オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

「今年はちょっとくらい期待して欲しいなと思います」by昌磨

こんばんは。さて、昼間に放送があったフレンズオンアイス。

とてもいい番組だったと思います。

アイスショーの演技を流すというよりも、

オリンピックを目指す出演者と荒川静香さんの対話、といった感じでした。

 

みなさんの地域で放送されたのか、すでにBSなどでご覧になったのかわかりませんが、

とてもいい内容かつ、宇野昌磨ファンとしては、気分が明るくなる内容だったので、

不要かもしれませんが、一部書き起こさせていただきます。

(画像がないのが申し訳ない)←モアレってるけど雰囲気だけ追加🙏

 

N)今回(フレンズオンアイスに)5回目の出場となる宇野昌磨。そこで、荒川に今だから話せる本音を語りました。

荒)まずは、コロナ禍の状況で新しく始めたことを。

宇)家族にペットが増えたっていうのが大きいと思います。

♪たららった~らたらた~Emmaちゃんとのショット登場。今より、少し小さいEmmaちゃん♡

 

f:id:tanegashimapi:20210918231313j:plain

 

N)実は去年宇野家に、ワンちゃんの新しい家族が増えました。

荒)それによってどんな変化がありました?

宇)僕がどんな心境でも、いつもどおり接してくれるというのは、やはり心の拠り所です。

N)さらに愛犬がいることでこんな効果が。

宇)お母さんに怒られる回数がすごく減りました(喜)(歓)(悦)。(お母さんが)すごく犬の面倒を見るので、(お母さんの)目が、あまりこっちに来なくなりました(笑)(笑)

めちゃめちゃうれしそうな昌磨。

 

荒)宇野選手とそしてまた弟さんが成長されたことによって、お母様の手を離れていくのが寂しかったのかもしれないですね。

宇)それは間違いなくあったと思います。お母さんに一番プラスになったんじゃないかなと、正直思います。

 

N)まもなく北京オリンピックシーズンを迎える宇野。実は前回のピョンチャンで、印象深いシーンがあったという。

宇)ネイサンチェン選手を見た時に、本当に五輪というのは特別なんだなと。

 

N)金メダルも期待されていたネイサン・チェン。

ショートプログラムで転倒が続き17位。メダルは絶望的。

迎えたフリースケーティング。オリンピック初の4回転ジャンプ5本を決める会心の出来で、フリーではトップとなりました

 

宇)トップで国を背負って戦うのは、とてつもない緊張感、しかも四年に一回しかないという気持ちが、すごい特別なものにさせているのかなと思いました。

 

荒)今回はいろいろなキャリアを積んで、4年間歩んできて迎える五輪。どのように挑戦したいと思っていますか。

宇)楽しみでは、あります。ここ四年間で、いろんな気持ちの変化があり…

 

f:id:tanegashimapi:20210918231349j:plain

 

N)実は宇野、平昌オリンピックから一度だけ引退を考えたという。

宇)本当にやめようかなと思った時期も一度だけありました。

 

N)それは2年前のグランプリシリーズフランス大会。

転倒が重なり、総合8位とシニアで初めて表彰台を逃しました。

 

宇)僕は、結果を残す自分にしか価値がない。正直そう思っていました。ただ本当に、拍手が温かかったんですね。会場の拍手で涙がこみ上げてきて、いろんな方面に感謝の気持ちが芽生えるようになりました。

 

f:id:tanegashimapi:20210918231417j:plain

 

N)感謝を胸に現役を続行した宇野。いよいよオリンピックシーズンへ。

荒)目標・意気込みは。

宇)4回転ジャンプの調子も、例年より比べ物にならないくらい上がってきていますし、スケートに対する気持ちがすごく前向きで、今年はちょっとくらい期待して欲しいなと思います。

 

「今年はちょっとくらい期待して欲しいなと思います。」

 

N)フレンズの練習で宇野は、昨シーズン組み込んでいた4回転トーループに、4回転サルコウ、4回転フリップと3種類の4回転に加えて、4回転ループも成功するなど、好調をアピール。

荒)お話を伺えて、すごく皆さん楽しみにしていると思いますので、怪我だけは気をつけていただいて、楽しんで頑張ってください。

宇)ありがとうございます。

N)この後、成長した宇野昌磨のショートプログラムをお届けします 。

(いったんCM)

コラントッテさんも、いいタイミングでIN 

♪肩、コラントッテなぁぁ♪

 

N)宇野昌磨。オリンピックに向けた候補の一つと語る『オーボエ・コンチェルト』。

ここで演技が始まるのですが、

この演技が、すばらしいのなんのって!!

静寂の中で、わたしの醜い心を清めるような、神々しい演技でした。

 

いっそ、神話の世界のゼウスみたいな布をまとって演じたらどうなの?

と思うくらい、神々の世界でしたよ。

 

とはいえ、『オーボエ・コンチェルト』で着ている衣装、しつこいですが、昌磨の衣装の中で、一番好き。一番洗練されていると思います。

 

というと、他の衣装に対して失礼ではありますが、初めて見た時から一目ぼれです。

『月光』のときにマシューさんが作ったんでしたっけ?

華やかさといい、透明感、ソフィスティケイトされている感といい、最高!!

 

これを超える『オーボエ・コンチェルト』の衣装は思いつかないのですが、

とりあえず、マシューさん、激忙しそうですし、昌磨のSPも決まっていない(?)みたいですしね。

 

N)まずは宇野が世界で初めて成功させた大技。4回転フリップ。

さらに4回転トゥループから、トリプルトーループ。

そしてトリプルアクセル。

 

すべてのジャンプが音楽と一体化していて、

音の中に現れて、音の中に消えていく感じ。

軸も回転スピードも、とてもとてもきれい。

タメをつくってターンするときの重心の移動もなめらかです。

 

ここまで素晴らしかったら、ステペン先生が合格点を付けると思うのですが、

いかがでしょうか、ステペン先生?

 

N)今はトリノオリンピックの銀メダリスト、ステファン・ランビエールさんの元で練習。

2年前に一度、スケートをやめようと思ったこともありましたが、応援するファンの拍手に支えられ、続けることを決心。

より感謝の気持ちを持って、演技するようになったといいます。

目の前の試合、練習を積み重ねた先にある北京オリンピック。

それに出場できるように全力を尽くすと語った宇野昌磨です。

 

先行き不透明なオリンピックシーズンですが、

昌磨の充実感や心の華やぎが伝わってきて、とてもうれしい放送でした。

そして何より、神々しいまでに深淵な演技に、滝に打たれたような気分です。


にほんブログ村