こんばんは。明日から、いよいよ全米選手権が始まりますね。
しかし、アメリカは、新型コロナウイルスの新規感染者が、3日に108万人と過去最多を記録。
感染者が出ないほうが不思議な状況での大会開催です。
そして、恐れていた事態が…
ペアのアレクサ・シメカ・クニエリム&ブランドン・フレイジャーのブランドンが、コロナに感染して、大会を棄権することになりました。
ブランドンが、インスタでビデオメッセージを発信しています。
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内容としては、
「アレクサと自分は、今週の全米チャンピオンシップに参加予定だったけれど、昨晩、僕にひどい症状が出たので、大会規定に従ってメディカルスタッフに申告。PCR検査を受けたところ、コロナ陽性の判定が出て、現在は部屋で隔離状態にある。大会は棄権。安全が最優先なのは重々承知。コロナの症状もかなりつらいが、大会で戦えないことがもっとつらい。みんなの健闘を祈る」というような概要です。
オリンピック代表の選考がかかった試合…
ブランドンは、泣いてます。見ているこちらもつらいです。具合も悪そう。
昨年の全米選手権で優勝しているペアであり、
一昨年は、クニエリム選手が、夫のクリスとのペアで優勝しています。
北京オリンピックに出場できる可能性が高かったペアなので、
棄権は断腸の思いだと思います。
たぶん、救済策があるように思いますが…どうなるでしょうか。
この数日で、全米にエントリーしているほかの選手が感染する可能性は、低くはないと思います。
ネイサン・チェン選手のように、ダントツで成績を残している選手であれば、考慮されると思いますが、
3位、4位、5位を争っている選手であれば、「残念だった」でスルーされてしまう気がして怖い。
怪我なら、出場の可否は本人の判断に任されますが、
コロナは、陽性であれば出場不可です。
ペアやアイスダンスは…相手も出場できなくなるので、つらさは計り知れません。
北京オリンピックまで1カ月となりました。
IOCは、開催を確約したそうですが、
全世界でオミクロン株が猛威を振るっています。
オリンピック村にで世界中のスタッフや選手、コーチが集まれば、
選手の中に絶対に感染者が出るはずです。
それが、とても怖いです。
金メダル候補でも感染したら、それで終わりなんですよね??
不条理だ…
フィギュアスケートの場合、団体戦もあるので、
出場する選手は、隔離期間も含めて長期間、中国に滞在することになります。
とても心配…そして不安。
「UNO1ワンチャンネル 宇野樹」では、昌磨が、もうオリンピックの買い出しに出かけていました。団体戦に出るのでしょうか?
出なくても、代表3人全員が現地で控えるのが普通でしょうから、なんとも言えませんが。
優真くんと一緒に戦うのも、昌磨としては燃えそうですね。
ところで、こんなときに、余計な話ですが。
平昌オリンピック金メダルペアのアリオナ・サフチェンコさん。
ブルーノ・マッソが引退した後、「アメリカでペアを結成して北京オリンピックを目指す」と言って、T・J・ナイマン選手と練習していたので、
「いつになったら大会に出てくるかなぁ」「グランプリ大会には出ないの??」と、待っていました。
途中、T・J・ナイマン選手が性犯罪で告発されていたので、「???」と思っていましたが、とっくに決裂して、いい相手が見つからないのでコーチ業に戻ったようです。
クニエリム選手が、サフチェンコさんに師事していた時期があったようなので、ふと思い出しました。
全米選手権でコロナ感染がこれ以上広がらず、選手たちが力を発揮できますように。
全日本選手権が無事に開催できたことを思うと、
その数週間前のグランプリファイナルが中止になったのは、よかったのだと思うことにします。