今週は、ヨーロッパ選手権とカナダのナショナル選手権があり、
特にヨーロッパ選手権がとっても楽しみです。
が、ここへ来て、カナダ・ナショナルで前回優勝したアイスダンス組の男性スケーターに、性的暴行の疑いが浮上しています。
ニコライ・ソーレンセン(セレンセン、サアアンスン)選手です。
実名が公表されているので、書かせていただきます。
記事は、USA Todayから発信され、
リンク→Canadian Olympic skater being investigated for alleged sexual assault
カナディアン・プレスも引用して報じています。
リンク→Canadian champion ice dancer Nikolaj Sorensen accused of sexual assault - The Globe and Mail
パートナーのロランス・フルニエ・ボードリー選手と、今週のカナダ・ナショナルに、ディフェンディングチャンピオンとしてエントリーしています。
まだ、エントリー表には名前があります。
米国の元フィギュアスケーター、コーチが、
カナダのOSIC(スポーツにおける虐待を防止し対処するための普遍的な行動規範を管理する責任を負う機構)と、米国セーフスポーツに告発しました。
事件は、米国コネチカット州で開催されたパーティで、約11年前に起きたとされています。
記事を読むと(記事は、告発状の内容に基づいたものとのこと)、事実なら完全な犯罪です。
生々しいので、記事は訳しません。
ソーレンセン選手はデンマーク出身で、2018年にカナダ代表に転向しました。
カナダのスケート連盟も、この件について、非常にあいまいかつ読解困難な声明を発表しています。
リンク→Skate Canada Statement Regarding USA Today Article - Skate Canada
USA TODAYの記事に関するスケートカナダの声明
January 4, 2024
スケートカナダは、誰もが安全かつ健康的にスケートの楽しさを体験できる環境を提供することに尽力しています。
私たちは、ハラスメント、いじめ、虐待の問題を非常に真剣に受け止めており、そのような行為の申し立てに対処するための包括的なプロセスを用意しています。
我々のプログラムに署名したスケートカナダのナショナル・ハイパフォーマンスチーム(国代表)のメンバーの不正行為に関するすべての苦情は、
独立した審査、調査、処分を確保するために、スポーツ インテグリティ コミッショナー事務局 (OSIC) を通じて Abuse-Free Sport(スポーツ反虐待機構?) によって管理されます。
スケートカナダは、プログラムに署名した者として、制裁および結果も含めて、Abuse-Free Sport およびその代理人の指示を遵守します。
記事に対する答えにはなっていない気もしますが、
要約すると、「決定を下す機構の指示に従います」ということなのかな。
それまでは、ノータッチということでしょうか。
ソーレンセン選手は、前回のカナダ・ナショナルで優勝しているし、北京オリンピックに出場して9位に入賞しています。
今シーズンも、競技、エキシビションで何度も見ていたので、衝撃です。
昨シーズンのフリーダンスも好きだったのに。
しかし、未成年に対する性的虐待で北京オリンピックを断念し、引退したモルガン・シプレ元選手もトップスケーターだったので、根本的な問題、闇の深さを感じます。
パートナーのロランス・フルニエ・ボードリー選手にも影響大ですよね。
彼らがカナダ・ナショナルに出場するのかどうかも、
真偽のサインになりそうです。