オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

コストルナヤ北京断念、カニシェワ引退。

2年前は北京の金メダル候補だったコス

間違いなく優秀なコーチ陣だけど、いろいろと問題提議されているエテリ組。

今週、立て続けに残念で複雑な心境になるニュースが入ってきました。

 

ひとつめは、「コストルナヤ選手が、手の骨折のため、オリンピック代表争いから離脱する」という発表です。

骨折が治るのに、6週間~8週間かかるそうです。

 

 
 
 
 
 
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写真の瞳に、胸がしめつけられるようです。

 

「ロシア以外の国であれば、コストルナヤほどの選手なら、手を骨折していても、オリンピック代表に選ばれたかもしれないのに…」と残念に思ったり、

 

なぜこんなに早い時点で、「北京をあきらめて4年後のオリンピックまで頑張る」と宣言したのだろうか…といぶかったり。

 

彼女は、北京オリンピックで優勝した後、引退して医学部に入学したい、と話していた記憶があります。でも、4年後までスケートをやることにしたのですね。

 

以前、ブログでこのように書きました。

 

4回転を跳びながら、ライバルに負けじと練習し過ぎることで、エテリ組は、誰がいつ怪我をしてもおかしくないというか、サドンデスの様相を呈してきたな、と。こうなると、オリンピック選考の時点で無傷だった人が、勝つのでは…。「最後に笑うのは、適度な練習量のコストルナヤではないか?」と思ったりするのですが、いかがでしょうか。

 

しかし、まさかのコストルナヤ選手が、怪我で離脱してしまいました。

アクセルジャンプを練習中に、転倒したのが原因だそうです。

エテリ組に出戻るときの条件が、「3か月以内にトリプルアクセルを取り戻すこと」だったと思いますが、まだ完全には戻っていませんでした。

なんということだ・・・

 

そして、ダリア・ウサチョワ選手もロシア選手権に出場しないことが決まりました。オリンピック戦線からはずれることを意味します。

ついでに言及すると、男子のサムソノフ選手も出場しません。

 

同じチームでこんなに多くの選手が、オリンピックを棒に振るような怪我をするなんて…。普通ですか?

 

ロシア女子で、オリンピック代表争いをすると見られていたのは、サムソノフ君をのぞくこの7人です。

 

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サムソノフ君は、男子部門です。
  1. シェルバコワ 〇怪我&病気でも出場
  2. コストルナヤ ×腕の怪我で断念
  3. トゥルソワ ?足の怪我でGPは撤退
  4. ワリエワ 〇絶好調
  5. ウサチョワ ×腰の怪我で断念
  6. フロミフ 〇無事
  7. トゥクタミシェワ 〇絶好調

「ロシア女子のオリンピック代表は、ワリエワ、トゥクタミシェワ、シェルバコワに決まっている」という話が、チラホラと聞かれます。

 

「トゥルソワが復活したら、点数的にはトゥクタミシェワの上に行く可能性があるのではないか?」と思いますが、ロシアでは、点数や順位は関係ないことが多々あります。スケート連盟や、重鎮たちの話し合いで決まるイメージがあるんですよね。

「トゥクタミシェワをオリンピックへ!!」というのは、既定路線な気がします。

 

現在、無事なのは、ワリエワ、フロミフ、シェルバコワ、トゥクタミシェワの4人。

ということは・・・マイヤ・フロミフが・・・危ない!!😱

根拠はないけど、なんとなく…ね。

 

天才美少女カニシェワ引退

さて、エテリ組つながりですが、少し前にショックを受けたニュースがありました。

エテリ門下のアリョーナ・カニシェワが、引退してコーチになるというニュースです。

 

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まだ16歳ですよ!! 16歳!!

16歳と言えば、現役のスポーツ選手として花を咲かせる時期です。

「裏方(といったら失礼ですが)に回りたい」と思うものですかね?

 

彼女は、サンボ70でほかのコーチにスケートを習っていて、

13歳のときにジュニアグランプリファイナルで3位。

美貌と天才的なスケーティングで、次世代のスターと目されていました。

 

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from georgy_kunitsa13 instagram

昌磨の右に立っている女の子かな。

 

が、エテリ組に移って4回転トゥループに挑戦し始めたところで、怪我をして14歳でシングルを引退。アイスダンスに転向していました。

 

シングルが天才的だからといって、アイスダンスで才能を発揮できるわけではなく、

改めて「高橋大輔はすごい」と思い知ったわけですが、

どういう理由かわかりませんが、よそへ移った後、カニシェワ選手は引退となりました。

 

ロシアの情報を読んでいると、本人の意志と関係なく、ペアやアイスダンスの相手を決められたり、「体重を落とせないなら、さようなら」というケースがままあるようです。

 

カニシェワ選手が、自分の意志でコーチになりたいと思ったならいいのですが。

そうあることを、願います。

 

そういうわけで、マイヤ・フロミフ選手が怪我をしないことを祈っております。


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