こんばんは。
ジャパンオープンとカーニバル・オン・アイスに行ってきました。
まだ、ご飯を食べていないのですが、カーニバル・オン・アイスで初披露された
宇野昌磨選手の新フリーについて、忘れないうちに初見の感想を書き留めておきたいと思います。
と言っても、感想らしい感想は書けません。
息を止めて凝視していたものが、
まだ脳内で消化しきれていないうちに、
はらはらと砂の城のように消えていってしまって、ボーゼン。
ちょっと、待って!!
もう一回見せて!!
といった状況です。
(明日の夜、BSで放送があります)
私にとっては、難解なプログラムでした。
覚えているのは、スポットライトがついた瞬間、
「この衣装いい。」と思ったこと。
ブラックとパープルグリーン(ライトがパープルでした)が、
毛織のように立体的になった部分があり、ベースはブラック。
腕の部分がシースルーだったと思います。
これまでの衣装ほど甘くなく、重厚感あり。
『デスノート』も浮かびました。
ステファン味もあり。
曲は、「Time lapse」と「Spiegel im Spiegel」という曲名だけ知って確認していたのですが、イメージとは違いました。
やはり、ステファンの選曲は、一筋縄ではいきません。
昌磨の演技は、
深淵であり、
力強くもあり、禅問答的でもありました。
滑りの美しさは、一目瞭然。
しかし、何を語っているのか、私はまだつかめていません。
抑揚のない曲なので、プログラムとしては、かなり難しそう。
「表現に力を入れたい」と話していたので、
「自分で自分の中の何かを引っ張り出しなさい」という宿題でも、
ステファンから与えられたのだろうか…
と、「Spiegel im Spiegel」(鏡の中の鏡)というタイトルから想像する。
ジャンプは、4回転トゥと3Aを3回?
あと、3Loを跳んだような気がしますが、定かではありません。
もう1本、4回転を跳ぼうとして、転倒。
フィナーレの最初に、昌磨だけ出てこなかったので、
「脚に何かあったのか?」と、震え上がりました。
が、最後に主役感たっぷりに登場して、ひとまずほっとしました。
使用曲は「Time lapse」と「Spiegel im Spiegel」ですが、
映画やドキュメンタリーに数多く使われている曲らしいので、
プログラムのタイトル、テーマは別にあるのかもしれません。
いずれにしても、初見では、なかなか難しそう。
誰もが知っている曲、ドラマチックな曲ではないので、
魅せるところまで持っていくのは、誰にでもできることではない。
異次元の表現を身につけた世界王者が、
どう料理していくのか、非常に楽しみです。