オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

今度はクラコワがSP落ち。欧州女子SPトップ3は強心臓

こんばんは。欧州選手権の宴もたけなわですが、

昨日は、女子のSPが行われました。

女子は、個性豊か、表情豊か、衣装が繊細で美しい選手がいっぱいいて、

さすが欧州選手権!!といった感じです。

試合結果で印象に残ったのは、2つ。

 

クラコワ選手、フリーに進めず

一つ目は、最終グループ最終滑走のクラコワちゃんが、

25位でフリーに進めなかったこと。

 

 

男子のケヴィン・エイモズ選手も、

最終グループでフリーに進めないという衝撃の展開でしたが、

全体の最終滑走がSP落ちと言うのは、珍しいと思います。

 

しかも、エイモズ選手とはちょっと違って、

クラコワ選手は、そこまでよくない演技には見えず、

「センチメンタル・ワルツ」を情感たっぷりに演じていました。

 

 

コンビネーションジャンプで転倒して、ダウングレードになってしまったものの、

本人もそこまでひどい結果になるとは思っていなかった様子。

 

演技後に、フリップがエッジエラーになって、

スピンもステップもレベルを取れず…

 

点数が出た後も、気丈にふるまっていました。

 

 

男子も女子も、大人気者がフリーで見られないという、大会的にも観客的にもショックな結果となりました。

エキシには呼ばれるのかなぁ…呼ばれてほしいけれども、呼ばれたら不公平な気もするし、難しいところです。

 

トップ3は強心臓のノーミス演技

男子のSPは、最終グループが少し物足りなかったのですが、

その分、女子はすごかったです。

まず、フランス女王のロリーヌ・シールドが、美しいブルーの衣装でノーミスの演技。

暫定2位になります。

 

 

衣装が美しすぎて、その印象が強くて、演技の中身は覚えていません😅

 

続いて、ベルギーのニーナ・ピンザローネが、ブノワ・リショー振付の「Charms」をノーミスで演じます。

完璧でした。ものすごい集中力。ほんとーに、ミスが少ない選手です。

 

 

69.70点のシーズンベストで、暫定トップに立ちました。

彼女は、ベルギーの至宝ルナ・ヘンドリックスに追いつけ、追い越せで、強気発言もありましたし、私の中では、ブノワ・リショーvsアダム・ソーリャな見方もあり、ベルギー女子は、面白い。

 

続く、スイスのキミー・レポンドは、ルッツの転倒が響いて6位。

そして、ルナ・ヘンドリックスの登場です。

 

完璧な演技をしたピンザローネを上回るには、

一つのミスも許されない…という場面で、ものすごい演技を見せました。

実を言うと、「I'm nin'alu」の腕ブン回しがすぎるコリオは好きではない。

が、なんだろう。ものすごい迫力。

 

 

コンビネーションジャンプで、最初のルッツがグラッとしたんですよね。

そしたら、実況が思わず「カモーン!」って叫んじゃってて、そこは同意(笑)

3Tを無事に付けて、qマークは付いたものの、そこからはもう独壇場。

 

ジャッジ席前でグイングイン首を回して、一切のテライなし。

74.66点というすごい点数を叩き出して、トップに立ちました。

後輩のピンザローネに、約5点差を付けましたね。

 

 

ルナ・ヘンドリックスの精神力の強さに脱帽したのでした。

 

で、この空気の中で登場したのが、アナスタシア・グバノワ。

大好きな「Mojo」。

 

 

このプログラムを演じられるスケーターは、他にいないと思う。

しかも、ですね。ルナ・ヘンが、すっごい演技ですっごい点数を叩き出した後に、

一歩もひかないグバノワ嬢。

 

コケティッシュに妖艶に、「モジョ~モジョぉぉ」って、くねっくねっしながら、完璧にジャンプを跳んで、ノーミスですよ。

 

 

絶対、スケーティングがうまくなってますよね?

この演技は、惚れますよ。

68.96点で3位になりましたが、本人は、納得していないと思う。

 

 

しかし、絶好調ですな~

婚約したばかりですが、スケートにも力を入れているのがすごい。

グバノワの精神力にも、私は感嘆しましたです。

 

そして、最終滑走は、エカテリーナ・クラコワ選手でした。

現在の順位は、

1位ヘンドリックス 74.66
2位ピンザローネ 69.70
3位グバノワ 68.96
4位カイザー 66.31
5位ミクテイナ 63.71
6位シールド 63.27
7位ペルコネン62.60
8位レポンド 60.34

ベルギー女子は、ワンツーです。

グバノワにも表彰台に乗ってほしいけれど、

PCSが低めに付けられて驚くこともあるので、まだわかりません。