オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

昌磨のSP曲『Gravity』は、何を歌っているのか

こんばんは。
そろそろ、グランプリシリーズ大会のアサインが発表されますね。
そして、15日からは、プリンスアイスワールド東京に、昌磨が登場します。

 

しかし、その前に、時間と共に評価高まる宇野昌磨選手のSP『Gravity』by John Mayer。


「いったい何を歌っている曲なのか?」

と思ったことはありませんか。

 

写真は下記リンクでご覧ください

スポニチ写真映像部公式インスタグラム on Instagram: "〈ドリームオンアイス2022〉宇野昌磨・Gravity(撮影・長久保 豊)"

 

「Gravity」が重力、引力みたいな意味だということは知っているのですが、
曲の内容を、実はわかっていない私。

 

もちろん、昌磨先生は、いつものように(?)歌詞ではなく“音”を感じて表現していると思うので、意味を求める必要はないのかもしれません。


が、やっぱり気になる!!

 

エレキギターの弦がすすり泣いているような、「チルでメロウでアンニュイなロックテイスト」(by 町田樹氏)の曲であり、


イメージとしては、マンハッタンのバーのカウンターなんかを思い浮かべてしまうのですが(行ったことなし)、失恋の歌なのか?!

 

 

私の耳にはこんな感じで聞こえます。
「グラ~ビティ (鼻歌)フフフ フゥフ~」

 

そうすると、「重力~フフフ フゥフ~」みたいな感じになるので、
恋人に吸い寄せられる歌なのか?!😅

 

ということで、歌詞をちゃんと見てみました。

 

まず、Gravityという単語の意味は、辞書を引くといろいろ出てきます。

地球引力、重量、引力、引かれること、重力加速度、比重、重さ、重大性、ゆゆしさ、危機、まじめさ、威厳、壮重(そうちょう)さ、真剣さ、厳粛、沈着、落ち着き、音楽の低温、抑音

 

Wikipediaによれば、2005年12月に行われたコンサートで、ジョン・メイヤー氏はこの曲の重要性と意味を次のように説明しています。

This is the most important song I've ever written, it's a time capsule song. I will listen to it every day of my life if I need to. It's honest to God the most important song I've ever written in my life, and it has the fewest words. I was in LA, and I was there for the summer, just writing tunes, and I was in the shower. And I don't know where it came from, but it's the damn truth you know, and I just sang, "gravity...is working against me"... This is a song about making sure you still love yourself, making sure you still have your head on, making sure you still say no the way your mom would say no. And I will need it every damn day of my life because it's easier to mess up than it is to stay here.
「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」Gravity (John Mayer song),Which was last edited on 15 June 2022, at 10:55 (UTC).

(概要)この曲は、今まで書いた詩の中でもっとも重要なもの。タイムカプセルのように、必要なら毎日でも聴くだろう。本当に、今まで作ってきた曲の中で、最も重要な曲。そして、最も少ないワード数で書かれている。あの夏、ロスにいて、まず旋律を書いて、シャワーを浴びた。すると、どうやって浮かんできたかわからないが、自然に口ずさんでいた「gravity...is working against me」と。

これは、まだ自分を愛していると確かめるための歌。自分はまだ聡明(正気)だと確認し、母親がダメと言うことは、自分でもダメだと言えることを確かめる歌。それは、日々の生活に必要なこと。なぜなら。踏みとどまるよりも、ヘマをするほうが簡単だから。

 

なるほど、なるほど。


って、深すぎてわからないよ(笑)

ただ、「必要なら毎日聴く」と言っているので、普遍的な内容だということはわかります。

 

ここからは、飛躍した想像になりますが、
ジョン・メイヤー氏は、2003年にグラミー賞の優秀楽曲賞と最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を取っています。

この曲のリリースは、それより後の2005年。


ということは、上記のコメントから想像するに、
「成功してもおごり高ぶることなく、周囲の声を疎ましく思ったり、ドラッグやアルコールに溺れることなく生きていこう…」という気持ちを含んだ歌なのかも。(真実はわかりません)

 

私なりの解釈(かなり大まか)

そういった思い込みに基づいて、歌詞をざっくり超訳してみました。

最初にお断りしておきますが、正しい訳ではありません。

 

 

本格的な訳は、ネットでプロの方のものを探してください。

ジョン・メイヤーさんも、怒らないでください。

ステファン・ランビエールさんも、怒らないでください。

 

Gravity is working against me
And gravity wants to bring me down

ダークサイド(欲望、誘惑)に、引っぱられそうになるよ。
Gravityが、僕を気落ちさせようとするよ。

 

Oh, I'll never know
What makes this man, with all the love that his heart can stand
Dream of ways to throw it all away

こんなにもたくさん愛情を受けているのに、すべてを捨てることを夢見るなんて、
どうしてそんなことを考えるのか、わからない。

 

Woah, woah
Gravity is working against me
And gravity wants to bring me down

ダークサイド(欲望、誘惑)に、引っぱられそうになるよ。
由々しきものが、僕を堕落させようとするよ。

 

Oh, twice as much ain't twice as good
And can't sustain like one half could
It's wanting more that's gonna send me to my knees

倍になれば、倍すばらしいというわけじゃない。
半分だったときに出来ていたことが、手に負えなくなることもある。
より多くを望んだことで、挫折することもある。

 

Woah, woah
Gravity, stay the hell away from me
Woah, woah
Gravity has taken better men than me
Now, how can that be?
誘惑よ、僕から離れてくれ。
僕より優れた人物だって、誘惑に負けることがある。(いったい、どうしてそんなことに?)

 

Just keep me where the light is.
Just keep me where the light is.
Just keep me where the light is.

今のままでいい。健全な場所にとどまり続けるんだ。

 

Come on, keep me where the light is.
Come on, keep me where the light is.
Come on, keep me where, now, keep me where the light is
さあ、欲望に負けず、健全な場所にとどまり続けるんだ。

 

以上、ジョン・メイヤーさんが知ったら、怒りそうな雑な解釈で申し訳ありません。

 

ただ、世界王者になって迎えるシーズンに、ステファンがこの曲を選んだ意味が、曲調意外にあるとすれば、
「今までと変わらず、真摯にスケートと向き合う昌磨でいて」ってこと?!

 

とかって言うと、ステファンが「いやいやいや、ぜんぜん違うから」って、激怒しそう。

 

 

とりあえず、バーで恋愛に悩む男の歌ではなかった。

ような気がします。

違ったらごめんね(笑)