やったー!!やったー!!
舞依ちゃん、四大陸選手権2022優勝おめでとうございます。
この気持ちを表現する言葉を、私は持っていないので、
平凡な言葉でつづります(笑)
今日は、緊張しても怖くても、三原舞依選手の演技を、
目を見開いてしかと見届けようと決めていました。
韓国の3選手が追い上げてくることが予想されましたが、
ユ・ヨン選手がトリプルアクセルを飛ぼうが、
舞依ちゃんがいつもの演技をすれば大丈夫!!
と言いつつ、始まる直前に急にドキドキして、
机の上にあった紙に「失敗しない失敗しない失敗しない」と、写経のように書いて震えを抑えました。
曲は、『Fairy of the Forest』『Galaxy』by Yuko Toyoda。
鍵盤の音が木霊し、舞依ちゃんが羽を広げると、そこは深い森の中。
小さいころ好きだった、佐藤さとるさんの『誰も知らない小さな国』が浮かびました。(コロボックルの物語です)
風に乗るようにふんわりとジャンプを跳びながらも、ぴたっ、ぴたっとしっかりと着氷していく。本当にこの人の安定感はすごい。
音のアクセントに合わせて、
♪トゥルルン、♪シャリーンと、鈴の音のようにジャンプを決めていきます。
木の葉から落ちてきた水滴をポンっと空にはじく仕草をしたら、後半です。
森の中を歩いていくようなコリオ、だーい好き!! みんな好きですよね??
2A+3Tが決まったところから、じんわりと涙が。
三連ジャンプも、ループも決まった。
テクニカルボードの数字をにらむ私。がんばれ、がんばれ!!
ステップは、全日本のときよりもさらに力強く、
想いをぶつけるような激しさもあった。
よし、このままノーミスだ!!
と思った最後の最後に、スピンがほどけてしまいました。
フィニッシュと同時に、顔を覆う舞依ちゃん。
感動の涙なのか。やり切った涙なのか。最後にミスをしてしまった悔しさなのか。
どういう涙なのかわからなかった。
私は拍手をし続けていた。
泣きながら、ずっとずっと手を叩き続けていた。
そして、「神様お願いだから優勝させて」「スピンのミスで優勝を逃したなんて思わせないで」と、祈り続けていました。
スケートで、ここまで神様に祈ったことはないと思う。
点数が出たら、なんと145.41のシーズンベスト!!
スピンのミスがあっても、フリーも1位でした。
金メダルです!! 大・金メダルです!!
四大陸で4つめのメダルです。
よかった。よかったよー😭😭
ふっと振り返ると、いつのまにか夫が後ろに立っていました。
夫も神妙な顔をして見ています。
「ほかの選手とは、ぜんぜんレベルが違うなぁ」と。
記者会見での発言によると、演技の前から緊張で泣きそうだったそうです。
それでもこの演技ができるのが、三原舞依です。
彼女をオリンピックに行かせなかったことを、後悔させてやる(誰に?)。
きれいごとは言いません。
そう思わせてこそ、だと思うし、そう思わせるとろまでやり切ったからこその、優勝だと思います。
記者会見の最後に、「全日本の悔しさはこれで晴れましたか?」と聞かれ、
「日本代表として金メダルを持ち帰ることができるのは本当にうれしくて、悔しさは乗り越えられたかなと思います」と。
舞依ちゃんがその言葉を発してくれるのなら、私もしあわせです。