オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

昌磨、とろけるような『Gravity』でノヴァンタ ノーヴェ ノヴァンタ ノーヴェ

(本文には結果バレが含まれますのでご注意ください)

 

おはようございます!!

宇野昌磨選手のグランプリファイナルSPの演技を見終わりました。

 

「どんな結果でも受け入れたい」と言えるほど、すごくいい練習を積んできたという昌磨。

私も、どんな結果でも受け入れようと、比較的平常心で、緊張せずに観戦できたと思います。

 

きゃー、始まるよー

 

7分間練習では、一人だけジャケットを脱いでましたよね。

裏でのウォーミングアップは万全。すぐにジャンプを試せるようにしていたんだと思います。

サルコウとアクセルがきれいに決まったのを見ましたが、

後は、イメージングをしているところしか見えませんでした。

でも、好調そうです!!

 

昌磨の演技は、5番目です。

草太君が、すばらしい『Yesterday』で、94.86を出していたので、

それよりは上へ…というプレッシャーがかかります(私に)。

 

でも、「これで昌磨は絶対に4回転でミスをしないな」と、確信しました。ありがとう、草太君!!

 

コールされると、軽くジャンプしてスタート位置へ。いつも通りに見えます。

 

いつも通りに美しい横顔

 

最初のジャンプに向かう昌磨を見ながら、

「一蹴りの伸びがすごくなったなぁ」と。トップスピードに入る速さもすごい。

 

「少ない歩数で、すごく滑っていくプロにしたい」というようなことを話していたのは、いつのことだったろう…と、ふと思う。プリンスの頃?

 

冒頭の4回転フリップは、軸が最高!!

美し過ぎて、悲鳴が出ちゃうくらい最高!!

練習の成果が出てよかった。

 

GOEは暫定で3.3。これぞ、世界で初めて4回転フリップを跳んだ男ですよ!!

 

そして、ジャンプとジャンプの間の、

繊細な指先や軽やかに氷の上をはねる様子が、本当に心地よい。

 

「これがGravity(重力)をあやつるということですよ」と、妖精さんに見せられているがごとく、氷の上にいるとは思えないほど、自由自在に跳ねる昌磨。

 

NHK杯でコンボにできなかった4T+3Tは、4T+2Tにして暫定の加点は2.09。

4Tが重心後ろで深く沈みこんで降りたから、

無理せず2Tで加点をもらうのは正解だったと思います。

 

軌道をちらっと見てからのトリプルアクセルは、いつものように切れ味鋭く、暫定で+2.40。

 

3つのジャンプを軽く仕留めたところで、後はもうステップを堪能するだけです。

 

 

すごくいい。すごく軽やか。

ギターの弦をはじくように、強弱も思いのままに、くっきりはっきり。

一段とブラッシュアップされている。

 

 

とろけるようなステップですね~

あれ、ステップレベル3?? 要素が抜けたのか。(NHK杯の演技見返したけど、特に抜けてないような)

追記:本人談によれば、エッジが浅かったようです。

 

ともあれ、今シーズン最高の『Gravity』に、明け方に一人、拍手、拍手、拍手。

 

フィニッシュと共に、しばし動かない昌磨。

珍しいパターンだと思ったけど、どうですか??

 

 

ちょっとにやにやして、ステファンに向かってごめんなさいのポーズ。

やっぱ、4T+3Tが入らなかったからかな??

 

 

しかし、「ウェルダン(よくできました)」とステファン。

 

ほんとーに、バターのようになめらかで、綿あめのようにふわふわで、

試合なのに、心がゆったりと溶かされていくような演技でした。

これは、リピートと確定。何度でも、安心して夜更けに見られる演技です(笑)

 

点数は、100点超えるかなー、どうかなー…

 

99.99

「ノヴァンタ ノーヴェ ノヴァンタ ノーヴェ」の声に、客席もざわつきました。

 

イタリア語で、90「novanta ノヴァンタ」 9「nove ノーヴェ」なんですって。

 

あと0.01じゃない??

シーズンベスト更新です。

すべての要素がプラスの評価。

一歩一歩、上がっていく昌磨。よかった!!

 

ところで、デミさん、スーツ着てないよ😆(マネージャーさんとの約束)

着替える余裕なんて、ないよね。

 

(意訳)

日本代表の宇野昌磨は99.99。「いくつかミスがありましたが、練習したものを出せました。草太と僕は同じリンクで練習していて、彼が練習でやっていることや、どれだけジャンプを完璧に跳んでいるか見ているので、彼がすばらしい演技をしても驚きません。この大会に向けて、フリーをよりたくさん練習してきました。試合の場で、それがどのように出るか、興味があります」。

 

フリーがますます楽しみです。

時間と共に、またいろんなインタビューが出てくると思います。

もう一度寝ます。おやすみなさい!!