オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

コリヤダ君の新SPは『くるみ割り』

こんばんは。来日しているIOCのバッハ会長が、「日本国民」を「中国国民」と言い間違えるのを聞いて、なんだかぐったりしちゃった種子島ぴーです。

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何でもいいのか何処でもいいのかどーでもいいのかわかりません。ココロはすでに、北京なのかも。

 

それはさておき。

先日のISUアワードは、ロシアのミハイル・コリヤダ君を目当てに見た私。

 

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「エリザベータ・トゥクタミシェワ、ミーシャ・コリヤダ、エフゲニー・セメネンコがスペシャルなものをお見せする」と告知されていたので、

 

もしかしたら、新フリー『シンドラーのリスト』を世界初披露しちゃうのでは?

 

はたまた、リーザをコリヤダ君とセメネンコが奪い合うセクシー系プログラムが見られるのではないか?

 

と期待していました。

 

が、ミーシン&タマラ巨匠with巨匠チームがリンクで練習する様子は映ったものの、

コリヤダ君がセクシーダンスを披露する気配なし。

 

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練習風景はあったけれど

 

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ジャンプも跳んでくれたけれど

 

コリヤダ君が特別プロを演じる代わりに登場したのは、

ステペンの親友、コフコフ兄さんことマキシム・トランコフでした。

 

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ヘイヘイヘイヘイ

 

コフコフ兄さんは、変幻自在なキャラとトークが買われて、最近引っ張りだこですなー。

 

で、コフコフ兄さんがリーザ相手に、セクシーアイスダンスを披露。

 

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キメ!!

コリヤダ君は、周囲を囲んでざっくり踊る群舞みたいな感じになっておりました。

 

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おーい😭私の時間返してくれ~

 

そんな期待外れなアワードにがっくりする私に、うれしいニュースが!!

それは、コリヤダ君の新SPが、チャイコフスキーの『くるみ割り人形』に決まったということ!!

 

私がバレエ音楽の中でダントツで好きなのが、『くるみ割り人形』。

先日のプリンスアイスワールド横浜公演で、

昌磨が白い衣装を着て、『くるみ割り人形』の行進曲に合わせて目の前を滑っていったときは、アドレナリンが全身をかけめぐりました。

(全員登場のシーンで、ゲストチームとして群舞で滑ったパートです)

 

そういったわけで、コリヤダ君が『くるみ割り人形』を滑ると聞いて、

アドレナリンもスタンバイOK状態です。

 

でも、どの曲を使うのかな。

インタビューで、「数えきれない曲を聞いた中で、この曲がピントきた」と話していたので、

「ピンとくる曲ってインパクトの大きな曲?」「軽快な曲?」とあれこれ考えていました。

 

が、ついに判明。

『アダージョ』らしいです。金平糖の精と王子さまが踊る場面の曲です。

 

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キエフ・バレエのお二人

 

なんと、なんと、『くるみ割り』の中で、私が一番好きな曲ではありませんか😆😆😆

この曲を聞くと、無条件に鳥肌が立って涙が出そうになるんです。

 

2017年の世界選手権で、ミーシャ・ジーのラストダンスか?!と言われたフリーもこの曲でしたよね。

宇野・羽生・ハビ選手だけじゃない!ミーシャ・ジー感動の世界選手権"ラスト"フリー翻訳。 - オオナゾコナゾ

 

かつて私は、コリヤダ君のことを、「ボリショイ劇場の王子様といった気品あふれる背筋が素敵」とブログに書いています。

クラシック音楽を演じさせたら、当代一のたたずまいだと思っていました。

 

それが、勝負の年にクラシック音楽をやると…。感涙です。

衣装だって、絶対に王子様風の白いフリフリ着てくれるよね!!

 

 ロシアのお家芸だから、ボトムも白以外はノーOKだよね!!

全身ホワイトのコリヤダ君なんて、保存版王子様だと思う。(と、暴走気味の妄想)

 

ゴールデンスケートの記事によると、

「以前は、クラシック音楽が好きとは言えなかったけれど、この曲を聞いて鳥肌がたった」とコリヤダ君。

おぉー、私と同じだー(と、勝手に喜ぶ)

 

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Goldenskate Photo © Tatjana Flade Published: July 10, 2021

https://www.goldenskate.com/2021/07/mikhail-kolyada-4/

 

コリヤダ君の曲選びは、まずメロディを聞いて、いいと思ったらプレイリストに入れる。歌詞はその次らしいです。

「この曲は、終わりに向かって力強さを増していって、本当にすばらしい」と。

 

ミーシン巨匠もタチアナ・プロコフィエバもコリヤダ君の提案を喜んでくれて、『ホワイト・クロウ』に続いてアベルブフが振付をしたそうです。

アベルブフなら、また繊細な世界を創造してくれていそうです。

 

と、完全な古典の世界を思い描いていますが、

まさかの現代版『くるみ割り』ってこともあるのか?!

昌磨の『ボレロ』も、予想した曲と全然違う、斜め上から降ってきましたからね😅


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