オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ボーヤン新プロ&ヴィンスと見比べ。

さて、アジアン・オープン・トロフィーで楽しみにしていたことの一つに、ボーヤン・ジン選手の新プロお披露目がありました。

 

ショートの『グリーン・デスティニー』は、ヴィンセント・ジョウ選手と、サントラから同じ部分の曲を抜き出して使用していましたね。

 

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Boyang JIN (New!!!) SP 2021-2022 Olympic Season, Asian Open Trophy 2021, Figure Skating, Beijing - YouTube

 

ボーヤンは、大会直前に盲腸になって入院していたとか。

だから、まだ滑りこめていないので、完成形ではないと思いますが、

ヴィンスのプロのほうが、コリオが練られている印象でした。

 

で、ふと思い出したのですが、ヴィンスのプロも、ローリーの振付だった気が・・・

 

ボーヤンもローリーの振付らしいので、中国をルーツに持つトップスケーター2人に、同じ曲をおすすめしたということなのか?

 

ヴィンスが、もう一度『グリーン・デスティニー』を滑るとは知らなかったのかな。

一度、振付をお願いしてお支払いが終わったら、特に連絡しないものなのでしょうか?

 

ウィキを見たら、ジェフリー・バトルの名前もあったから、中国武術的な脚色は、ジェフが味付けしたのかしら?(←根拠なし)

 

二人の『グリーン・デスティニー』を見比べてみたのですが、

(注)ヴィンスは、ネーベルホルン杯の2季目傑作演技、ボーヤンは、今大会の病み上がり初戦演技 なので、単純な比較はできません。

 

ヴィンスは、指先やつなぎの所作に、中国武術のエッセンスがたくさん。

プログラムに溶け込んで、作品を完成させています。→Vincent Zhou_2021 Nebelhorn Trophy FS - YouTube

 

最初のジャンプに向かうときに、審判席の前で「抱拳礼」という挨拶をするんです。

 

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香港映画ばっかり見てた私には、おなじみのポーズなのですが(笑)、

右手のこぶしを左でつつんで、「私はあなたを攻撃しません」という意味だ、と教わりました。

しゃれてますよね。

この礼は、演技後に観客に向けてもやっています。

 

ほかにも、こういう腕づかいや、

 

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こういう腕づかい、

 

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ステップシークエンスの中に、「鶴のポーズ」みたいなのも入ってます。

滑りながら肘をそっと触るしぐさも、繊細で好きです。

 

フィニッシュのポーズは、ボーヤンもヴィンスも似ている気がしました。

 

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ボーヤンは、オリエンタルな雰囲気がしない、洋風の『グリーン・デスティニー』なのかな。

 

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CCTV5

フリーのボレロは、「クラシックギター演奏版かも」っていう予想は当たっていました。

でも、途中からは、正統派ボレロに近い音でした。→Asian Open 2021 FP - Boyang Jin - YouTube

 

『ボレロ』は、体力が必要な曲で、自分にパワーがないときに背中を押してくれる曲ではないと思います。

自分の内側から、エネルギーを徐々に高めていくような曲だと、私は思います。

だから、病み上がりのボーヤンには、かなり演じるのが大変だったと思います。

イナバウアーのシーンは、盲腸のお腹を心配してしまいました。

 

前半の『祈りと踊り』も、ものすごく滑るのが難しそうな曲だと感じました。

でも、選んだのには、何か理由があるんでしょうね。

 

新しいボーヤンに期待です。

そして何より、母国開催のオリンピックシーズンが、ボーヤンにとって、幸せなものでありますように。

 

それにしても、中国が団体戦を視野に入れているなら、

ハン・ヤンも補欠で控えておくべきだと思うのですが…。

 

もしくは、男子の団体戦から個人戦へのぶっとびスケジュールを見ると、

男子シングルには、期待していないとも思えます。

どうなんでしょうか。


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