こんにちは。暖かい日差しに、心も弾む種子島ぴーです。
昨日、今日と、水と空気のきれいな山間部に来ており、
久しぶりにマスクをはずして、清らかな空気を吸い込んでみました。
スイスの村も、こんな感じなのかなー。知らんけど(昌磨風に)
さて、「昌磨の新プロは『ボレロ』ではないか?」という話題が、ちらほらと出ています。
本当にそうなのかどうか、私には断言できません。
例のテレビ朝日 TOKYO応援宣言『未来は褒(ほ)めることから』で、
「ランビエールコーチは、選手に寄り添って一緒に滑るスタイル」という場面があり、
ランビ伯爵と共に滑る昌磨のバックで流れていた曲が『ボレロ』だったからです。
確かに、ボリュームを上げて聞くと『ボレロ』です。
「背後で通しをしている選手の曲かも?」と疑ってみましたが、
その時いたのは紀平選手だから違うし、
振りが曲にあっているので、2人が滑っていたのは『ボレロ』なのでしょう。
取材にきたテレビクルーの前で、発表前のプロを見せてしまうものなのでしょうか??
コーチ変更直後のステファンインタビューで、
「僕たちは、オリンピックシーズンを見据えた話もしている」と語っていました。
「こういう曲で滑っては?」とか「いつかボレロを」みたいな話はしていたのかもしれませんね。知らんけど(昌磨風に)
『ボレロ』という曲は、単調なリズムながら、奥行がとんでもなく深い曲。
動きが美しいダンサーやスケーターであっても、
線が細いと、音に負けてしまう曲だという印象があります。
空間を支配する力、リンクの空気を押したり引いたりして動かす力がないと、
観客の目を引きつけておけない気がします。
そういう意味では、昌磨がやると聞いて、「なるほどそうか!!」と。
「現役男子選手でやるとすれば、昌磨かな」と。
かつて、NBCのインタビューで、ステファン・ランビエールは、昌磨の芸術性について、このような内容を語っています。
ひとたび氷上でステップを踏むと、昌磨は信じられないほどエモーショナルなオーラを放ちます。その点は、並外れています。
彼の表現は、非常に強い感情と静かな力の両方を放つので、観客をぞくぞくさせるのです。
昌磨にとってはごく自然なことですが、彼がそれに気づいているかどうかは分かりません。彼はとても音楽性があり、動きの中に自然な流れがあるのです。
Q 昌磨の長期展望は?
(ラ)昌磨の滑りは、ユニークな個性と感情をもたらします。抒情的なスケートで、強さを発揮します。ショートプログラム(グレスピ)も、あんなに暖かなエネルギーをたたえています。彼が滑っているとき、彼の中の炎を感じることができるでしょう。技術を向上させ続けて、彼の個性を表現できるレベルまで引っ張り上げる努力をしていきます。
ランビ伯爵は、「昌磨にいつかボレロを滑らせてみたい」と思っていたのかもしれませんね。
振付師としても、創作意欲をかき立てられるプロではないでしょうか。
近年では、町田樹氏の長編大作やソチオリンピックのカロリーナ・コストナーが記憶にあります。
私は、モーリス・ベジャールwithジョルジュ・ドン(バレエのお話)の解釈に衝撃を受けたので、
出だしの動きも含めて忘れられないのは、アイスダンスのトービル&ディーン組です。
あの時は、二人で空気を動かしていたからなー。独りで演じるのは、なかなか大変だと思います。
もう一人!! 私が思う『ボレロ』を演じるにふさわしいスケーターは、
ステファン・ランビエール。
実は、昌磨の新プロが『ボレロ』なのではなく、
ステファン・ランビエールのアイスショーの新プロが『ボレロ』…ってことはないですか??
昌磨は、練習しているステファンと一緒に踊ってみているだけだったりして。
誤「ランビエールコーチは、選手に寄り添って、一緒に滑るスタイル」✖
正「宇野昌磨は、コーチに寄り添って、一緒に滑るスタイル」〇
今シーズン、ロシアのワリエワ選手が、フリーで『ボレロ』に挑戦していて、
「身体が故障しちゃうんじゃないか??」というような、せわしないコリオを演じています。
ジャンプを組み込むのは難しそうなので、全日本選手権でいきなり昌磨のボレロが見られるイメージはありませんが、
エキシビションで見られる可能性はあるかもしれません。
そういえば、少し前に、ドミトリー・アリエフが元々新プロに予定していた『悩める地球人のSOS』で練習している映像を見ました。
怪我で取りやめになっていたディマーシュ・クダイベルゲンの曲です。
こちらも、どのタイミングで見られるか楽しみです。
あと一週間でロステレコムですね。
はぁ~早いよ。あっというまに年末だ(笑)