オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

日本から6人がジュニアグランプリファイナル進出

こんにちは。昨日のジュニアグランプリ第7戦、見応えがあって興奮しました。

この試合でファイナル進出者が決まるので、

観戦者としては、めちゃめちゃ面白かったです。

 

男子は、ブログを書いている途中に試合がスタートしてしまって、焦りました。

いつも後手後手です。

 

優勝候補の一人、片伊勢武アミン選手は、SP7位発進。

第6戦のポーランド グダニスク(バルティック・カップ)では、頭一つ抜けた点数で優勝しており、

なんとしてもファイナルに進出してほしい。というか、するべきだ!! と思って応援・

 

関係ないけど、今回、ポーランドのグダニスクで2回大会が開催されましたが、

第5戦は、ソリダリティ・カップ、第6戦は、バルティック・カップと名付けられていました。覚えられない…。

 

そして、最終グループ6人を残して演技を終えた片伊勢選手は、暫定1位になったものの、連戦の疲れからかジャンプがうまく決まらない場面もあり、フリーだけでも第6戦より20点低い結果に。

 

そこから私は、とても邪悪な人と化して😑、

「なんとか片伊勢選手が表彰台に乗れますように…」と思いながら観戦。

 

こういうのは、スポーツマンシップに反するのかなぁ😅でも、ゲームだから、どんでん返しを期待してもいいよね😅

 

などと、若干葛藤しながらも、どうすればファイナルに行けるのか、電卓を叩きながら計算していました。

 

中村選手は、優勝すると思ったけれど、ひじょーーに惜しかった。2位でした。

0.13点差で優勝したのは、米国のルーカス・ブルサード選手。「ビューティフル、ビューティフル、スケーター」(テッドさん評)ということで、高難度ジャンプは入れていないけれど、スケーティングが美しい選手。

それもいい。が、中村選手が4T、3A×2本を入れて果敢に攻めた結果の2位も、とても素晴らしかった。

 

そういうわけで、1位ルーカス・ブルサード、2位中村俊介、3位片伊勢武アミンとなりまして、

片伊勢選手もグランプリファイナル出場が決定!!

 

男子は、以下の6人です。

  • ルーカス・ブルサード 米国 30P
  • ニコライ・メモラ イタリア 28P
  • 中村俊輔 日本 28P
  • 片伊勢武アミン 日本 26P
  • 吉岡 希(のぞむ) 日本 22P
  • ロバート・ヤンポルスキー 米国22P

 

中村俊輔:photo:Joosep Martinson,ISU

 

片伊勢武アミン:photo:Jurij Kodrun,ISU

 

吉岡 希:photo:Jurij Kodrun,ISU

 

次点

  • 中田璃士(りお) 日本22P
  • チャ・ヨンヒョン 韓国22P
  • セオ・ミンギュ 韓国22P

 

中田璃士:photo:Joosep Martinson,ISU

 

中田選手、惜しかったなぁ。

シリーズが始まったときは、まだ13歳でした。

 

レベル高すぎ。女子も半数が日本勢

男子の試合が終わった後、あまり間が開かずに女子がスタート。

SP2位に吉田陽菜選手、3位に千葉百音選手が位置していました。

 

千葉選手は、前回大会で見て、抒情的な滑りに心を奪われました。

SPのスピンがノーカウントがもったいなかったけれど、フリーで逆転優勝もあるな、と。

実際、見事なフリーでしたが、その前に滑った、とってもロシアなジョージアのインガ・グルゲニーゼ選手が得点で上回り、暫定2位に。

 

またまた、若干、邪悪な気持ちになりそうになったけど😑女子の上位は、みんな度胸はあるし、個性はあるし、ミスはしないし、全員素敵で末恐ろしかったです。

 

目の覚めるようなトリプルアクセルを放った吉田陽菜選手は、最初から最後までグレイト・ファイト!!

一番最後のエレメンツがコンビネーションジャンプという、拍手喝さいの演技、文句なく、どう考えても優勝な点数が出ました。

 

そういう状況にもかかわらず、最終滑走の韓国キム・チェヨン選手は、威風堂々としていて、一歩もひかないノーミス演技。

後から、エッジエラーなどを取られましたが、演技中のテクニカルボードは、「彼女が優勝かも」とハラハラする展開でした(日本目線)。彼女にも感服。

 

最終順位は、1位吉田陽菜、2位キム・チェヨン、3位インガ・グルゲニーゼとなりました。

 

女子のファイナル進出は、この6人です。

  • 島田麻央 日本30P
  • 吉田陽菜(はな) 日本30P
  • シン・ジア 韓国28P
  • 中井亜美 日本28P
  • キム・チェヨン 韓国24P
  • クォン・ミンソル 韓国24P

 

島田麻央:ISU

 

吉田陽菜:photo:Joosep Martinson,ISU

 

中井亜美:photo:Jurij Kodrun,ISU

 

次点

千葉百音(もね) 日本 22P

インガ・グルゲニーゼ ジョージア 22P

柴山 歩 日本 20P

 

千葉百音:photo:Joosep Martinson,ISU

 

柴山 歩:photo:Jurij Kodrun,ISU

 

千葉選手は、あんなに巧いし、表現もすばらしいのに、

それでもファイナルに進めないのね。びっくりです。

そして、女子は、3人日本、3人韓国で、意図せずとも日本vs.韓国になるのかな…。

男子は、韓国選手が、入りそうで入らなかったのが意外でした。

みなさんレベルが高いですね。

 

グランプリファイナルは、12月8日木曜日から、

イタリアのトリノで開かれます。

日本からは、男女シングル6名が出場します。

 

続いて、怒涛のシニアグランプリシリーズがスタートします。睡眠不足の日々が始まりそうです。