オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

三原舞依がスケカナに招待された理由が、ここにある。

こんばんは。スケートカナダ、見てますか?地上波はこれからかな。

(ネタばれは、そんなにないと思います)

 

カナダスケート連盟から招待されて出場している、三原舞依選手。

女子SPの第一滑走に登場しました。

 

スケートカナダって、6分間練習のときに、選手が滑る曲も紹介するようです。

 

「マイ・ミハラ from ジャパーン。ショートプログラムは、クロード=ミシェル・シェーンベルク作、ラ・ミゼラブルより『I Dreamed A Dream 』を滑ります。北京で開催されたアジアンオープン2021の金メダリストです」

 

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うぉーーー、舞依ちゃん。楽しそう。うれしそう。はずんでる。

笑顔でコーチに上着を渡して、元気にリンクに飛び出していきました。

なぜか、私が泣きそう。

 

後でインタビューを見たら、会場の温かい拍手と歓声、「Welcome Back Mai」の応援幕を見て、感動していたとのこと。

 

そして、演技の前、中野コーチの代わりの若い男性コーチ。

この瞳はどこかで見たことがあると思ったら、川原星さんじゃありませんか!!

 

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しかも、「手を温めてきた」って、コーチと選手がダブルで泣かせにかかるよー😭

 

♪  I dreamed a dream in time gone by

過ぎた時の中で、私は夢見ていた

♪When hope was high and life worth living

望みは高く、人生には生きる価値があった頃

 

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冒頭は、やさしく風に乗るような2A。

歓声が沸き起こる。

 

力むことなく、3回転ルッツと3Tのコンボ。

舞依ちゃんの顔から微笑みがこぼれる。

会場からも歓声。きゃー、わー、ふぉー。

 

最後のジャンプは、歌声のノビに合わせて、ストレッチの効いた着氷のフリップ。

ほんと、安定性が抜群です。

スピンは、すべてレベル4。

 

丁寧に感情を乗せながら刻んでいく最後のステップ。

アジアン・オープンのときよりも、表現が外向きになったように感じました。

感情を、より強く押し出しているような。

 

演技が終わって大歓声と大拍手。

私も一人スタンディング・オベーション😭😭

舞依ちゃんも、ガッツポーズ!!

たぶん、中野コーチも日本でガッツポーズしてると思う。

 

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3シーズンぶりのグランプリ大会で、ほぼノーミスの演技です。

可憐さと強心臓の不思議なバランスを持ったスケーター。

 

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美しい・・・

67.89。点は、もう少しいただきたい(笑)

でも、表現にはまだまだ伸びしろがあるし、

ジャンプも手を上げて跳ぶ練習をしているらしい。

70点台の前半くらいまでいけば・・・オリンピックも・・・

 

はぁ~、いい演技でした。

舞依ちゃんの周りには、いつも愛や感謝があふれている。

結局、これが、カナダが招待してくれた意味だと思うんです。

 

最終グループの演技は、ワリエワ、トゥクタミシェワ、コストルナヤにアリサ・リュウまで3Aを跳んで、えげつない次元の戦いだったけれど、(それもまたすばらしい)

 

リンクに満ちるヒューマンな空気は、

フィギュアファンが絶対的に必要としているものだと思う。

スケート・カナダは、素敵な大会になりました。

 

フリーも、力を出し切れますように。


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