先日、カナダのオータム・クラシック開催が広報されたばかりですが、
カナダから残念なお知らせが入ってきました。
ジュニアグランプリシリーズのスケートカナダが中止になりました。
海外渡航を取り巻く状況は、新型コロナウイルスによって引き続き不確かなため、
2021年のジュニアグランプリシリーズ スケートカナダは、中止になりました。
大会は、８月25-28日に、エドモンド州のメドウズアリーナで開催される予定でした。過去18か月間にわたって、カナダスケート連盟は、世界的な健康危機に関する州および連邦の保健当局の立場を注意深く監視し、選手、コーチ、役員、ボランティア、観客の健康と安心に取り組んできました。
その結果、昨シーズンと同様に、すべての旅行者に対する連邦検疫ガイドラインと、有効なソーシャル・ディスタンスの要件によって、残念ながらイベントをキャンセルすることを決定しました。
「ジュニアグランプリのスケートカナダを２年連続で中止するのは、困難な決断でした」と、カナダスケート連盟のトップ デブラ・アームストロングは述べました。「しかし、スケートコミュニティにとって、明るい日々はやってくると信じていますし、アスリートにとって豊かなシーズンが訪れることを心待ちにしています」
「今年の夏、エドモントンに世界のトップジュニアスケーターを迎えられないのはがっかりしますが、近い将来、次世代のアスリートたちが競う場があると楽観視しています」(以下略)
2021 ISU Junior Grand Prix of Figure Skating Canada cancelled – Skate Canada
唯一の希望は、中止になつたスケートカナダの代わりに、フランス杯が２度開かれるということ!!
7つの大会のホスト国に、開催の意欲と可否を打診した結果、
「フランススケート連盟は、クールシュヴェルで、フィギュアスケートの2つのジュニアグランプリを連続して開催する意欲と実現可能性を確認。ISUは、2回目のジュニアグランプリを割り当てることに同意しました」
その結果、ジュニアブランプリシリーズの最初の2つの大会は、
2021年8月18〜21日と8月25〜28日に、フランスのクールシュヴェルで連続して開催されます。
ユニークで柔軟な解決策だと思います。
面子よりも冷静な判断を重視したカナダスケート連盟に拍手!!
受け入れを決めたフランススケート連盟にも拍手!!
困難な時期だから、安全性が確保できる国で、連続して大会を開いてもいいわけですよね。
ロステレコムも中国杯もスケートカナダも、全部日本で開いてもいいし、
NHK杯がアメリカで開かれてもいいじゃないか!!
えええー、そんなぁ～
と思いますよね??
だからこそ、選手に競技の場を与えること、選手の安全を確保することを優先した、
カナダスケート連盟とフランススケート連盟の英断が、わかるのであります。
ただし…シニアのスケートカナダも、ちょっと心配ですね。
