こんばんは。東京は、熱帯夜のような生ぬるい風が吹いています。
さて、今日の昼間にBS東京で、プリンスアイスワールド東京公演の放送がありました。
解説は、もちろん町田樹さんです。
いつものように、芸術的かつ哲学的かつ知性がなければ理解できない“まっちー語”で、作品の背景を掘り下げてくださいました。
昌磨の『Gravity』は、私が見た初日よりもさらに整っていて、
「プレシーズンの春にこの仕上がり具合??」と、改めて驚きました。
ただ、完成されすぎていて、コリオに振り回されて苦戦する昌磨の初夏の風物詩が見られない、つまらなさも感じました。贅沢ですね。
しかし、振り返ると、昨シーズンの『オーボエ協奏曲』も、最初からほぼ整っていました。
ところが、それが完成形ではなく、シーズンが進むにつれてさらに磨かれていって、最後は“マスターピース”の領域へ。
『Gravity』も、ここから深みと色気を増していくものと予想されます。
で、町田樹さんによると、『Gravity』は、
「チルでメロウな雰囲気のロックナンバー」であり、
「アンニュイな雰囲気の宇野さんに合っている」と。
はて、「チルでメロウ」とな??
わかったようでわからなかったので、調べてみました。
チルって、「冷たい、冷えている」を連想しましたが、音楽の場合は、ゆったりして癒される雰囲気の音楽を指すみたいです。
メロウは、甘くやわらかで心地いい感じ。
あー、なんとなくわかります。
でもって、ロック。
それが、アンニュイ(物憂げでミステリアス)な雰囲気の宇野さんに合っている。
やっぱり、私の知性ではわからないかも(笑)。
まっ、いっか。
初見のときのブログでも書きましたが、衣装はたぶん変わりますよね??
公演中だったので、言葉をつつしんでいたのですが😅
近くで見ると高級紳士服地のスーツではあるものの、遠目にはシンプルなブラックの上下に見えて、「結婚式二次会の新郎友人」感がありました。(きゃー、怒らないで🙏)
デザイナーのマシューさんが、「日本人(昌磨)の場合は、キラキラと輝かせる必要がある」というようなことを話していましたが、
キラキラがあったほうが、昌磨の稀有な表現力が内側から放出されて、大きく見える気がしました。
そのあたりは、プロが今、チルでメロウなロックに合ったアンニュイな青年が着るスーツを、考案中だと思われます。
そして、衣装と言えば、フリーの衣装がめちゃめちゃ楽しみです。
曲の後半が発表されたときは、「めあとるめんたぷろぺらーと」なんて、ネットで検索しても何も出てきませんでしたが、
今や、ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキさんのYouTubeがすぐに出てくるし、曲を解説してくださっている方もいます。
『Mea tormenta, properate! 』。毎日、何度も聞いています。
★この画像はAmazonの商品紹介リンクであり適切な使用です。
で、衣装デザインは、マシュー・キャロンさんだと勝手に思っていますが、『G線上のアリア』と『Mea tormenta, properate! 』をつないだ繊細でゴージャスな曲と昌磨から、どんな発想が生まれるのでしようか。
カラーは、ホワイトでくると思う。
ドレープとストーンをふんだんに使って、神聖なるアリアの世界をゴージャスでモダンに表現したデザイン。
もしくは、ヤクブさんのCDジャケットに合わせて、パープルのシースルーに光物??まさかね😆
とにかく楽しみ。すごーく楽しみ。
新シーズンの始まりは、「どんな曲だろう?」「どんなコリオだろう?」「どんな衣装で登場するかな?」を想像するのが楽しみな、ファンにとってしあわせな時間です。