こんにちは。ランチタイムのちょっとした話題です。
フィギュアスケートGPシリーズ第1戦スケートアメリカの開催国枠に、
女子のグレイシー・ゴールド、アイスダンスのロレイン・マクナマラ、アントン・スピリドノフが追加でアサインされました。
男子とペアの開催国枠選出者は、未定です。
スケートアメリカのロゴマークが変わりましたよね?
冠スポンサーがはずれたのかな?
米国のスター選手が一気に抜けましたし、住宅ローン関連の会社だったから、
このご時世では厳しいのかな。(大きなお世話だ!!)
さて!!グレイシーが、1大会ぶりにグランプリ大会に戻ってきました!!
密かに期待していたので、これはうれしい!!
彼女には、「メンタルの病気を克服して頑張って、と応援される人」いう以上の強さを感じています。
元全米女王でありオリンピアンだった人は、やはりすごい。
北京オリンピックのときに、
「なぜ米国女子はメダルを獲れないの?と聞かないで」という記事を、グレイシーは、女性向けサイトに寄稿しています。
Will America Win Medals in Women’s-Singles Skating?
その中で、以下のように話しています(意訳)
北京オリンピック選考を賭けた全米選手権で、自分はショートで6位、総合で10位となり、オリンピック代表の議論からは外れた。もしも、“二度目のオリンピック出場”だけが自分にとって成功のベンチマークだったなら、がっかりだったと思う。が、そうではなかった。
私の満足感は、「いい演技ができたか」「競技会を楽しめたか」「アーテイストとしての成長を見せられたか」「滑っているとき、家で見ている人たちに何かを感じてもらえたか」「健康に競技会を終えられたか」「もし、スケートを続けるとしたら、この経験は今後の大会に活かせるか、もしくは、スケートを終えた後の人生に活かせるか?」にかかっていました。
そして、これらの問に対する答えは、圧倒的にイエス!!でした。
(オリンピック代表となった)マライア・ベル、カレン・チェン、アリサ・リウ、そしてすべての女性スケーターたちが、自分が努力してきたことに対して、同じように感じてくれることが私の願いです。
結果だけでなく、選手が演技に込めているものも称賛してほしい。
グレイシーの願い通り、オリンピックのカレン、アリサ、マライアは、見ているこちらもしあわせになるくらい、しあわせに満ちて見えました。
一方で、メダル争いをしたロシアの女子3名は、最終的に孤独と怒り、恐怖に包まれているように見えて、心が痛かったです。
私は、競技に戻ったグレイシーがいい演技をするたびに、
全米女王だったころのグレイシーに“戻る”ことを期待してしまっていました。
でも、それは大きな間違いだったと気づきました。
大切なのは、グレイシーの演技から、私が何を受け取れるか、なんですよね。
そして、今シーズンのグランプリ大会は、
「ロシアの選手が出場しないから、レベルが高くない」とか、「有名選手が引退してしまったから、見どころがない」とか言い出す人もいそうですが、
私はむしろ、
「初めて見る選手、個性に出会えるのではないか」とか、
「エテリ組が他の選手に与えていた絶望感が消えて、選手が生き生きとしているのではないか」とか、
「ライジングスター登場の目撃者になれるかも」とか、いろいろ楽しみにしています。
NHK杯の開催国枠も発表
フィギュアスケートGPシリーズ第5戦NHK杯の開催国枠出場選手も内定しました。
男子 山本草太
女子 住吉りをん
アイスダンス 小松原美里&尊組
(敬称略)
昌磨、友野君、草太くんがそろうので、大喜びの人も多いと思います。
アイスダンスは予想通り。
住吉りをん選手は、勢いがあって上位を脅かしそうです。
もう9月ですね!!