オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

「かっこいいんじゃね? 」ボレロの選曲は、昌磨のスケートと相性がいい

こんばんは。毎日のように、昌磨から新しい情報が発信されて、うれしい悲鳴の種子島ぴーです。

 

昨日配信が開始された「ナウボイス」では、昌磨が新フリー「ボレロ」について、

とりわけ、アイスショーでも話題をさらった「バレエジャンプ」について話してくれました。

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私も、あのバレエジャンプは、プログラムの終盤、体力的にシンドイ箇所で、

「とーりゃー」とステペンがぶっ込んでいるので、

どういう状態が完成形なのかわからなかったんですよね。

ショーでも、毎日、形が違うような気がしたし(笑)

 

昌磨先生によりますと、

「バレエジャンプって本来、後ろ向きに飛んで前向きに降りたりするんですけど」(つまり、半回転とか4分の3回転っていうことなのかな)

「僕のは一応、一回転してるんですよ(エッヘン)

「で、1回転したとき片足で降りるんだったら、身体を外に回しても着氷できるんですよ、左足がフリーなんで。簡単に言っちゃうと、片足のほうが簡単なんですよ。両足のほうが難しい(エッヘン)

 

つまり、「片足を蹴り上げてから空中で一回転して、両足をそろえて降りる」が正式なコリオなのかな。

 

「あれ、結構好きなんですよ。今回イーグルが入ってないけど、ステファンらしい振付けだなと思いますし、やってて『かっこいいんじゃね? 』と思うし、難しいけどやりがいがある」。

 

かっこいいことについては、全面的に認めましょう。降参です(笑) 

でも、やってる本人もかっこいい気分でやってるって、いいですね。

私の頭の中では、壮大なスケールのSFファンタジー映画の主人公、王子、貴族って感じかな。

 

ナウボイスを聞いて、また「ボレロ」が見たくなりました。

ちょうど、tver(ティーバー)で、無料で見られます。

アイススケートショー「プリンスアイスワールド」

tver.jp

★昌磨の「ボレロ」は、1時間28分あたりから

 

ウオッ。これは、音楽が流れ始めた瞬間から、鳥肌が立ちますね。

この1000人で演奏しているような大迫力の荘厳な曲に、

昌磨の滑りと表現は、ぜんっぜん負けてません。

 

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すべての楽器の楽譜が、身体に染み込んでいるようじゃないですか?

 

鳥肌が立ちながら食い入るように見つめる私の耳に、

「宇野は、スケート靴が合わずに~」と、バロン君のように空気を読まない話を押し込んでくるアナウンサー氏。

まっちーの「なるほど(いや、今、それここで話しますか?)」というトーンの返しが好き(笑)

 

カメラに向けての、ぞくっとする視線、いいですね。

 

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畳みかけるようなステップに、昌磨も観客もぐーーーんとアドレナリンが上昇したところで、バレエジャ~ンプ!!

 

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あれ、片足着氷??(笑)

 

だけど、むしろ両足よりも難しそうな降り方。アキレス腱と太ももの筋肉が柔らかくないと、ぶちって切れそう。ぜひ、脚をご自愛いただきたい。

 

この演技をスタート地点にして、「ダンシングオンマイオウン」のときみたいに、

どんどん練られてエモーショナルになっていくんだろうな。

現時点で、存分にエモーショナルですけどね!!

 

まっちーの「ボレロ」の音楽についての意見にも、100%同意です。

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最初に「昌磨のオリンピックシーズンの曲がボレロかも」って噂が流れたとき、

正統派クラシックの「ボレロ」を思い浮かべて、

「ちょっとまずいんじゃないか‥」と思いました。

ワリエワのプログラムを見ても、なおさらそう思いました(彼女は、スーパー頑張っているけれど)。

 

(町田氏コメント)

「これはあくまで私の持論なんですが、クラシック音楽のボレロは、競技用プログラムには向かないと思っていました。

なぜならば、“タン タタタ タンタン”という一定のリズムが全景化しているので、

なかなか緩急をつけづらいですし、レベルを取るためにたくさんステップを踏まなければいけないので、どうしてもそのリズムを無視しなければならない部分が多く出てきてしまうからです。

しかし、こうして編曲されたボレロですと、リズムの主張が抑えられてメロディーが前に出ていますので、とても宇野さんのスピード感のある、なめらかなスケートと相性がいいと思いました」

 

まっちーのお墨付きをいただきました(笑)

私は、コーラスが入っているのも、疲れたときに天使さんたちが昌磨の背中を押してくれるようで、気に入っています。「トゥーランドット」を思い出します。

これから海外の大会でも披露されて、どこぞの国の解説者が、あーだこーだ言うかもしれません。

でも、私は、アイスショーで初めて見たときの衝撃、鳥肌、高揚感といった自分の直観を信じたいと思います。

「ボレロ」は間違いなく、宇野昌磨の代表作になります。


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