こんにちは。2週間後に迫った世界選手権への
ネイサン・チェン選手の出場が確定したようです。
昌磨のためにも、とてもとてもうれしいです。
北京オリンピック前は、グランプリシリーズの結果を受けて、
ネイサン・チェン、ヴィンセント・ジョウ、宇野昌磨、鍵山優真の4人がメダルを争うのではないかと言われていました。
特に、スケート・アメリカでネイサンを破ったヴィンスは、「金メダルの可能性もあり」と目されていました。
米国内では、ネイサンvsヴィンスだったんですよね。
しかし、ご存知のように、コロナ感染のため個人戦には出場できず。
4人が競い合うことはかないませんでした。
ヴィンスは、団体戦のフリーでも、早くから現地入りしていたにもかかわらず、疲労の色が見え、コロナの兆候はあったのかなと思います。
個人戦棄権が決まった後、「世界選手権で米国代表として戦いたい」「未来の自分が今の自分を誇れるように」と、気丈に決意を語っていたヴィンス。
世界選手権では、会心の滑りを見せることが予想されます。
また、ネイサンは、「金メダリストは、オリンピック直後の世界選手権を避ける」という通常パターンに沿って、出場しないことも予想されました。
「出場する」という噂がオリンピック後すぐに流れたり、「出ないかもしれない」という話になったり、「スケートを続けるかどうか答が出ていない」というような発言から、「出場を迷っている最中なのかな?」と思ったり、チームメイトのミハル・ブジェジナ兄貴の「俺はワールドには出ねぇけど、チームラファのサポートをするぜ」発言から、「ネイサンのサポートだろう」と憶測したり。(個人的な見解です)
もちろん、ネイサンの演技を見たいのもありますが、
ネイサンが出ないと昌磨ががっかりしちゃうもの(笑)
ネイサンが出たほうが、モチベーションがぐーーんと上がりそう。
そんなわけで、祝ネイサン世界選手権出場!!
現代最高難度の技術と表現力の両方を併せ持つ4選手が、
世界選手権2022で頂上決戦を行います。
4人が順当にトップに並んでも、うち1人は表情台に乗れません。
厳しい戦いです。
宇野昌磨の
見る者に言葉を失わせる静ひつな『オーボエ協奏曲』と、
私の中の炎を呼び覚ます『ボレロ』。
ネイサン・チェンの
360度どこからシャッターを切っても美しい『ラ・ボエーム』と、
地球を飛び出し宇宙スケールでお送りする『ロケットマン』。
ヴィンセント・ジョウの
スタジアムをプラネタリウムに変えるような『ヴィンセント。スターリー・スターリー・ナイト』と、
細部に武術の精神が宿る血沸き肉躍る『グリーン・デスティニー: 臥虎蔵龍』。
鍵山優真の
黄金の膝がリズムを奏でる『When You're Smiling』と、
クライマックスに向けて鳥肌を誘う『グラディエーター』。
私は、この4人に「ジャンプばっかり」とか「ジャンプ競争」とかいう言葉を使うのは、まったくのナンセンスだと思っています。
鍵山選手は、表現面は成長途中だと思いますが、
昌磨をそばで見ながら、ズズズイーーット進化中。
楽しみです。
ひじょーに楽しみです。
世界情勢がとんでもなく大変な状況ではありますが、
「2022年の世界選手権男子は神大会だった」と言わせてほしい。
4人のうち誰が不調でも、成り立ちません。
全員が絶好調で、試合を迎えられますように。