オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

昌磨だけじゃない。世界フィギュア選手権2022が楽しみな理由

こんばんは。3連休ですね。

いよいよ明日から、世界選手権ウィークがスタートします。

公式練習も始まりますが、チームジャパンはもう現地に向かっているかな。

友野君は、今夜のプランタン杯が終わってからの合流ですね。大変だ~。

 

さて、私は、今回の世界選手権がものすごーーく楽しみです。

 

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が!!

  • オリンピック直後の世界選手権は、メダリストが回避しがち
  • ロシアの選手が出ない
  • 中国の選手が出ない

ということで、

  • 盛り下がるのではないか?
  • メダルを獲れてもトップ選手がいないからでは?

といった話が、想定内ですが出てきています。

もしかすると、実況解説者も、そういったシラケル話を織り交ぜてくるかもしれません。

 

しかしですね。何度も何度もブログに書いてきましたが、

 

試合当日にその場に行って戦えること。

 

これが、勝敗や順位を語る上での必要最低条件です。

 

怪我や病気、オリンピック後のモチベーション喪失などで、

「この状態で試合に出ても演技ができない。勝てない」と判断したから欠場する。

 

選手本人たちは、わかっていると思います。

そして、出場する仲間を讃えていると思います。

 

特に、今回は、

  • オリンピックイヤーで、
  • コロナのパンデミック中で、
  • ドーピング問題も宙ぶらりんで、
  • 戦争でロシアとベラルーシが出場禁止で、
  • 中国が意味不明に不参加な大会です。

この条件下で、心身をコントロールして試合に挑む選手たちの意志の固さ・輝きたるや、ダイヤモンド級でしょう。

 

よって、どこの国の解説者であれ報道陣であれ、

 

「〇〇選手が出場していない世界選手権で金メダル」だの「表彰台」だの言ったり書いたりした人は、瞬間的に軽蔑させていただきます。

(直接的な表現で申し訳ないですが😆)

 

そして、今回の世界選手権が待ちきれない私の楽しみポイントは。

昌磨、ステペンをぶっ壊して!!

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ステファンと磨き上げた『ボレロ』の集大成が、どのような結末を迎えるのか。

練習と試合は違うので、特別な時間と空間の中で、昌磨が自分とどのように戦うのかが見たい。演技後のステファンの反応が見たい。ファンにとって最高にしあわせだった2021-22年シーズンを見届けたい。そんな思いです。

 

願わくば、ステファンが喜びでぶっ壊れるような演技をプリーズ!!

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こういうのが見たい!!

 

“かなだい”を世選で見られる!!

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存在自体が、まず楽しみ。「高橋大輔9年ぶりの世界選手権」って、前代未聞でしょう!!

フイギュア界へのインパクト、強すぎです。強すぎて笑う(笑)

海外実況の驚きコメントも楽しみです。

 

そして、“かなだい”は、見るたびに高速で進化しているので、四大陸選手権からの変化に驚く心の準備完了です。

 

ところで、「10位以内に入って、来年の世界選手権2枠を取りたい」というのは、二人の「目標」であり、自分たち自身に対する「期待」だったと思うのですが、

 

世界選手権の記事や動画で、いつのまにか「世界選手権2枠を取るという“使命”」にされてましたね。

 

オリンピック代表に「あえてしなかった」選手に、日本アイスダンス史上最高のミッションを課す権利は、誰にもございません!!

 

 

ロシア不在の女子シングル

ロシアの、というかエテリ組のいない女子シングルの風景を、もはや思い出せません。

この世界選手権を境に、ジャッジの点の出し方が変わるのか変わらないのか。

私自身の価値観や演技の見方に変化が起こるのか。自分自身の変化にも興味があります。

 

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ずっとPCSが抑えられてきたように感じる樋口新葉選手やクラコワ、グバノワの点数の出方にも注目しています。

ただし、変わらないのもおかしいし、変わってもスポーツとしておかしいという、矛盾は抱えていますが。

各国スケーターの個性がクローズアップされる期待もあります。

 

ロシア女子が不在だから「つまらない」のではなく、「おもしろい」のです。

 

ヴィンスの遅れてきたオリンピック

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screenshot from govincentzhou Instagram

北京オリンピックでメダルを期待されながら、コロナに感染して個人戦に出られなかったヴィンス。「米国代表として世界選手権に戻ってきたい」と言っていた彼の本気を見たいです。

 

SPの『ヴィンセント』が素敵すぎたら、泣いてしまうかも。

大好きなFP『グリーン・デスティニー』では、ゾーンに入った演技を見ながら三々七拍子でいっしょに手を叩きたいです。

 

ウクライナの選手たち

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ウクライナスケート連盟サイトより

★ウクライナ女子シングル、ロシア出身のアナスタシア・シャボトワはエントリーしていません。訂正します。

 

戦禍を逃れて、ウクライナの選手が、各部門に出場予定です。

十分な練習ができる環境にはないようですが、

北京オリンピック・パラリンピック同様、「自分たちが出場することが、国が存続していることを意味する」という思いから、試合に参加するのだと思います。

今大会は、ウクライナとの連帯とサポートを表明しています。戦時下の大会といえると思います。

現地には行けませんが、パソコンの前で応援します。

 

りくりゅうペアの癒し

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いつ何時演技を見ても、自然と流れる涙。

ペアの演技で感情を揺さぶられて泣くって、あまりないことのように思います。

先日のニユースライブαの特集でも、フリー終盤の木原選手の笑顔をベストなアングルから撮影されていて、泣きました。もはや、パブロフの犬状態です。

 

パパ&シゼのラスト??

フランス開催の世界選手権で、大会の顔となっているガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン。

 

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コロナによるいくつもの苦難を経て、とうとうつかんだオリンピック金メダル。金メダリストとして唯一、世界選手権に出場します。もしかすると、これで解散?(わかりません)

 

新星イリヤ・マリニン

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北京オリンピックに出ないとわかり、ほっと胸をなでおろしたお兄さんも一人や二人ではなかったと思われる、米国の新星マリニン君。

いきなりぶっちぎってきたら、どうしよう。ぶっちぎってほしい気もするし…楽しみです。

 

ということで、未曽有のパンデミック禍で戦時下でオリンピックイヤーで参加禁止国まである異常事態でありながら、

華やかな選手たちが集う世界選手権2022。

早く見せて~😋😋

 

地上波のLIVE放送は、今のところシングルのみ。

世界フィギュアスケート選手権2022 | スケート∞リンク 〜フジスケ〜 フィギュアスケート・スピードスケート・ショートトラック総合サイト - フジテレビ

 

有料放送は申し込みました。

明日になったら、気持ちにスイッチが入りそうです。

 

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