こんにちは。一夜明けて、心地いい疲労感に包まれている種子島ぴーです。
さて、宇野昌磨の逆転表彰台を願っていた私ですが、
最終グループもその前のグループも、もっと言えばすべての選手が各自のストーリーを背負ってこの場に出てきており、
誰かの失敗など、とても願えない気持ちでした。
とはいえ、昌磨とコリヤダ君の演技も終わり、私の願いはただ一つ。
ネイサン・チェンの優勝でした。
SPの演技後、一部に「ネイサンの点数が高すぎ」「PCSが●●選手より高いのはおかしい」という声が聞こえてきて、
(一応触れておくと、私の中のSP1位は鍵山優真です。点数低すぎ。ネイサンや羽生くんが同じ演技をしたら、110点くらい出ていたと思う)
ネイサンが心を痛めていないか、演技に影響しないかと心配でした。
6分間練習でも、ジャンプのあと顔をしかめていたし・・・
しかし!! しかし、しかし、しか~し!!
私の凡人シンキングの1億光年向こうから、
ネイサンは信じがたい演技をリンクに展開してくれました。
まず、シェイ=リーン・ボーンのクローゼットから借りた衣装を、米国選手権以降も返却せず、引き続き着用。
世界選手権にふさわしい衣装に変えてこないところが、まさに天才です!!
そして、一つひとつのジャンプを、100%のポジションからタイミングを見計らって決めていく。
全部が教科書ジャンプのよう!!
それが、まじでしびれるんです!!
ネイサンが一つジャンプを決めるたびに、ビリビリ、ビリビリ。
最初の4回転ルッツなんて、加点が4点台で度肝を抜かれましたよ。
そのあとも、スーパークリーンな4回転フリップとトゥループのコンビなどなど、
完全に地球外演技でしょう、これは(笑)。
さらに、つなぎの動作、ポジションもバレエのテキストに出てくるかのようで、
美・美・美!! 指先まで神経が行き届いていない動作が、一つもない。
美とテクニックの完全融合でした。
さらに、ラストのステップでは、『ドラゴン怒りの鉄拳』と言った感じで、
感情が爆発。
くー、しびれたーーー。
ネイサンに感電させられました。
ズブズブとネイサン沼に沈んでいく私。
やがて、ぽっかりと浮き上がり、昌磨沼に帰っていくのであった(笑)
甲子園の選手宣誓のように、くっきりはっきり意志を込めて答える昌磨がすてき。
今夜のエキシビションには招待されていないようですが、
国ごとの人数の関係でしょうがないのかな。
男子14位のモリスが入っているのは、アリ氏とのジョージアつながりか?
それとも、「アラジンと魔法のランプ」のエキシが好評だからかな。あのプロ好きだけど。