こんにちは。昨日のお誕生日には、たくさんのお祝いの言葉や企画が飛び出して、大忙しだった宇野昌磨選手界隈でしたねー。
その中でも、全日本選手権が近づいて、なんとなく落ち着かない気分の私に、
核心を突く矢を放ってくれたのが、ナウボイスでした。
ずーっと、試合で滑る姿を見ていないですし、
「全日本選手権に向けて、昌磨がどういう精神状態でいるのか」は、気になっていました。
きっと、みなさんもですよね?
試合ができる喜びは当然あるにしても、「いきなり初戦だしなぁ」と。
それに対する昌磨の答えは、
「もちろん不安がないと言ったらそんなことはないですけど、でもやっぱり試合に出たいなっていう気持ちが強かったですし、試合に出ている人たちをテレビで見ていたりするとすごい気持ちが上がったので、ようやく試合に出ることができる楽しさというのがあります」
みんなが試合に出ているのを、スイスから見てたのね!!
やっぱり、無関心ではいられないですよね。
日本の大会だけなのか、スケートアメリカやロシアカップも
見ていたのかわかりません。
大好きなネイサン・チェン選手の演技は、何かしら見て興奮していたと思います。(たぶん)
コリヤダ君の『ホワイト・クロウ』は見たかな?
コロナ禍でも、世界のどこかでトップ選手が戦う試合が開催できたのは、貴重でした。
全日本選手権も、世界中のスケーターを刺激する大会になりますよね、きっと。
五連覇については、私は大会放送CMを見るまでは、意識の中にありませんでした。
日本中のスケーターが目標にする大会で、すでに四年連続で王冠を手にしているだけでも、すごいことだと思います。
スポーツというのは、大会のその瞬間に、
心技体を最高の状態に持ってこられた人が勝者です。
柔道でも体操でも水泳でもそうなのに、
フィギュアだけ欠場者も含めて語るという非スポーツマンシップを、
テレビ放送は今年こそ止めていただきたい。
・・・と、話がそれてしまいましたが(笑)、
“五連覇”というのは、テレビ的には盛り上げ材料だし、
触れないのも不自然です。
ただ、昌磨本人が目指しているとは思えません(笑)
本人のコメントとしては、
「『五連覇をする』って聞くと、自分が挑戦されるみたいな感じに捉えられちゃうのかなと思うので、僕も皆さんと一緒に優勝を目指して頑張っていきたいなと思います」
そうなんです。もっと純粋な気持ちでした(汗)
わくわくしながら優勝を目指す側でありたいという、昌磨らしい答えでした。
「それまでの実績なんて、“今”滑っている自分に取ったら、何も関係ない。その大会はその大会だと思っています」と。
そして、今シーズンは何度か大会&EXで滑って、世界中から注目を集めている鍵山優真選手。
彼が今年、どこまで昌磨に迫ってくるのか、それとも抜きに来るのか、ジャンプは4+2じゃなくて4+3じゃなきゃ的なところも(わかります??)、気になっているわけですが、
「やはり男子は、今、特に誰が優勝するかわからないっていう、それもまたね、全日本の面白さでもあるんですけど」
という言葉を聞いて、昌磨の高揚感が私にも伝染してきました。
聖夜に何かが起こる。
それが、日本フィギュア界の風物詩。
うーむ、わくわくしてきました。
そして、
「まずは全日本選手権という大会を開催していただけることに、感謝と嬉しさ両方あります。こういう状況の中で大会を開催するというのは、難しいことでもあったと思う。そういう大会ですので、全力で取り組んでいきたいですし、すごい楽しみです」
と、感謝の気持ちも忘れない昌磨。
私も、大会運営チームは、心身ともにたいへんだと思いますよ。
開催に対して抗議活動をしている人もいると聞きます。
そんな中、スタッフ100人集まれば、その中にコロナのPCR検査で陽性反応を示す人が、1人はいてもおかしくない。
「自分のせいで大会中止になったらどうしよう」って、たいへんなプレッシャーの中で、準備をしているのではないでしょうか。
今年も、全日本選手権を最後に引退する選手が何人かいますし、
なんとしても、なんとしても、なんとしても、無事に開催されてほしいです。
「いつもの年であれば、自分の良い演技を見せたいというのがあるんですが、今年ももちろんあるのですが、こういった中で大会を開いてくれるっていうことから、僕はこの全日本というものを、みなさんの記憶に残るような全日本選手権になるように、微力ながら力になれたらなと思っています」
昌磨が全力で挑むだけで、
全日本で輝くような演技をするだけで、
この大会は、特別なものになると思います。