オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

アリサ・リウ、電撃引退

スターズオンアイス東京公演に出演中のアリサ・リウ選手が、

スケートからの引退を発表しました。

 

いやー、びっくり!!

なんか、爽快です。

 

まだ16歳。

米国女子の未来を引っ張る人材だと、みんなが思っていましたよね。

米国スケート連盟の焦る顔が目に浮かぶ😅

 

インスタのコメントを読む限り、「競技引退」ではなく、「完全引退」ですよね。

氷の上で練習することは、もうなさそうな書き方ですが…。

 

インスタのコメントを意訳します。

ハーイ。私は、ここにスケート引退を発表します🤭🤭 5歳からスケートを始めたので、約11年間も氷の上にいたことになります。クレージーな11年でした。みなさん、ご存知のように、いいことも悪いことも、たくさんありました。たくさんの友だちができたし、これからの人生のためになる、とっても、とっても、とーーっても沢山の思い出ができました。

正直、自分がこれほどのことを成し遂げられるとは思ってもみませんでした(爆笑)。すごく幸せです。自分が歩んできたスケートのキャリアに、満足しています。スケートでの目標は、最終的に達成できたので、次の人生に移ろうと思います。たぶん、余暇は、家族や友人と過ごすことになるかな。それから、勉強しなくちゃ。わかるでしょ!

でも、スケートは、人生について、私が予想したよりも多くのことを教えてくれました。スケートをやって、本当によかったです。

 

 
 
 
 
 
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もしかすると、明日のスターズオンアイスが、最後のスケートになったりするのかしら?

そんなことある?

 

13歳で脚光を浴び始めたときは、もう、アイドル、お人形さんみたいにキュートで、大旋風を巻き起こしました。

 

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その後、身長の変化に苦労した時期もありましたが、トリプルアクセルや4回転を組み込まなくても、はつらつとした演技で米国女子をけん引してきました。

 

この1、2年は、コーチや拠点を何度か変えたり、コロナで全米を棄権したり、お父さんの関係で中国のオリンピックで怖い目にあったり、ロシアのドーピング問題に影響されたり、天安門事件に関する意思表明で一部方面からバッシングされたり、本当にいろいろあったと思います。

 

最後に、世界選手権で表彰台に上がりましたよね。

近年まれに見る、素敵な雰囲気の表彰式でした。

アリサは、演技後に涙も見せていました。

 

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北京オリンピックでは、大会一と言って差し支えないくらいの輝く笑顔で演技をスタートさせ、私はとっても驚きました。

演技前の緊張しているはずの瞬間に、「これ以上楽しいことはない」っていうくらい、200点満点の笑顔だったんですよね。

そして、ショートもフリーもノーミスという、最高の結果に。

 

ドーピング問題もあったし、「もう十分だ」って思ったのかな。

だってね。

ワリエワ選手のドーピングが黒だった場合、

ジュニアのころから一番、影響を受けてきたのは、

おそらくアリサ・リウ選手だと思うんです。

 

ジュニアグランプリやジュニア世界選手権では、いつも表彰台を競っていて、途中からは後塵を拝することも多かった。

その後、アリサは成長期に入って、高難度ジャンプに苦戦するようになったけれど、ワリエワ選手ほかロシア女子は、そういうことは無縁かのように、高難度ジャンプの種類を増やしていきました。

 

大会でいつも会うわけなので、違和感か何かを感じていたと思いますよ。推測ですが。

 

北京オリンピックでドーピング問題が起こったとき、アリサのお父さんが激怒したのもわかります。「こんな世界なら、娘にスケートをやらせなかった」と。

 

インスタで見るアリサは、「かわいいお人形さん」ではなく、とても個性的な感性の持ち主に見えたので、

「11年間、存分に打ち込んできたから、すっぱりスケートをやめる」という選択も、

突然、日本にいるときに発表するのも、なんか爽快。

あっぱれな気がします。

 

彼女の今後の人生が、しあわせでありますように。


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