の目撃者になりました。(ざっくり)

以上、雰囲気だけでも伝われば幸いです。


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