こんばんは。
今季新しくロシアで開催されているロシアカップ。第3戦ソチ大会の男子SPを見終わった種子島ぴーです。
この大会は、ドミトリー・アリエフ、ミハイル・コリヤダという
私の好きなロシア男子スケーター2人が出場しています。
アリエフは、怪我の治療のため、先のテストスケートで滑ることができませんでした。
ですので、今シーズン、私は初めて彼のスケートを見ます。
対するコリヤダ君は、テストスケートでは絶好調の神演技を見せたものの、
ロシアカップ第2戦では、ジャンプの失敗が続いて「またメンタルが??」と
周囲を心配させています。
そんな二人は、新旧王者対決として注目されており、
6分間練習から、画面に同時に映し出されるのですが、
なんと、二人とも衣装がグリーン!!
コリヤダ君は、すっきりスマート。
アリエフは、貫禄を感じます。
って、単に衣装の装飾の問題か?!
私は、「アリエフとコリヤダ君、どっちを応援すればいいのぉぉ?」と踏み絵状態でした。
最初に登場したのは、コリヤダ君。
曲は『レッツ・ゲット・ラウド』です。
コリオが体に染み込んでいて、かなり滑り込んだことがうかがわれます。
冒頭の4T+3TでGOE+2.66!!
フリーレッグが曲がっていてヒヤッとしましたが、転倒がなければノープロブレム!!
続く3Aも+1.6。
お家芸ルッツは、失敗して2回転になったかと思うほど余裕があり、+2.36。
みんなの心配を吹き飛ばしました。
ミーシンも大喜び。
101.72で100点超えでしたが、点数に対しては笑顔なしでした。
続いて登場したのは、アリエフ。
今回の大会は観客を入れない代わりに、(スタンドに関係者?がいました。歓声が大きいけど効果音か?)
リンクの周囲に何か所も設置されたボードに、
選手に対する応援のメッセージやイラスト、写真が映ります。
コリヤダ君は、こんな感じ。
アリエフは、当初予定していた『苦悩する地球人のSOS』を止めて、
平昌オリンピックシーズンに滑った『仮面舞踏会』アゲイン。
衣装は、前回の赤からグリーンへチェンジ。
詳しく見ていませんが、冒頭のコリオは、オリンピックのときと同じでした。
6分間練習のときから、調子が悪そうだったアリエフ。
練習不足もあると思いますが、風邪をひいているのか、鼻をスンスン言わせていました。
ナイスミドル風の力強い『仮面舞踏会』。
浅田真央さんのときもそうでしたが、体力を消耗する音楽です。
見ていて苦しそうでしたが、
4Lz、4T+2T、3Aと、気合で着氷。
この辺りは、すっかり貫禄が付いた気がします。
ただ、スピンは、練習量が足りていないのか、アリエフらしくないクオリティで、レベルも取れませんでした。
しかし、心配していたルカ兄貴は、無事に演技を終えたアリエフにチュッ♡
笑顔、笑顔でした。
得点は、94.0。
4回転を2本入れましたが、出来栄え点がコリヤダ君より取れていません。
そして、私が懸念していたのは、アンドレイ・モザリョフの存在です。
昨シーズンはジュニアで、鍵山優真選手と競っていた選手です。
ジュニア世界選手権では、鍵山選手を抑えて優勝。
ジュニアグランプリファイナルでは、鍵山選手がモザリョフを抑えて優勝しています。
このモザリョフが、本当にうまいんですよ。
安定感があるうえに、コーチがモザリョフに全力投球していて、
選曲やコリオもすごくいいんです。
このモザリョフが、コリヤダ君やアリエフの上に来てしまうのではないかと…密かに恐れていました。
曲は、『sodeness(part2) by Enigma feat.Anggun』
動き出した瞬間から、ものすごい存在感です。
不思議な手の動きもGOOD!!
しかし、冒頭の4回転フリップで、ものすごい転倒の仕方をして、尾てい骨を強打。
ちょっと心配です。大丈夫だったかな。
続いて4T+3Tを跳んでGOE2.66。3Aも+2.80。
キレが半端ないです。
点数は、90.66でしたが、4回転を2本入れているので、
フリップが成功していたら、アリエフを抜いていました。
そのアリエフも、フリーで4回転の本数がコリヤダ君を上回れば、
ルッツもありますし、逆転は大ありです。
アリエフは、意地を見せると思う。新作フリーも見たい!!
そして、コリヤダ君の神フリー『ホワイト・クロウ』も、もう一度みたい!!
アリエフとコリヤダ君、どっちを応援すればいいのぉぉ???