引き続き、もめている北京オリンピック団体戦の順位について、
CAS(スポーツ仲裁裁判所)に、4件の不服申立てがなされました。
4件も?
と思って調べてみました。
不服申立てその1
マデリン・シザス、パイパー・ジル、ポール・ポワリエ、キルスティン・ムーア=タワーズ、マイケル・マリナロ、エリック・ラドフォード、ヴァネッサ・ジェームス、ロマン・サドフスキー、カナダスケート連盟、カナダオリンピック委員会 (COC)
VS.
国際スケート連盟 (ISU)、国際オリンピック委員会(IOC)、ロシアオリンピック委員会 (ROC)、ロシアフィギュアスケート連盟、アレクサンドル・ガリアモフ、ヴィクトリア・シニツィナ、アナスタシア・ミシナ、ニキータ・カツラポフ、カミラ・ワリエワ、マーク・コンドラチュク
📝カナダ側の申し立ては、団体戦の順位は以下のようであるべきと訴えています。
- 米国 67P
- 日本 65P
- カナダ 55P
- ロシア(ROC) 54P
- 中国 52P
🥇米国
🥈日本
🥉カナダ
不服申立てその2
ロシアオリンピック委員会(ROC)
VS.
国際スケート連盟(ISU)
不服申し立てその3
ロシアスケート連盟
VS.
国際スケート連盟(ISU)
2と3の申立て内容は同じ。ロシアのオリンピック委員会とスケート連盟がそれぞれ申立てをしました。
📝団体戦の順位を以下のようにするように、ISUに命じてほしい。
🥇ROC(ロシア)
🥈米国
🥉日本
不服申立てその4
アレクサンドル・ガリアモフ、ニキータ・カツラポフ、マーク・コンドラチュク、アナスタシア・ミシナ、ヴィクトリア・シニツィナ、カミラ・ワリエワ
VS.
国際スケート連盟 (ISU)
📝申し立て内容
団体戦順位を「ロシアチーム(ROC)が1位で金メダルである」と再ランク付けするよう、CASからISUに命じてほしい。
公聴会等の予定は未定です。
米国、カナダ、ロシアが声を上げる中、
忍者のように息を殺して潜む日本。
どっちに転んでも、銀メダルか銅メダルはもらえる…といったところか。
残念に見えてしまうのは、私だけでしょうか。
日本スケート連盟の意志表明はインパクトが大きいだけに、ひるんでしまうのだろうか。
そして、楽しかった団体戦の想い出も、
すっかり遠くにかすんでしまいましたね。
少なくとも、あの時、あの場所で、
団体戦のメダルを授与され、飛び上がって喜ぶ選手たちの姿を見る機会は、
永遠に失われてしまいました。
7月26日から始まるパリオリンピックの開会直後に団体戦のメダル授与式が行われれば、
ドーピング撲滅のアピールにもなるし、いいと思ったのですが、
この時点で仲裁裁判所への訴え。
間に合うのでしょうか。