オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

容赦ない韓国フィギュアの世代交代

週末に開催されていた、韓国フィギュアスケート選手権。

怪我でグランプリ エスポ―大会を棄権せざるを得なかったジュンファンが、「それでも出場しないと国際大会への代表権が取れない」と、説明していた大会です。

 

男子は、ジュンファン・チャを、

女子は、無表情だけどコンテンポラリーダンス系のキム・チェヨンが気になって見ていました。

 

そこで目にしたのは、残酷な世代交代の波。

韓国男子と言えば、この数年は、安定のジュンファンとシヨン・リーでした。

 

 

ジュンファンは、世界選手権金メダルを狙おうかという立場なので、

怪我を抱えながらも、圧巻のフリー演技で、かっちり優勝。

 

しかし、今シーズン、調子を落としているシヨン・リーは、

タノジャンプが乱れがち。

「全体的に雑な仕上がりになってるなぁ」と心配していたら、なんと9位でした😨

 

で、誰がトップグループにいたかと言えば、

ジュニアのグランプリイスタンブール大会で、中田璃士選手をかわして優勝したミンギュ・ソ選手が、ジュンファンに次いで2位。

 

 

  • 同じくジュニアのジェークン・リーが3位。
  • さらに、ジュニアのヒョンギム・キムが4位。

 

シニアのお兄さんたちは、忍び寄る足音に、ぎょっ😨としていると思います。

 

で、試合後すぐに発表された四大陸選手権の代表3名は、

1位のジュンファン・チャ、

5位のジュヒョン・リム

7位のヨンジュン・チャ

申し訳ないが、ジュンファン以外、存じ上げない選手でした。

 

先日の中国杯に出ていたシヨン・リーは、無情にも落選。

まさか、もう国際大会に出てこないなんてことはあるのか?😨

 

続いて女子の部。日本と同じく、層が厚い。

北京オリンピックで10位以内に入っていたヨン・ユとイェリム・キムと国際舞台で大活躍のヘイン・リーに、ニューカマーが挑む構図に思えましたが、

すでに、ニューカマーがベテラン勢を圧倒。

 

昨年のNHK杯女王 キム・イェリムは、なんと、なんと、17位ですよ。

まじですか~😨

ジャンプの跳び方を忘れてしまったかのように見えたけど、どこか故障しているのかな。フリーは、99点台でした。

 

四大陸選手権女王のヘイン・リーも、気概がある演技だったのに、7位ですよ。

まじですか~😨

 

ヨン・ユのフリー『ロード・オブ・ザ・リング』は、

悲しみを乗り越えて強く輝く彼女が見えてすばらしかったけれど、

8位でした。まじですか~😨

 

では、誰が優勝したかというと、ジュニア世界選手権銀メダルのジア・シンでした。

 

 

ノーミスの演技で、総合146.47点。

まだ15歳ですが、将来的には、実力と美貌を兼ね備えた彼女を、韓国スケート連盟として推していくことは、想像に難くない。

 

韓国のニューカマーは、細身で小柄(に見える)な選手が多く、

ダイナミックな演技を見せるお姉さんたちがジャンプで苦戦する中、

ほとんどミスのない演技を繰り出して、なかなか手強い。

 

 

  • 私が気になっているコンテンポラリー風無表情新体操風のチェヨン・キムは、2位。
  • 3位は、NHK杯にも出場したソヨン・ウィが、フリーですばらしい「エクソジェネシス」を演じて、涙の銅メダル。

 

  • 4位は、ジュニアグランプリバンコク大会で、中井亜美選手に続いて銀メダルを獲ったユジョン・キム。
  • 5位は、昨シーズン猫耳演技で話題になったジュニアのミンソル・クォン。
  • 6位は、ジュニアグランプリイスタンブール大会で、中井亜美、上薗恋奈選手に次いで銅メダルだったユジェ・キム。

 

  • 次が7位ヘイン・リー
  • 8位ヨン・ユなので、

ジュニア勢が続々、ゾクゾク😨上がってきて、韓国女子シニアは、本当に大変だと思う。

 

しかも、ヘイン・リー、イェリム・キム、ソヨン・ウィは、

数日前までNHK杯に出場していたので、体力回復面で圧倒的に不利だと思う。

なぜNHK杯にエントリーしたのだろうか。

 

そして、試合直後に発表された四大陸選手権の代表は、

2位のチェヨン・キム

3位のシヨン・ウィ

7位のヘイン・リー

ジュニアを除いて、ある意味、気持ちいいくらいの順位一発勝負です。

しかし、キム・イェリムが、今後、国際試合で見られないなんてことは…😨ないですよね??

 

韓国女子フィギュアを見てつくづく思うのは、

坂本花織選手や三原舞依選手、樋口新葉選手は、すごいなぁということ。

 

日本も、若手女子選手の層が厚すぎるくらい厚い中で、

平昌オリンピックの前から、ずーーーっと、第一線で日本のトップを競っている。

精神力の強さと努力に、恐れ入るばかりです。

 

そして、もちろん、我らが宇野昌磨選手も、トップで競っている期間が長すぎる。

3回目のオリンピックはあるのかないのか??

いろんなことが、今週のグランプリファイナルで見える気がして、怖い。

 

ここからは、一戦、一戦の結果で、いろんなことが決まる気がして、

あれこれ思う秋の夕暮れ…。(まだ昼だな)。