こんばんは。全日本選手権の全試合が終わりました。
女子の優勝者について書く前に、これをどーしても言いたい!!
本日、一番の衝撃は、山下真瑚選手のフリー「燃えよ剣」でした。
もう、刺さりまくってます。
表現力という点では、私の中では、真瑚ちゃんが一番の異次元でした。
SP2位で迎えたフリー。
表彰台が狙えるかもしれないという位置で、
私は、国際舞台から遠ざかっていた彼女が、
自滅してしまうのではないかと恐れていました。
しかし、なんですか、あれは!!
完全に戦国時代の女人になりきった、しぐさ、表情。
演技開始から、肩で、腰で、流し目で、妖艶な品を作り、
緊張感などみじんも感じさせませんでした。
ダイナミックなジャンプを着氷した瞬間から、
妖艶なしぐさに戻り、審査員の目の前でも、一切のひるみなし。
出雲の御国のかぶき踊りを連想するステップシークエンスでは、
狂気さえ感じました。
アハハハ、アハハハ、みたいな。
狂気、天才、狂気、天才。なんなんだ、山下真瑚!!
と思いながら、完全にノックアウトされました。
ジュニアの頃から、コケティッシュな魅力は感じていましたが、こんなに女優だった??
女優 石原さとみに似ていると、ずっと思っていたけれど、
もしかして、本人も女優だったのか??
振付は、宮本賢ニ。
照れずにここまで表現できるスケーターは、なかなかいないのではないでしょうか。
先生からも、言ってやってください(誰に?)
こりゃぁ、海外の試合に派遣されてほしい。
「日本にも、リーザ・トゥクタミシェワに負けない女子スケーターがいるんだぞ」って、知らしめたいわ。
と思ったら、フリーは12位?????
うっそー。
これほどにテレなく、完全に女優と化しているのに、
プレゼンテーションが7点台って、うっそー!?
アンダー・ローテとエッジのアテンションがつきまくり。
シロウトなので、詳しいことはわかりませんが、
解説の荒川さんだって、ジャンプを絶賛してましたやーん。
「選考がややこしくなるから」とか、関係してないですよね?
いやー、もう全然、わっかりませーん。
もし見ていないなら、
山下真瑚選手の「燃えよ剣」を見てください。
狂気を感じるステップの表情やしぐさを、見てください。