こんにちは。東京は、気持ちのいい晴天です。
スターズ・オン・アイスの配信・地上波で流れた、昌磨とネイサンと鍵山選手の対談は、まさに、きょうの青空のようにさわやかなものでした。
ネイサン・チェンの絶対王者時代に突入してから、
彼の謙虚さや他国の選手を迷いなく称賛する姿勢によって、
フイギュアスケート選手同士の友好の空気が、表面化されてきたと感じます。
インタビューで、わざとほかの選手の話題を振られても、
よどみなく完璧な回答ができるネイサン。
頭がよくないとできないことで、本当に敬服します。
さて、私も大、大、大好きな、北京オリンピックのグリーンルームにおける宇野昌磨選手の行動や、SOIの対談での発言を非難している人たちがいるようです。
「4年間ずっとトップを走り続けてきたネイサン選手が、オリンピックという特別な場でもいつも通りの力を発揮して、一番 優勝して欲しかったという気持ちがあったので、自分の演技の後よりも喜びをあらわにしていた」
この発言を問題視して、「JOCのシンボルアスリートにふさわしくない」とか、
スポンサーにクレームを入れるとか。
最初にこの件を取り上げたブログを読んだとき、
ちょ~っと、何言ってっか わからない。
と思って、スルーすることにしました。
でも、ブログ村のランキングに、この件に関する記事がいくつも上がっていたので、
宇野昌磨ファンとしては、黙っていられません。
私の考えを書きます。
話題になることはあっても、問題になることはないと思う。
日本の選手を差し置いて、アメリカの選手が一番になることを願うのは不謹慎。
そうなの?
カナダの英雄ブライアン・オーサーが、日本人選手にオリンピック金メダルを獲らせるために多大なエネルギーを割き、
スイスの国宝ステファン・ランビエールが、日本人選手を世界王者に導くために、愛と情熱を注ぐ。
カナダのブルーノ・マルコットコーチが、日本のユニフォームを着て、りくりゅうと共に戦い、
フランスのブノワ・リショーが、坂本花織を世界女王にするために、振り付けに工夫を凝らす。
そんな時代に、他国の選手が一番になるのを願うことが、罪やマイナスになるはずがない。
これでJOCが宇野昌磨選手に注意を与えたり、
シンボルアスリートからはずしたりすることがあれば、
日本は世界の笑い者。
もう、どこの国のコーチも日本人選手を受け入れてくれないし、
国際大会のホスト国からはずされるかもしれません。
「日本の観客の前で演技をするのは喜びだ」と、日本で開催される試合にアサインしたがる海外選手も少なくないと聞いています。
「他国の選手が優勝することを願うと、ペナルティを受ける国」だってことになったら、
来日したくないでしょうね。
北京オリンピックのグリーンルームで、
「ネイサンが失敗すれば、日本人選手が金メダルだ」「ネイサンが失敗して、日本人が表彰台を独占できますように」と考えるような宇野昌磨なら、私はいやです。ゾッとします。
宇野昌磨選手のスポンサーにクレームを入れる人もいるとか。
笑止千万。滑稽です。
TOYOTAはもちろん、コラントッテもミズノも、世界を市場にしている会社。
「ネイサンの優勝を願ったことを理由に昌磨のスポンサーから降りた」なんてことになったら、全世界のアスリートから、そっぽを向かれてしまいます。
アスリートではない私だって、そんな会社の商品は願い下げです。
でも、大丈夫です。
TOYOTAもコラントッテもミズノも、
ちゃんとした感覚の人たちがいる会社なので、
これからも昌磨を応援・支援し続けるはず。
「4年間ずっとトップを走り続けてきたネイサン選手が、オリンピックという特別な場でもいつも通りの力を発揮して、一番 優勝して欲しかった」
宇野昌磨選手のこの言葉。私も同じ思いでした。
北京オリンピックで「金メダルを目標にすることは、ネイサン選手の失敗を願うことと一緒」と言った昌磨の潔さにも唸りました。
どこに批判の要素があるのか。
むしろ、スポーツマンシップ賞を与えるにふさわしい。
私は、宇野昌磨選手の今回の言動を、100%支持します。