イタリアのダニエル・グラッスル選手が、
エテリ・トゥトベリーゼ門下を離れ、イタリアに戻りました。
本人が、インスタグラムでアナウンスしました。
「親愛なるみなさまへ
アメリカとロシアで素晴らしい経験をした後、8月にイタリアに戻って、次のシーズンに向けたトレーニングを続けることを決めました。 トリノのパラ・タッツォーリで、エドアルド・デ・ベルナルディスと一緒にトレーニングをする予定です。アメリカとロシアでの経験が、とても役に立ちました。専門的なサポートと指導をしていただいたエテリ・トゥトベリーゼに、心から感謝いたします。」
2026年に母国イタリアで開催されるミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックで、メダルを獲ることを目標にしていると話していたグラッスル君。
北京オリンピックの後、技術向上のため米国に移籍したものの、ホームシックを理由の一つにあげて帰国。その後、ロシアのエテリ門下に移籍したとき、多くの人が驚き、かなりのバッシングも受けました。
私は、「米国でホームシックにかかるなら、ロシアではさらにホームシックにかかるのでは?」と思いましたが😉そこは、まぁ、丸く収めないとね。
「エテリコーチがいなければ、スケートを辞めていた」と伝えられたこともあるので、
「うまくなるために、エテリ組に行かなければ」という、並々ならぬ思いがあったのだと思います。
世界選手権で、グラッスル君の演技のとき、
エテリ、グレイヘンガウス、デュダコフの三人衆がリンクに現れ、
技術指導のデュダコフが、選手入場口の階段の下まで降りて、
グラッスル君のジャンプの踏切りを確認していたのが、印象に残っています。
インスタで公開されている4Lzは、
以前と比べてどう変化したのかわかりませんが、
風貌には、別人かと思うような強さも漂っており、
いろいろな経験をして、たくましくなったことは間違いなさそう。
エドアルド・デ・ベルナルディス氏は、イタリアのコーチ兼振付師。
ジュニアで活躍しているラファエレ・フランチェスコ・ツィヒ選手のコーチですね。
実は、今年、イタリア男子のマッテオ君もグラッスル君も、ザ・アイスに来てくれなかったし、ジャパンオープンにも来てくれないので、
日本とイタリアのスケート連盟の関係に何かあるのかなぁ…なんて、思ってました(根拠はないですよ!!)
もっとも、マッテオ君もグラッスル君も、間もなく始まる母国開催のロンバルディア杯を棄権したようなので、単なるスケジュールの問題かと思いますが。
欧州男子は、イタリアが盛り上がらないと面白くないので、
ダニエル・グラッスル選手が、母国で順調にトレーニングできることを願っています。