国際スケート連盟が、12月10日木曜日の会議で、
グランプリファイナルと欧州選手権ほかの中止を決定しました。
理由は、「新型コロナウイルスの世界的なパンデミック状況の悪化と、
それによる主催者と参加者のリスク増大を考慮したため」です。
以下、国際スケート連盟のレターを要約します。
新たな中止決定は、以下の3大会です。
- ヨーロッパフィギュアスケート選手権2021
2021年1月25〜31日、クロアチアのザグレブで開催予定。 - 世界ジュニアシンクロナイズドスケート選手権 2021年
2021年3月12〜13日、フランスのリヨンで開催予定。 - ISUグランプリファイナルシーズン2020/21
北京開催の代替案が模索されていましたが、確実に中止になりました。
世界選手権は、今のところ、2021年3月22日から28日まで、スウェーデンのストックホルムで開催される予定です。
が、衛生状態がさらに悪化し、残念ながら世界選手権が予定通りに開催できなかった場合は、残りのシーズンをどうするかを、再考します。
パンデミックの状況が許せば、
2021年4月15〜18日に大阪で開催予定のワールドチームトロフィーに加えて、
他のフィギュアスケートイベントを開催するかどうか、といったことです。
(以上)
欧州選手権は、中止になるだろうなと思っていました。
欧州と言えば、ロシアが中心ですが、
今年からスタートしたロシア・カップは、怪我による故障者や新型コロナ感染者が続出し、棄権と欠場の嵐となっています。
シェルバコワもサマリンもいません。
最終的には、メドベ―ジェワ、アリエフ、トゥクタミシェワがコロナに感染し、
リンクメイトのコリヤダ君なども棄権。
ジュニアから特別出場したワリエワが独り勝ち・・・という、
なんとも言えない状況になっています。
イギリスは、スケートリンクが閉鎖されたままで、国内選手権も中止。
フランスやイタリアは、頑張っていますが、そのほかの国は活動もままならず、
主賓のロシアが壊滅状態となれば、開催する意味はなさそうです。
グランプリファイナル中止も、ロシアの影響が大きそうですね。
ネイサン・チェンの優勝は幻となりましたが、米国やカナダの状況を考えても、
もう誰も動くのは無理・・・だと思います。
私はとにかく、全日本選手権が無事に開かれてほしい。
そう願うだけです。