こんばんは。東京はいいお天気の1日でした。
明日からは、雨かな~
さて、FODに、「#8 宇野昌磨&鍵山優真 全日本選手権直後インタビュー」が新しくアップされました。
オリンピック代表に選ばれ、一夜明けてインタビユーに応える昌磨。
「あー、この時、前髪が長かったんだー」と、記憶がよみがえりました。
この時点では、昌磨は、自分がオリンピックで再びメダルを獲ることを知らない😋
私も、オリンピックで昌磨がメダルを獲ることを、まだ知らない😋
と思うと、感慨深いです。
世界選手権のときは、オリンピック期間中の昌磨の怒涛の成長過程を見た後だったので、「表彰台に乗ってほしいな」と思っていました。
でも、北京オリンピックのときは、「楽しんで悔いなく滑ってほしい」という思いだけでした(始まる前は)。
「メダルを獲ってくれ~」と必死に願ったのは、昌磨がフリーでジャンプをいくつか失敗して、スピンが一時的にノーカウント表示になったときですね(笑)
それこそ、「採点で何かされて4位になるんじゃないか」と思って、発狂しそうになりました。
昌磨は、「オリンピックで成長しようと取り組んだ結果、本来よりも悪い結果が残ったとしても、僕はそれを受け入れる覚悟できている」と語っていました。
私も、「オリンピックは成長するための通過点。メダルや点数にこだわらなくてもいいよね」と思っていたのですが、
いざとなったら「メダルを獲ってくれ~」状態でした。
今思い出しても、頼むよ、昌磨!!
ということで、オリンピックの結果も世界選手権の結果も知ったうえで見る全日本のインタビューは、しみじみ感慨深いです。
昌磨は寝起きなのか疲れているのか、達観したお坊さんのようなテンションで、
理路整然と語っております。
「全日本選手権だけを振り返るならば、よくやったと思います」の「よくやったと思います」の言い方に、フフッときてしまいました。
いくらなんでも、客観的すぎないかい??
とはいえ、この達観したお坊さんのような自己分析と成長への渇望が、オリンピックのメダルへとつながっていったと思うと、本当にいいインタビューだったと思います。
昌磨のおかげで、ルール変更さえ楽しみ
今回、プーケットで開かれたISU総会で、ルールがけっこう変更になりました。
年齢制限については、本人の努力と関係ないところで運命が左右されてしまうので、
影響を受ける選手は気の毒だと思います。
ただ、シングルの採点ルールの変更、例えば、GOEの要素が5つから3つになるとかいうのは、善し悪しの議論はあっても、現時点で誰が有利とか不利とか、そういうことは言えるのだろうか?
面白いのは、ルールが変わると、「自分が推している選手にとって不利である」と怒る人が必ず一定数いること。
好きだから心配になるのか、ひいき目なのか…悪いことではないと思うけど、不思議だなぁと思います。
私は、トップアスリートは、ルール改正を楽しむ気持ち・性質を持っているのではないかと思っています。
「4回転ルッツの基礎点が高い」となれば、ロシアの男子選手はルッツに取り組んで得点源にしたし、2020年に「4回転ルッツとループの基礎点が同じになる」と発表されたら、4Lz王のサマリンが果敢に4回転ループに挑んでいて感動しました。(のちにこのルールは見送られました)
演技後半のジャンプの基礎点が1.1倍になると決まると、スタミナ強化に取り組み、
ジャンプシークエンスのセカンドにアクセルを跳んでも基礎点が減らないとなれば、アクセルを組み込んだ連続ジャンプを研究する。
変化に対して戦略を練るのも、競技(ゲーム)の楽しさだと思うのですが、どうなんでしょうか。
ただ、根本的なルール設定については、当然、喧々諤々あるわけですが、YouTubeで総会の様子を見て驚いたのは、「こーーんなに関係者がいるんだ」ということ。
国やバックグラウンドの違う関係者がこれだけいて、価値観が統一されるわけがない。
私が「なんでこんなルールを??」と思っても、「そうしたほうがいい」と考える人が、採決で可決されるだけの人数いるわけですよね。
誰が正義なのか。何が正解なのか。
誰にも結論付けられない。
ならば、変更されたルールに合わせて、戦略を練って楽しめた選手の勝ちかな、と。
FODにアップされたインタビューの中で昌磨は、「成長したいと思えている自分がうれしい」と話していました。
「表現に重点を置くのか、ジャンプに重点を置くのか、僕は全部やるつもりで取り組んでいく」とも。
だから、今回のルール変更も上手に利用しながら、成長していくのではないでしょうか。
私も、ルール変更は言葉で読んだだけなので、実際にどう競技が変わっていくのかわかりません。
でも、マイナス感情よりも、選手たちが見せてくれる、新しい種類のジャンプシークエンスや特徴的なコリオシークエンス、ルール改正やロシアが国際大会に出られないことで、新たに頭角を現してくるニューフェイス・・・そういったことを楽しみに待つ気持ちのほうが大きいです。
そういう気持ちでいられるのも、私が宇野昌磨選手のファンだからなのだと、ありがたく思っています。