こんにちは。今朝は早起きして昌磨が出る「TOKYO応援宣言 未来は褒めることから」を見て、再びベッドにもぐり込んだ種子島ぴーです。
いやー、すばらしい番組でしたね。
日曜の朝にふさわしい、思わず笑顔になれる内容でした。
が、もしかして、放送されなかった地域もあるのでしょうか?
「TOKYO」応援宣言だから、東京だけ? いやいや、東京オリンピックの「TOKYO」ですよね??
昌磨は名古屋出身だし、目指すとすれば北京だし、現在いるのはスイスだし。
というわけで、見られなかった方のために、私が番組をざっくり言葉で説明したいと思います。(しょぼくてすみません)
まず、一言でまとめると、ステファン・ランビエールの魅力が炸裂する構成でした。
出だしは、昨シーズン、競技生活のスランプに陥っていた宇野昌磨選手の映像から。
フランス大会での、痛そうな転倒の数々も出てきました。
「よくあれで、手首をねんざしなかったなぁ」と思うくらい、激しい手の付き方をしています。
「宇野昌磨という名前に見合った成果でなければいけないという気持ちがあったんですけど、わいて出てくる楽しさや向上心が少なくなっていた」。
そこへ登場したのが、救世主、“シマウマ伯爵”ことステファン・ランビエール!!
そんなランビエールコーチの指導は独特
データに基づいた細かな指導……ではありません!!
振り付けの練習をする宇野。すると、一緒に滑っているのはコーチ。
一般的にコーチは、リンクの外から指導するのですが、
ランビエールコーチは、選手に寄り添って一緒に練習するスタイル。
と、『ダンシング・オン・マイ・オウン』(←これDOMOじゃないですね。本当に振り付けしてるのかも?)を、昌磨と一緒に滑るランビ伯爵の映像が。
明らかに、体の動かし方が昌磨よりも上手い(笑)
というか、軽く流している昌磨に対して、ランビ伯爵は全力でバレエジャンプ&ターン!!
いつも、一緒に演技を通しているような印象であるが…
バレエのレッスンでも
いっしょぉぉ!!
と、しなやかな体の動きをみせるランビ伯爵。
明らかに昌磨より上手い!!
というか、誰よりも上手い(笑)
「私、ステファン・ランビエールも、TOKYOオリンピックを目指します」と、言いだしそうな展開ではあったが(笑)、そうではありません!!
独特の指導法のクライマックスはここからです。
さらに驚いたのがこちら !!
転倒した宇野に…拍手ぅ!!
ジャンプに失敗して転倒する昌磨を見て、拍手するランビ伯爵。
いったいなぜ、ほめているのでしょうか?
もし私が彼らの個性を無視してあれこれ毎回指示していたら、
それなりの選手にはなるかもしれまませんが、
一流の選手にはなれないと思います。
話はそれますが、ランビ伯爵、最近ほっそりして、昔に戻ったみたいな気がしませんか?シマウマ時代と顔のほっそり具合が同じです。
ここで再び、昌磨登場。
「“跳べなかったら怒られる”という先生っていう立場ではなく、
解決の糸口を一緒に考えてくれて、
考え込まないように、言葉を選んで話して接してくれます」。
その結果が表れたのが、全日本選手権。
あのどん底を味わったグランプリ大会から、わずか1か月後。
難しいジャンプを、次々と成功させます。
そして優勝し、記者会見の席で…
「ステファンコーチの元で練習するようになって、
スケートの楽しさを改めて知ることができて、
本当にスケートを諦めなくて、ここで諦めなくてよかったなって」。
宇野にスケートの楽しさを思い出させたステファン・ランビエール。
彼は考える…未来は褒めることから。
最後は、二人のラブラブツーショットでコーナー終了。
番組のコメンテーターみんなが自然と笑顔になり、
2人の愛を祝福していました。どん底から全日本で難しいジャンプを決める昌磨の姿を見つめていました。
ということで、ランビ伯爵の魅力を、若干のコメディ要素を交えながらお送りされた「未来は褒めることから」。
まるで、彼が常に生徒と一緒に通し稽古をし、負けじとバレエレッスンをしているかのような展開ではありますが…スケーターとしては一流の現役ですしね。
選手のプロを同じリンクで一緒に演じることで、“熱”とか体の動かし方とか、滑る楽しさを伝えているのかもしれません。
ランビ伯爵が『グレスピ』を演じているのを、すごく見たいです。
というわけで、ステファン・ランビエールの株がますます上昇し、ストップ高になりそうな勢いの素敵な番組でした。