昌磨、優勝おめでとう!!
グラプリファイナル初制覇、金メダルです。
久しぶりに、一滴のエネルギーも残さない、最後は立ち上がれないほどの、
渾身の、渾身の、渾身のフリー。
フリーに強い6人(5人かも)が集まっていたので、見ごたえがある分、最後までどうなるかわからず…。
昌磨の優勝を願いつつも、直前の草太君がノーミス。
マリニン君も驚異の技術点を叩き出し、この状況で昌磨が平常心を貫けるのか、
大聖堂の中で神聖な舞を披露しながら、並行して高難度ジャンプを成功させられるのか…どきどきしました。
それは、ステファンも同じだったみたい。
みんなそうですよね??一緒に泣いてもいいですか😭
って、もうしばし、泣かせていただきました。
ステファ~ン!!
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— 公益財団法人日本スケート連盟 Japan Skating Federation (@skatingjapan) December 10, 2022
ここまで泣いているステファンも珍しい。
「アイム・スーパー・スーパー・エキサイテッド」、いただきました。
「みんながいい演技をしたのでナーバスになったけど、リンクに出た昌磨の目に宿った力を見て、これは大丈夫だと、反対にパワーをもらった」と。
私もまったく同じでした。
リンクに現れた昌磨は、頭にアンテナが立って、天上界の天使と交信中~
新しい演技構成は、ループ、サルコウ、フリップの4回転御三家の後に、
いつも最後に入っていた三連続のジャンプシークエンスを跳ぶ構成。それも楽しみにしていました。
4Lo、4S、4F、3A+ER+3F、4T+3T、4T、3A+2A
さぁ、天使が舞い降りて来たので、演技が始まりますよー。
冒頭の儀式のようなムーブメントは、平常心のようにも見えましたが、グランプリ2大会よりも“タメ”が早いようにも見えて、どきどき。
最初の4回転ループさえ成功すれば!! と祈りました。
ループは・・・うぉー鮮やか。完璧なループです。暫定で+3.45がつきました。
スケートカナダで壁に近すぎたことを反省していた4回転サルコウも、軽々跳んで暫定+3.07。
NHK杯で、2回転になったけど体力温存の役目を果たしたフリップは??
よっしゃー、危なげなく4回転成功で暫定+3.12。
出来過ぎじゃない??
というか、練習の成果が確実に出ていてすばらしい。
ジャンプが成功するたび、「キャー」と観客席から悲鳴が起こり、
私は拍手、拍手、拍手!! 部屋の温度がぐんぐん上昇していきました。
楽しみにしていた前半の3A+ER+3Fは、3Aでヒヤッとしたので単独にして安全運転。
次回のお楽しみにしたいと思います。
ここまできたら、優勝が見えてきました。
コリオシークエンスの動き、少し変わりましたよね?
よりエレガントになって、めちゃめちゃ素敵でした。
後半は、4T祭りですが、コンビネーションは、着氷した瞬間に、
「2Tになるな」とわかりましたよ😆
いーんです。今日は、完成度で魅せていただきましょう。
2Tにして、+2.58は貴重です。
続く4Tは、ぐぐーっとこらえて、フリーレッグはギリギリ付いていないように見えたけど、どうかな。
余裕の3A+2Aで〆たら、みんな大大大好きなステップシークエンスへ。
もう、本人に笑顔が出ちゃってましたけど(笑)。
優雅な身のこなしに笑みまで浮かべて、“怪演”に近かったかも。
これはもう、極上のスケーティングとしか言いようがない。
最近、昌磨の演技に対して、「スケーティングスキルとジャンプと表現が、ここまで融合した男子スケーターはいなかったのでは」という声を聞きます。
私もそう思います。
繊細な動きの中に、ダイナミックなジャンプが溶け込んで、中世の大聖堂に引き込まれるような演技です。
最後は、ちょっと足にきていたかな。
フィニッシュと共に、久しぶりに倒れ込みそうになる昌磨。
久々のシロクマくんが、かわい~
でも、以前と違うのは、高難度ジャンプのほかに、表現も別次元に突入していて、そのうえで、ギリギリまでエネルギーを保って演技を終えたことです。
すごかった。すごかった。すごかった。
点数は、イタリアンジョーク的に😆「199.99」が出るかと思いましたが、204.47。
総合得点は304.46。ついに300点を超えました。
時間をかけてコツコツと積み重ねてきたものが、こうやって実を結ぶんですねぇ。
すばらしいとしか言いようがありません。
昌磨も、ガッツポーズ!!
ステファンも、キスキスキス!! 昌磨を抱き寄せて頭にキス!!きゃー😆
だから、デミさん、スーツ着てないってば!!(笑)
マネージャーさんも優勝インタで大活躍。
「ステファンが、ここを第二の故郷と言っていたので、こういう場所で成績を残せたことがうれしい。4年後、自分が何をしているかまだわからないが、オリンピックに限らず、またこの地でいい成績を残すことが、ステファンもうれしいことなんじゃないかと思うので、また来たい」(昌磨)
“チーム宇野昌磨”の勝利です。
おめでとう。おめでとう。ありがとう。
おいしいもの食べてねー。私も乾杯します!!
そして、『G線上のアリア+メアトルメンタプロペラート』をリピートします。