こんにちは。明日から9月ですね。
次々に話題が出てきてブログが追いつかないのですが、
今月中に書いておかなくてはいけないことがあります。
それは、先日のフレンズオンアイスで見た、
村元哉中&高橋大輔組の新プログラムについて。
一度しか見ていないのですが、二人の表情や動き、音楽、衣装が鮮烈すぎて、
脳にくっきりと刻み込まれています。
アイスダンスの選手が引退すると、
アイスダンスのショー用のプロを踊るという先入観がありました。
ところが、“かなだい”の場合は、「ジャンルなし」のプログラム。
前半は、スケート靴を履いて、陸ダンスを踊っているように感じました。
それも、新鮮なコンテンポラリーダンス。
スケートである以上に、パフォーマンスに引き込まれました。
ポーズや目力が、超ストロング。
曲調がアップテンポに変わった後半は、
スケートの要素が強くなるのですが、
アイスダンスの要素もありつつ、大ちゃんはジャンプを跳ぶし、
哉中ちゃんは高速スピンを披露するしで、
あー、そういうことか。
アイスダンスを引退したからって、
アイスダンスをする必要はないんだ。
氷の上でやりたいこと、できること、ぜーんぶやっていいんだ。
と、頭の固い私は、目からうろこが落ちる思いでした。
衣装も、アフリカンファブリックみたいで、強烈なカラー。
しかし、都会的で洗練されている。
要所、要所で動きをピタっと止めると、
二人の個性が強烈に浮かび上がるデザインでした。
大ちゃんが哉中ちゃんをリフトしてのターンでは、
二人のジャケットの複雑なファブリック柄が絡み合って、
スリリングでした。
今でも時々、頭の中で、独特の音楽が再生されます。
オ~、マッケバ~、マッケバ~、マ、ケ、ベッラー
『Makeba』ですよね。
競技引退後、初のプログラムということで、
「新しいプログラムが見られる」だけ想像していたのですが、
見たことのないスケートの世界を見せられて、
早速、驚かせてもらったのでした。
「“かなだい”の次」への期待が、さらに高くなりました。