オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

吸血鬼に青塗りアラジンetc.ロシア勢が頑張ったスケカナEX

こんにちは。昨日、帰宅したら、ブログに尋常ではないアクセス数があり、何事かとおびえました。深く考えないようにしたいと思います😅

 

さて、スケートカナダのエキシビション、地上波放送はなかったみたいですね。

私は、テレ朝の有料配信で見ましたが、さすがに、月曜朝から見るのはムリ…。

深夜に、がっつり2時間半のショーを見させていただきました。

 

今回、私がすごいなぁと思ったのは、ロシアのみなさんです。

最近、ロシアはフィギュアスケート人気もあって、いろいろなアイスショーがありますよね。

だからでしょうか。みなさん、「これぞエキシ!!」っていう感じの演目を準備していらっしゃる👍

 

まず第一部に登場したエフゲニー・セメネンコ。

ほかのスケーターと同じく、英語曲で粛々と滑るのかな…と思ったら、

あれ、韓国語が聞こえる? 日本語も聞こえる?

 

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と思ったら、韓国の男性アイドルグループ TOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー)の『永遠に光れ (Everlasting Shine)』でした。

 

永遠に光れ (Everlasting Shine)

 

なぜこの曲を選んだのでしょうか?

NHK杯にはエントリーしていないから、「大阪開催のグランプリファイナルを意識?」。

もしくは、「北京オリンピック出場を意識して、日本と間違えた?」。

もしかして、「K-popファンなのか?」。

この曲は、テレビアニメ「ブラッククローバー」のオープニングテーマらしいです。

ということは、「日本アニメ好き?」。

 

つまらない憶測している間に、調べろよ!!と思いつつ、疲れていたので調べませんでした😅

しかし、日本語が聞こえたことで、セメネンコにぐっと親近感がわいたのは確かです。

 

コストルナヤの衣装が最盛期(と言ったら失礼ですが)『トワイライト』の時と同じだと思ったら、別バージョンの『トワイライトのサントラよりいろいろ』でした。

 

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すごく生き生きと演じていて、試合のときよりも魅力的。

過去プロに戻ればいいのに・・・と思いました。

 

で、この方もロシア勢のくくりに入れてしまいますが、モリス・クヴィテラシビリ!!

『アラジン・メドレー』は、エキシの名作だと思っています。

 

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試合で何位に終わろうとも、「僕、アラジンの衣装と青いドーラン持参してます」って言われたら、私がショーのプロデューサーだったら、「はいはいはーい」と参加をオファーしちゃいますよ。

 

そしてこのプロのいいところは、同じ試合に出ているエテリ組の美女を、

その時々で登場させられること。

今回は、ワリエワ選手がジャスミン役。モリシーニーとタタン、タンと楽しく踊ります。

 

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このプログラムの難点は、すぐにメイクが落とせないこと。

フィナーレにメンズチームでかっこよく踊るシーンがあったのですが、

モリスだけが、この格好で違和感ありありに踊ってました。

 

リーザ姐さんも、アラジンなんかにゃ負けられません。

ミュージカル『ムーランルージュ』より、『スパークリング・ダイアモンド』。

 

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こ~んな感じの、丈がきわどいタキシードを着て始まりましたが、

やがて、帽子をぬいで、まとめた髪をほどいて・・・

 

最終的にはタキシードも脱いで、♪フォー、フォー状態に。

もはや、お約束ですね。

 

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ペア2位になったロシアのダリア・パブリシェンコ&デニス・コダイシンも、趣向を凝らしたプログラムでした。

 

『Epic movie』のサウンドトラックby Hans Zimmer。

まずは、白塗りの幽霊が登場。怖いよー。

 

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この演出、斬新じゃないですか?

首筋に女がかみついてリフト。

 

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最後は、血を吸われた首に異変が起きて、男が死に、吸血鬼が笑いながら去っていきます。すばらしい!!(何が??)

 

そして、ワリエワの『Shutting Down Grace’s Lab』。映画『アバター』のサウンドトラックです。

これがまた、衣装もヘアスタイルも、美しすぎる。

どーなってるんだ?!という美の世界。

 

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競技用に作ったプロなのかな。ジャンプも完璧に跳んで、ため息しか出ませんでした。

すごくいい。めちゃめちゃいいプロです。

束ねた髪を効果的に使っているのも素敵でした。

 

と、ここまで、ロシアのみなさんのご紹介でした。

 

そして、日本からは3名の選手が招待されました。

ケージ・タナカの『Pump It』も見たかったが・・・ロステレコムに期待。

 

まずは、山本草太選手の『You are so beautiful.』

さわやかなブルーのシャツ。

 

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晴れ晴れとした表情が、「フリーの後半建て直せたのは成長した部分」という収穫を手にした心境を映しているよう。

 

♪ゆぁびゅーてぃふぉー ゆぁびゅーてぃふぉー いっつとぅるー

 

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画面よりも実物を見たほうが、スケートの美しさがわかる選手です。

移動しているだけで、美しい。

これは、自分に向けて歌っているのかも(笑)。鈴木明子さんの振付ではあるが。

 

樋口新葉選手は、『プリマベーラ』。

当初は、新SPの予定で滑っていたプログラムですね。

 

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競技会仕様なので、他の選手のエキシ用プロよりも、迫力がありました。

こういう演技が見られると、観客としても得した気分になります。

 

三原舞依選手は、映画『グレイテスト・ショーマン』より『ネバー・イナフ』。

曲のチョイスが、彼女と重なって素敵。

 

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スケートの美しさはもちろんですが、

舞依ちゃんアイスショー恒例の連続ジャンプ(今回は4連続ジャンプ)や、

超回転ツイヅル(今回は11回転くらい?)、こういうのが入ると、お客さんも盛り上がります。すごい歓声でした。

 

そのほかに印象に残ったのは、キーガン・メッシングさんの『1、2、3、4』by Alan Doyle。

スケーティングがうますぎる!!そして、動きが速すぎる!!楽しすぎる!!

観客とのコンタクトもすごい。

 

スケートのうまさで盛り上げるっていうのは、エルビス・ストイコとか、カナダのアイスショーの十八番ですね。

 

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バックフリップというかバク宙も見せたのですが、

フィナーレでは、なんと「伸身宙返り」も見せました。体を丸めないで、ピーンと伸ばしたまま、後ろに回転する技です。身体能力がすごすぎる。

開催国のスターということで、ショーを盛り上げました。

 

そして、王者ネイサン・チェン。

アメリカ大会から1週間足らずで、しっかり戻してきた能力は尊敬しかありませんでした。

エキシは、『The Nights』 by Avicii。

 

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ネイサンのすばらしさの一つは、型の美しさにあると思います。

どこからどう切り取っても、決まっている。

それで、4回転を軽々と跳んで、氷の上で自在に遊んでいる宇宙人って感じですかね(笑)

 

以上、ざっくりとしたエキシの感想でした。

そして、今週末は、イタリア大会です。

そして、念のため、このブログは宇野昌磨系ブログです(爆)


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