オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

中井亜美選手金メダル、高木謠選手4位。ジュニアGP第1戦

ジュニアグランプリ第一戦のバンコク大会で、

日本代表 中井亜美選手が、金メダルを獲りました。

おめでとうございます!!

 

©ISU Junior Grand Prix

 

手に汗握る試合でした。(最終グループしか見ていないけれど)

 

中井選手は、最終滑走。

ひとつ前の韓国代表 キム・シヨン選手が、トリプルアクセルを豪快に決めて、

その他のジャンプもどんどん決めていくジャンパータイプ。

126.88の高得点をたたき出して、トップに立ちました。

 

でも、中井選手は、プレッシャーに強いイメージがあるし、

フリーのパーソナルベストは、136.90。

SPで、4.45点の差があるので、他がノーミスなら大丈夫でしょう。

トリプルアクセルも、必ず入れてくると思っていました。

 

曲は、『Glimmer of Faith』by Karl Hugo&『Only Hope』by Mandy Moore, Jon Foreman。(チャレンジングな難しそうな曲ですね)

 

そして、冒頭のトリプルアクセル。

ややスピードをセーブしている??と思ったら、パンクして2Aに。

 

しかし、その他のジャンプの質、スケーティング、動きの柔らかさは、

明らかにキム選手より中井選手のほうが上でした。

 

PCSが高いから問題ないと思いつつも、

ハラハラしながら技術点ボードを見ていると、いきなりの×印。

2Aを2本跳んで、トリプルアクセルがパンクした分も含めて、

最後の1本がリピートでノーカウントに。

 

「もったいない」「あー」「なんてこと」と、一人苦悩する私😱

技術点の差が、キム選手とけっこう開いてしまいました。

 

キスアンドクライで得点が表示されると、やはりフリーは2位。

その瞬間、中庭コーチが、「よし」と手を打ちました。

???

総合得点は1位です。数字に強い人はすごいなぁ。って、当たり前か。

 

◇中井亜美選手の実況解説意訳

 

(M・ヘンレッティ)現ジュニア世界選手権の銅メダリストです。

アミ・ナカイ、日本代表です。

ショートプログラムを終えて、相当の差でリードしています。

今日は、トリプルアクセルはありませんでしたが、

スケートの質がよく、2本の3回転+3回転がありました。

 

(T・バートン) 終日ずっと苦労していたトリプルアクセルをミスした後も、プログラムに集中し続けました。

プログラムの他の部分には、マイナスの影響は与えませんでした。

私たちは、多くのジュニアの選手たちをずっと見続けてきていますが、

本当にすばらしい技術的な能力を備えていて、

ジュニアの間にものすごく成長し、シニアに上がるころには、とても成熟したスケーティングをするようになります。

これは、トリプルアクセルの場面のリプレイです。

テイクオフの時に斜めになって、途中でやめてしまいました。

しかし、プログラムの他の部分は、良質な技術で演じました。

トリプルループ、ダブルアクセル、トリプルルッツ。

回転が速いです。空中での姿勢がタイトで、すばやく回転します。

 

(T)プログラム終盤のコンビネーションジャンプ。

最後のトリプルルッツ。着氷の流れもよいです。

4年後には、よりすばらしいスケーターになっているでしょうか。

スケーターとして成熟し、シニアレベルになるプロセスには、もう少し時間がかかります。

技術的に同じジャンプができても、同じではありません。

特に、クオリティの観点や音楽とのつながりにおいては。

しかし、ジュニアの選手たちは、確実に上手くなっています。

 

(M)興味深い話ですが、彼女は、父親と妹と離れ、母親と共に、キスアンドクライに座っている健介コーチとトレーニングするために、千葉に引っ越したそうです。

オリンピック出場の栄光を確実に追求するために、家族は離れ離れになりました。

彼女は、2026年のミラノオリンピックを目指しています。

日本のオリンピックチームに入るのは大変です。国の代表として国際大会に出るための熾烈な戦いがあります。

 

123.16点。

フリーでは2位ですが、コーチはわかっているかどうか…

総合190.65点。優勝です。

以上です。

 

高(*)木 謠選手は、銅メダルと2.83点差の4位入賞。

*はしごだか

 

 

ほんっとーに、惜しかった。

「ビューティフルスケーター」って、盛んに言われていました。

柔らかい膝と、ダイナミックなジャンプ、たおやかな動きが、

ジュニア離れしていると思いました。

中井選手、高木選手、おめでとうございました。

 

今日は男子フリーです。