オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ロシア女子がコーチのいじめを告発

こんにちは。

ここしばらく、とても気になっているニュースがあります。

 

それは、ロシアの女子選手エリザベータ・ヌグマノワが、コーチからのいじめをインタビューで告発した件です。

ヌグマノワは、2021年のロシア国内選手権女子で6位になった選手です。

 

 

そして、告発されたコーチとは、私が応援しているルカ兄貴ではありませんか!!

エフゲニー・ルカヴィツィンは、私が好きなドミトリー・アリエフやマカール・イグナトフを指導しているコーチです。

 

 

かつては、アリョーナ・レオノワ、コンスタンチン・メンショフを指導し、レオノワは、ルカヴィツィン一家で指導者の道を歩んでいます。

 

ヌグマノワは、コーチから侮辱といじめを受け、選手生命を絶たれそうになっている、と話しています。

  • 「太りすぎだから、何をやっても無駄」と繰り返し体型を非難され、
  • シニアのチームでいっしょに練習をすることも、曲かけ練習をすることも許されず、ジュニアのチームでコーチなしで自主練習を続けている。
  • 私は、太っていない。シェルバコワやワリエワは確かに細く美しいが、私は、あんなに薄く細い体格になることはできない。
  • ロシアカップ・ファイナルに出場したかったのに、故意に申請してくれず、試合に出られなかった。
  • 「スケートを続けられなくさせる」と脅された。
  • 「SNS禁止」と言われた。アリエフやイグナトフはOKで、なぜ私はダメなのか。
  • 代表チームのトレーニングに参加できなかった。当時の成績によるポジションは、アリエフと同じはず。
  • スタッフの一人レオノワに、スケート靴で蹴られたetc.

 

この告発に、ロシアスケート界は騒然。

 

タラソワ女史は、「侮辱されたと言うけど『太っている』というほかに何も言われていないでしょ。太っているのは事実」とコメント。

 

メンショフさんは、「ルカヴィツィンはそんな人ではない。信じられない。彼に感謝している」とコメント。

 

元ルカヴィツィン一家で、昨年イタリアに移籍したマリア・タラライキナは、遠回しにヌグマノワをフォローする投稿をインスタにアップ。

 

ここで、私の好きなアンドレイ・モザリョフも登場。

「同じリンクで練習しているので、毎日のように、リンクの外で泣いている彼女を見ました。彼女は、何が起こっているのかを話してくれました。彼女のことはよく知っているが、正直で親切。彼女に幸運が訪れますように」。

大丈夫か、モザリョフ?!  守ってあげてくれ、キリル・ダヴィデンコ!!

 

そして、本日、ロシアスケート連盟によるルカヴィツィンチームへの調査が始まったとのことです。

 

コーチと選手のあいだには、いろいろと確執が生まれるものなので、事実なのかどうかはわかりません。

でも、ヌグマノワの話を、うそと決めつけたくもありません。

 

事実だったら、がっかりです。

エテリ組のように、小さくて細くて4回転をバンバン跳べる女子選手が育たないことに、他のチームのコーチが焦りを感じての言動だとしたら、最悪です。

 

これ、全世界的に考えられますよね。

自分の指導力を棚に上げて、「細く小さければ4回転が跳べるのに」と、いら立っているコーチたち。

減量やドーピング、精神的虐待を受けている女子は、少なくないのでは。

 

年齢制限やドーピング問題にメスが入れられて、本当によかったと思います。(ドーピング問題は、まだ進展なし)

★ルカヴィツィンが実際にいじめを行ったかどうか、現時点では判明していません。


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