こんばんは。
昨日の女子シングルで、いろんなものが砕け散ってしまった感のあるフィギュアスケート。
エテリ組のフラワーセレモニーの舞台裏なんて見ちゃった日にゃあ、
もう何が何だか…。
こんなことがあった翌日は、
りくりゅうの『ハレルヤ』を見なければ、
心が浄化されません。
ということで、ペアの演技をテレビ観戦。
昨日のドタバタを忘れる、すばらしい試合だったと思います。
三浦璃来&木原龍一が滑るのを見ると、反射的に無条件で泣いてしまう私。
今日も、スタート位置に立ってニッコリほほ笑む木原選手の笑顔に、
もうそれだけで、ハレルヤ!!
手に手を取ってリンクを周回する二人に、ハレルヤ!!
3回転トゥでりくちゃんが2回転になったけど、
ジャンプの最初と最後のタイミングはぴったり合っていたから、ハレルヤ!!
団体戦のときよりも、少し固い気もしたけれど、
それでも美しい。それでも琴線に触れてくる。
70・85点で8位。
8位でもすごいけれど、二人の目標は5位以内。
フリーの『ウーマン』では、
怒涛の滑りで私の琴線を攻めてくると思う。
あのプロを見ると感情の波が押し寄せてくるのは、どうしてだろう。
ミスがあっても70点台に乗せてくるのは、
スケーティングスキルがかなり評価されている証だと思います。
そして、中国のウェンジン・スイ&ツォン・ハン。
『ミッション・インポッシブル』。
感電。
団体戦のときも、かっこよすぎて「クゥゥゥ」としびれたけど、
今日も、息ができないくらい、しびれまくりました。
北京オリンピックの期間中、
これほど時間の流れが速かったことは、ないのでは?
そう思えるくらい、あっという間に演技が終わっちゃいました。
平昌オリンピックの後、中国のメダリストたちが
戦車に乗って軍事パレードに参加する映像を見ました。
(幻だったらごめんなさい)
だから、メダルを獲ることの意味は、日本とは異なると思っています。
その場面で、これだけの力を発揮する精神力たるや!!
最後のポーズで、初めてツォン・ハンをかっこいいと思いました。
初めてで申し訳ないが。
ベールに包まれていた時期もあったし、
グランプリ大会ではここまでの気迫は感じなかったから、
強引に金メダルを獲らせに行くのかなあと思っていました。
まったく違いました。ごめんなさい。
フリーの名作『明日に架ける橋』も、期待がマックスです。
彼らの振り付けは、ローリー・ニコルなのね。
やっぱりすごいな、ローリー。
対抗馬とみられていたミーシナ&ガリアモフは、予想外の3位。
二人は余裕がありすぎて、難しいことが簡単に見えてしまうと思う。
ミーシナの表情が、いつも口をパンッと広げて、
「ぽぉ」みたいなのが、最近気になってます。
フリーでは、技術点で怒涛の追い上げを見せるはず。
フリー2位は、ロシアのエフゲーニヤ・タラソワ&ウラジミール・モロゾフでした。
ノーブルで美しく伸びやかな滑りが、
ついにピタっとはまる時がきたかのようでした。
スイ・ハンとは、0.16くらいの差しかないです。
上位3組の争いになるかもしれません。
中休みがないので、明日フリーで決着がつきます。
となると、体力的にミーシナ&ガリアモフが有利か?!