オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

スケート・アメリカ女子SP印象に残った演技

こんにちは。スケート・アメリカ女子SPはご覧になりましたか?

私は、特に印象に残った演技が4つありました。

 

一つ目は、第一グループ最終滑走に登場した千葉百音選手。

『黒い瞳』は、プレシーズンに見たときは、

彼女の持つ“陰”の魅力と合っていないように感じたのですが、

今日見たら、まったくの別物に仕上がっていました。

 

 

「妖艶」+「陽気」。

目線、表情から細部のコリオに至るまで、

どの瞬間も『黒い瞳』を表現し切っていて、目が離せませんでした。

 

プログラムも素晴らしいけど、演じる力がすごかった。

「黒い瞳」の歌の中で、若者を虜にした少女が目の前にいるようでした。

キスクラで気が付いたのですが(勘違いかもしれませんが)、

メイクで口角を上げる工夫がされていたような。

とにかく、素敵なプロ&演技でした。

 

そして、アンバー!アンバー!アンバー・グレン!!

彼女には、メダルを獲ってほしい。応援しています。

 

 

彼女のパワーとゴージャスさが映える、『ヘッズ・ウィル・ロール』by ヤー・ヤー・ヤーズ。

スピードが速い、かっこいい、存在感がある。

後半、やや疲れが見えたので、「頑張れ、頑張れ」と祈ってました。

そして、ついに70点超えのパーソナルベストで、暫定トップに。

フリーも頼みます!!

 

3つ目は、イザボー・レヴィートの『Yarning』 by Raul Ferrando。

 

 

エジプト風の音楽にのせて、手の甲で表現する“蛇”が、

きっちり仕事してました(笑)。

カーニバル・オン・アイスで見たときは、

パワーとスピードが不足して見えたのですが、

今日は、スピードが復活して、細部のコリオが作りこまれていました。

トップスケーターは、流石、大事な試合に照準を合わせてくるんだなぁと感心しました。

 

ニースライドが多いし、ベスティスクワットイーグル(腰を深く落とした状態のイーグル)からのアクセルとか、体力が必要な複雑なプログラムに見えました。

コンビネーションジャンプが、ちょっと危うかったからなのか、

アンバーより点数が下でした。

 

4つ目は、ルナ・ヘンドリックスの『I'm nin'alu  by Ofra Haza/ Living for Love by Madonna』。

私の大好きバージョンのルナ・ヘンを、久しぶりに見ました。

 

 

今シーズン、調子が上がっていないように見えたのですが、

「大会前のトレーニングがとてもよい出来だった」とインスタで報告していたので、期待していました。

パワー全開、エネルギーにあふれた時の彼女は、無敵です。

また、そうでないと見ているほうも乗れない曲を選ぶんですよね。もろ刃の剣ですが、今回は、とてもよかった。

 

ところで、フリー同様、ジャッジ席に大接近・タッチして身を乗り出して大暴れしていましたが、ルール的にはOKなのだろうか?

(いい加減、調べるべきですが、調べてません)

 

 

このようなケースが増えると、規制されそうな予感。

 

ということで、SPは、

🥇ルナ・ヘンドリックス 75.92

🥈アンバー・グレン 71.45

🥉イザボー・レヴィー 70.07

 

私が総合でメダルを獲ると予想していた吉田陽菜選手は、

3Aを跳ぼうとしてパンクしてしまい、SP9位です。

フリーでは、がんがん攻めてくると期待しています。