オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

「ネイサン・チェン時代」。The era of Nathan Chen

こんにちは。ISUアワードの配信で素敵なネイサンを見て、

北京オリンピックのフリーをもう一度、見返したくなりました。

Figure Skating - Men's Free Skating | Full Replay | #Beijing2022 - YouTube

 

ジュンファンの後に登場した昌磨。

私にとって、昌磨応援史上もっとも寿命が縮まった、あの日の演技😱

見始めたけど、やっぱり無理😱結果がわかっていても、最後まで見られなかった。

 



ステファンの胃も、半分くらい溶けたに違いない😂

当日の私の精神状態はこちら↓

 

宇野昌磨「決意~To Reach Further」(←ビデオ)にも、オリンピックの『ボレロ』は収録されていなかったから、

権利問題があるのかもしれないけれど、本人も気に入っている演技ではないのかも(推測)。

 

3本目のジャンプで転倒したところで、心臓がバクバクして早送り😱

鍵山選手の安心安定の『グラディエーター』へ。

 

今日初めて気づいたけど、ゆまちのオイラー、とてもきれいでびっくり。

昌磨の勇猛なオイラーを見てしまうと、他の選手のオイラーのタイミングが微妙で、つっかかって転びかけているように見えてしまうことがあります。

つまり、オイラーはあまり好きではないのですが、ゆまちのソフトで美しいオイラーに初めて気づきました。「膝のやわらかさは、オイラーに表れる」。本日の発見です。

キスクラの父と息子もピュアで素敵でしたよね。

 

 

で、ネイサンの『ロケットマン』へ。

結果はわかっているのに、冷や汗が出てきました。キンチョー!!🤮

 

最初のフリップのコンボで、19.60点獲得!! すごすぎるけど当然すぎる。

単独のルッツも特大特上で、“神”のジャンプですよね、こりゃー。

昌磨とゆまちが、グリーンルームで「やべぇ」を連呼するのもわかる。

 

 

最後のステップに入る前に、

電光掲示板の数字がカタカタカタと上がっていくの、心が震えた。

(普通は一括で数字が変わるのに、忙しく数字が変化)

 

観客が入っていないはずの会場も、トランス状態に陥っていくのがわかります。

演技後のスタンディングオベーションから、どれだけみんながネイサンの金メダルを望んでいたかが伝わってくる。

 

自国関係者はもちろん、

 

 

他国関係者も大興奮のスタオベ!!

 

 

日本や中国のマスコミは、なぜあんなに歪んだ報道をしたんだろうか?

あの演技を冷遇なんて、今考えても恥ずかしすぎる。

 

グリーンルームの昌磨と優真を、「非国民」とかって叩いていた人もいたと、後から知ったけど、どーかしてるゼ😑

 

 

これが自然な反応だよ!!

そんなこと言ったら、日本人選手を教えたり、振り付けしたり、衣装デザインしたりしている海外の人材は、みんな自国内で非国民扱いされちゃうよ。

 

ネイサンの大学進学で、ラファと別れ別れになりそうな時期もあったけど、

ラファエルコーチ、息子ネイサンとの別れは訪れるのか? 

 

一緒に夢を達成した二人。はぁ~よかった😭

 

 

今回のISUアワードの最終結果は、私には、概ね納得できるものでした。

 

ネイサン・チェンのMVS(最優秀選手賞)は、まさに納得!!

シェイ=リーン・ボーンに最優秀振付賞を“連続受賞”させたのも、すばらしい!!

 

ベストコーチ賞は、シングルばかり見ているので、ラファやステファンが獲ってくれたら、そりゃあうれしいけれど、パトリス・ローゾンで納得。

オリンピックや世界選手権では、トップの組のほとんどが彼とマリー=フランス・デュブレイユの門下だと思っていましたが、

 

「北京オリンピックのアイスダンスでは、パパダキス&シゼロンを金メダルに、マディソン・ハベル&ザカリー・ドナヒューを銅メダルに導いたほか、11 チームを大会に出場させて、トップ 10に 6 チームが入った」

と聞いて、これは、すごすぎ!!

 

ISUアワードは、スタートや選考基準・手順に共感できない部分もあり、

まだ、海のものとも山のものともわからないわけですが、

獲るべき人、評価される人が受賞することで、

少しずつ賞としての権威や価値が高まっていくのだと思います。

 

いつか、「ISUアワードを獲りたいです」とかっていう人が出てくるかもしれない。

・・・し、出てこないかもしれない。

 

とりあえず、強さと知性にあふれたネイサンを受賞ビデオで見てノックアウトされ、

北京オリンピックの演技を見返し、

 

 

このような演技も人間性も別次元な人物がフィギュアスケート界に現れ、けん引してきたことに、驚きと感謝をおぼえました。

 

「ネイサン・チェン時代」。

また、競技に戻ってきてくれるかもしれないけれど、

ここでいったん区切りなのかな。

 

彼の後を継ぐのは難しい。

同じような人材は、出てこないかもしれませんね。

彼のスピリッツと衣装改革の名残りは、男子フィギュア界に深く浸透しているけれど。