こんばんは。帰宅してから配信期限の22時まで、
繰り返し名古屋フィギュアスケートフェスティバル(以下、名フェス)の動画を見ていた種子島ぴーです。
フィギュア王国名古屋の人たちが大切にしている、すばらしいアイスショーです。
例年は、お正月明けに名古屋まで行ったりしませんし、
ニュースや動画で見る程度ですが、
今年は、配信してもらえたので、本当によかったです。
全スケーターが全般的に全くもってすばらしかった!!
全日本選手権よりもいい演技、気持ちいい演技をした人が多かったと思います。
新田谷選手などは、「最高の滑りをお見せします」と言って、
本当に最高の滑りを見せるからすごい。
名古屋のスケーターたちは、地元の人たちの前で、いちばんいい滑りを見せたいのではないでしょうか。
名古屋の観客って、目が肥えてますよね?
ふと思ったのですが、もしかして、全員、スケートが出来たりするのだろうか?
昔、やっていたとか、子どもが習っているとか…
進行や選手紹介も、体温を感じます。
「日本のアイスショーなんだから、日本語でええよ」と思う…
もちろん、英語の紹介もかっこいいですけどね。
名古屋のたくさんの企業がサポートしている大会だと思いますが、
名古屋のスケーターを支援するために、
映像に字幕を付けて、有料で世界に配信すればいいのに。
手抜きをしているスケーターが一人もいない、すごいクオリティのショーですよ。
それか、クラウドファンデイングにして、返礼を選手の写真データにすればいいのに。
または、選手の写真を散りばめた、スケジュール帳を勝手に販売すればいいのに。
うーん、どこかで聞いた話だな。確か、フランス方面・・・
さて、今回の昌磨のプグラムは、『Oboe Concerto』。
全日本選手権のときよりも、素敵になっていました。
昌磨の中で、初演よりも世界観が明確になったのかな?
オーボエの主旋律が流れてきた瞬間、ノスタルジックな世界にググッと引き込まれて、泣きそうになります。
リンクを半周して、空気を切るような3Aへ。
スイスから戻って、着氷が後ろに引っ張られるように、すーっと流れるようになりました。
過去に続くトンネルを突き抜けて、違う世界に連れていかれたかのような感覚。
過去のどの場面、どの記憶というわけではないけれど、
なんだか懐かしく温かい気持ちになって、
目頭が熱くなり、ついでに鼻の頭も赤くなり…(笑)
演技に切れ目がないので、私の感情も途切れません。
重心を低く安定させたまま移動する、ランビ伯爵直伝の技を習得したのだろうか。
とにかく、足元がきれい。
そういう意味では、“今だから滑れるプロ”ということになるのでしょうか?
2本目のアクセルに入る前の、肩を抱きしめるしぐさが、引き続き好きです♡
これ、反応が良ければ、来シーズンのSPに採用されるのかな?
ここからは、超本音で書きますが、今後意見や感想が変わる可能性大なので、
1月5日時点のつぶやきとさせていただきます。
『Oboe Concerto』は、全日本選手権のときよりも、濃密なプロになっていました。
だけど、この曲で試合を戦うのは、どうなんだろう?
- 審査員も観客も世界観に見入ると思う。
- とはいえ、4回転を入れて、この世界観はキープできるのか?
- トリプルアクセルだけで十分。エキシで見たいプロ。
- 騒々しいオリンピック会場で、この曲は映える?
- 「冬」とかぶる部分を感じる。
- オリジナリティのある動きがもう少しほしい。
- しかし、昌磨が得意な分野で勝負するのもいい。
- 試合が少ない中、人前で2回も演じたメリットは大きい。
- 初見より2回目に見ると、いいような気もしてきた。
みなさんは、どう思われますか?
来季SPとして演じてほしいですか?
結局のところ、昌磨本人が滑りやすいのが一番だし、
私が悩まなくても、ランビ伯爵がちゃんと考えると思います(笑)
独創的な動きに関しては、賢二先生が振り付けた時点では、もう少し独特の動きがあったと推察します。
昌磨が省略しているだけかも(笑)
昨シーズンフリーの『ダンシング・オン・マイ・オウン』も、
最初は少し大味でしたが、今では別物ですよね。
This and Thatのお二人も全日本を見たようで、
「昌磨のフリーの虜になった」「感情を揺さぶられて、音楽を感じた」というようなことを話していました。
「次のオリンピックに向けて、昌磨はより注目される(メダル)候補者になった」と。
『ダンシング・オン・マイ・オウン』は、最終的には、
昌磨が指先で、五線譜の川を自在に操っているようなプロになりました。
だから、最初の印象ではわからない。
私は、フリーは、本音を言えば『サロメ』をやってほしいです。
宮原選手が使っているので、たぶん使わないと思いますが(笑)
昌磨のフリーは、後半で盛り上がって何かドラマが起きることが多いので、
昌磨と観客の気持ちがどんどん高揚していく曲で、
最後の力を振り絞って演じる昌磨に、パワーを与えてくれるような曲がいいな。
そんなことを考えながら、来シーズンのプログラムをあれこれ想像して待つ、楽しい時間です。