こんにちは。待ってました!!のビッグニュース。
米国のイリヤ・マリニン選手が、競技会で初めて4Aを成功させ、ISUに初認定されました。
USインタナーナショナルクラシック(チャレンジャーシリーズ)です。
まるで3Aを跳ぶかのように、迷いなく高く跳び上がりました。
そして、フリーレッグでバランスを取って、キメ!!
これまで、試合で4Aに挑戦した選手は、羽生選手を含めて何人かいましたが、
着氷してフリーレッグが氷から浮いた姿勢を見せた人は、誰もいませんでした。
だから、上の画像の瞬間は、まさに歴史的瞬間だと思います。
マリニン君のインスタストーリー他で見ることができます。
演技全体の動画も、まもなく出回ると思います。追記:YouTubeにあがっていました。探してください。
(現在は海外の重たいサイトでしか見られません)
ザ・アイスでも、練習の時は成功させていましたが、本番では転倒やパンク。
それでも、ひるむことなく、観客の前で4Aに挑戦し続けてくれました。
跳び上がった後の高さがとんでもなく高かったので、成功は時間の問題だと思っていました。
あの努力が、試合で報われたと思うと、一観客としてもうれしい。
4Aを成功させたプログラムは、ザ・アイスで演じたもので、衣装も同じでした。(袖のエンジ色が、もっと派手なオレンジだった気もします)
「Euphoria」 by Labrinth
振付は、ユーリス・ラザグリアエフとシェイ=リーン・ボーン
昨日のSPは、下半身から力が抜けていくかのように、ジャンプの着氷で転倒していて、「どうしちゃったの?」と思いましたが、まさかの6位。
「これは、闘争心に火がついてFPはガンガン行くな」と思いましたが、
まさに、“ガンガン”なジャンプ構成。
4A、4T、4Lz、4S、4Lz+Eu+3S、3F+3T、3Lz+3Aで108.69。
4Lzの転倒はありましたが、
プログラムの前半で、一気に4A、4T、4Lz、4Sと畳みかけるのはすごすぎる😱
疲れているらしく、スピードは抑えめだけど、
4回転が3回転に見えるのが、マリニン君の不思議なところです(笑)
ザ・アイスのときの仲間、ケヴィン・エイモズとダニエル・グラッスルも、この大会に出場していました。拍手喝采したと思います。
2位は、エイモズ。3位はカムデン・プルキネン。
ダニエル・グラッスルは、SP4位でジャンプに苦戦していましたが、フリーは棄権しました。何か問題が起きていなければいいのですが。
マリニン君4A成功のニュースは、数時間で全世界を駆け巡ると思います。
今は、プログラムコンポーネンツが低めなので、ネイサンの境地には達していませんが、まだこれから、いろんな歴史の扉を開きそうなシニア1年目の選手です。