カミラ・ワリエワ選手のドーピング疑惑・オリンピック団体戦メダル問題。
長らく混乱をきたし、多くの選手たちを苦しめてきましたが、
世界反ドーピング機関(WADA)からの提訴を受けて、
ようやく、スポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定が下されました。
- ワリエワは、アンチ・ドーピング規則違反を犯したことが判明した。
- 2021 年 12月25日から 4 年間の資格停止期間が課せられる。
- 2021年12月25日以降に出場した大会の失格処分。成績は抹消。
- タイトル、賞、メダル、利益、賞品、および賞品の剥奪。
この裁定に基づけば、22年2月の北京五輪の成績は、抹消されます。
タイトル、メダルもはく奪されます。
よって、
団体戦の順位は、
金メダル アメリカ
銀メダル 日本
銅メダル カナダ となります。
団体戦女子のSPは、
樋口新葉選手が1位。
フリーは、坂本花織選手が1位となります。
女子個人総合は、
樋口新葉選手が、5位から4位に繰り上がり、
河辺愛菜選手が23位から22位に繰り上がります。
女子個人SPは、
坂本花織選手が2位、
樋口新葉選手が4位になります。
問題は、国際オリンピック委員会(IOC)と国際スケート連盟(ISU)がどのような判断を下すか、です。
当然、ロシアは反発すると思いますし、ロシアと北京オリンピック(中国)の関係もあります。
ISUが毅然とした態度に出なければ、がっかりですね。
迅速な判断&決定発表と、パリオリンピックでの団体表彰式・メダル授与式を望みます。
また、ワリエワ選手個人で終結するのでしょうか?
コーチや学校の責任は不問なのか?
疑問は残ります。
が、まずは、メダルを手にできていない選手たち、生涯忘れられない思い出になるはずだったメダル授与式の場を奪われた選手たちに、きちんとした形で(しょぼくない形で)、メダルを渡してあげてほしいです。
ヨーロッパやロシア国内の選手の中には、
オリンピックに出場する機会を奪われたり、メダルや活躍の場を奪われたり、
自信を喪失させられた選手もいると思うので、いろんなスケーターの人生に影響を与えていると思うと、ひどい話です。