こんにちは。
ここしばらく、とても気になっているニュースがあります。
それは、ロシアの女子選手エリザベータ・ヌグマノワが、コーチからのいじめをインタビューで告発した件です。
ヌグマノワは、2021年のロシア国内選手権女子で6位になった選手です。
そして、告発されたコーチとは、私が応援しているルカ兄貴ではありませんか!!
エフゲニー・ルカヴィツィンは、私が好きなドミトリー・アリエフやマカール・イグナトフを指導しているコーチです。
かつては、アリョーナ・レオノワ、コンスタンチン・メンショフを指導し、レオノワは、ルカヴィツィン一家で指導者の道を歩んでいます。
ヌグマノワは、コーチから侮辱といじめを受け、選手生命を絶たれそうになっている、と話しています。
- 「太りすぎだから、何をやっても無駄」と繰り返し体型を非難され、
- シニアのチームでいっしょに練習をすることも、曲かけ練習をすることも許されず、ジュニアのチームでコーチなしで自主練習を続けている。
- 私は、太っていない。シェルバコワやワリエワは確かに細く美しいが、私は、あんなに薄く細い体格になることはできない。
- ロシアカップ・ファイナルに出場したかったのに、故意に申請してくれず、試合に出られなかった。
- 「スケートを続けられなくさせる」と脅された。
- 「SNS禁止」と言われた。アリエフやイグナトフはOKで、なぜ私はダメなのか。
- 代表チームのトレーニングに参加できなかった。当時の成績によるポジションは、アリエフと同じはず。
- スタッフの一人レオノワに、スケート靴で蹴られたetc.
この告発に、ロシアスケート界は騒然。
タラソワ女史は、「侮辱されたと言うけど『太っている』というほかに何も言われていないでしょ。太っているのは事実」とコメント。
メンショフさんは、「ルカヴィツィンはそんな人ではない。信じられない。彼に感謝している」とコメント。
元ルカヴィツィン一家で、昨年イタリアに移籍したマリア・タラライキナは、遠回しにヌグマノワをフォローする投稿をインスタにアップ。
ここで、私の好きなアンドレイ・モザリョフも登場。
「同じリンクで練習しているので、毎日のように、リンクの外で泣いている彼女を見ました。彼女は、何が起こっているのかを話してくれました。彼女のことはよく知っているが、正直で親切。彼女に幸運が訪れますように」。
大丈夫か、モザリョフ?! 守ってあげてくれ、キリル・ダヴィデンコ!!
そして、本日、ロシアスケート連盟によるルカヴィツィンチームへの調査が始まったとのことです。
コーチと選手のあいだには、いろいろと確執が生まれるものなので、事実なのかどうかはわかりません。
でも、ヌグマノワの話を、うそと決めつけたくもありません。
事実だったら、がっかりです。
エテリ組のように、小さくて細くて4回転をバンバン跳べる女子選手が育たないことに、他のチームのコーチが焦りを感じての言動だとしたら、最悪です。
これ、全世界的に考えられますよね。
自分の指導力を棚に上げて、「細く小さければ4回転が跳べるのに」と、いら立っているコーチたち。
減量やドーピング、精神的虐待を受けている女子は、少なくないのでは。
年齢制限やドーピング問題にメスが入れられて、本当によかったと思います。(ドーピング問題は、まだ進展なし)
★ルカヴィツィンが実際にいじめを行ったかどうか、現時点では判明していません。