オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

樋口新葉選手、カムバック!!GPフランス大会女子SPで印象に残った演技

始まりました。GPフランス大会。わくわくする~😍

男子SPが始まる前に、女子のSPで印象に残った演技をメモります。

 

(と言いつつ、途中で男子SPが始まって、そちら優先になってしまいました。)

 

💗まずは、樋口新葉選手、お帰りなさい。

客席にも、「WELCOME BACK WAKABA」の文字が。

 

『Never Tear Us Apart-誰も私たちを引き裂けない』。

かっこよかったー。

 

 

スピードとパワーに、新葉ちゃん独特のすごみも復活してました。

やはり、クラス感が違います。

とても、とても、強い、滑る意志が伝わってきます。

 

 

フリップが2回転になってノーカウントになったのが、もったいなかった。

PCSの謎の低さも、「あー、ありましたね、この感じ」と、記憶がよみがえってきましたよ。

 

 

なめたらあかんぜよ、ジャッジ9のドイツのお方。お願いしますよ。

 

点数が出た瞬間、岡島コーチも「えっ? えー?」と驚いてました。私も、暫定トップに立つと思っていましたが、60.29で暫定2位に。

 

💗ベルギーのニーナ・ピンザローネは、

ブレイディ・テネルと、衣装やコリオの雰囲気が似ているなぁと思ったら、

ブノワ・リショーさんの振付なんですね。

 

 

音楽も素敵だったし、エレガントで、演技に惹きつけられました。

『Charms "W.E." soundtrack~ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』という映画の曲みたいです。

 

💗日本代表のトップバッターは、2番滑走の住吉りをん選手。

美しいだけでなくファイターなので、試合で見たくなるスケーターです。

 

 

冒頭の2Aで、まさかの転倒。

演技後に「自分がいなかった」と言っていたので、

一瞬、気が散ったのかな。

しかし、ステップの表情の生き生きとしていること!!

会場から手拍子も起きて、盛り上がりました。

 

『Blood In The Water』というアラビア風の曲で、

腕をエジプトの壁画みたいなポーズにするのが、

彼女の柔らかい腕の動きを封じているようで、いいのかどうか…

フリーで、必ずや順位を上げてくると思います。

 

💗スケート・アメリカで、スタンディングオベーションを受けた千葉百音選手の『黒い瞳』。

今回は、全体的に精彩を欠いてしまいました。

ジャンプは、3Fで転倒、2Aの着氷も乱れて、離氷前の表情が緊張して見えました。

スケアメで魅了された、小粋な村娘さん風のコリオも、笑顔が消えていました。

今日は、彼女の日ではありませんでしたが、明日のフリーは期待大ですね。

 

💗心配だったのは、スイスのキミー・レポンド選手。

あんなに生き生きとしていたジャパンオープンとカーニバルオンアイスとは、別人のような風貌。何か問題を抱えていないといいのですが。

今日は、お姉さんもキスクラにはいませんでしたね。

 

💗私的に、一番楽しめた、やんや、やんやの大喝采だったのは、

ジョージアのグバノワ選手。

 

 

こ~んな衣装で、こ~んなポーズを散りばめた、『Mojo』という曲でした。

 

 

この衣装で、演技が中途半端だったり、ジャンプで転倒続きだったりすると、成立しないプログラムだと思うのですが、なんとノーミスですよ。

3F+3Tなんて、昨シーズンよりも飛距離が伸びていると思いました。

 

ジャンプをすべて決めて、つなぎのコリオは余裕たっぷり。自信もたっぷり。美貌もたっぷり。ルカ兄貴もひょっこり。

 

久しぶりのルカ兄貴。

魅惑の演技で66.73点。暫定トップに立ちました。

 

💗韓国のイ・へインは、美しい衣装と、海の中にいるような、よくわからない音楽。

「SEIREN(セイレーン=海の精霊)」という曲らしいです。なるほど、納得。

 

こんな図書館のバックミュージックみたいに聞こえない静かな曲で、

よく演技ができるなぁ、と感心。

最後まで、忍耐強く集中して演じていて、すごかったと思う。

 

 

そして、今シーズンは、ジャッジ席に近づいてフィニッシュする選手がやたら多い。

ルールが変わったとか、何かあるのだろうか。(相変わらず、調べてない)

 

💗最終滑走は、優勝候補の一人、イザボー・レヴィート選手。

スピードが戻ってきていました。

氷を押して、ぐんぐん、滑りまーす。

 

 

曲は、ラウル・フェランドの『イヤーニング』。

プレシーズンに見たときは、ルナ・ヘンドリックスのオリエンタルプロが頭に浮かび、

パワー負けしている気がしていました。

だけど、どんどん自分のものにしていって、

腕がスネイク(蛇)になっているのですが、まるで生きているかのような動かし方が、完成されていました。

ってか、蛇の腕で、かなり体力を消耗していると思います。

 

ジャンプは、「ヨッコラショ」という感じで跳ぶので、見ていてしんどくなってしまう。

でも、見ている私が集中力を欠きそうになるのに、イザボーちゃんはあきらめずに演じ抜くので、引き付けられて最後まで集中して見ました。

最後、カメラに向かって、イザボー選手が完璧なウィンクをしてくれました。チャーミングな選手ですよね。憎めない。

 

そういえば!! フランス大会のカメラマンは、

毎回、スケーターの手だけ、スケート靴の一部だけなど意味不明な撮影をするので、

演技の全貌がわからないことがあるんです。

選手のピントをぼかして、背後のコーチに焦点を当てた演出も、何回か見ました。(なにゆえ??)

 

しかし、イザボーちゃんの腕のスネイクは、かつてないほどのドアップになりました。

そこは、よかったと思います。

 

蛇さんのどアップ

🥇イザボー・レヴィート 71.83

🥈アナスタシア・グバノワ 66.73

🥉ヘイン・リー 66.30

勝負の行方は、フリーが終わるまでわかりません。

「グバノワがヘインをかわして逃げ切ったら、すごいなぁ」と思いながら、楽しみに試合時間を待ってます。