こんばんは。世界選手権のエキシビション、2日にわたって見終わりました。
昌磨の『Come Together』、最高かつ完璧でした。
ありったけのパワーと思いを氷に叩きつけつつ、
“神は細部に宿る”の文字通り、一部の隙もなく全身が『Come Together』。
最近、あちこちで「清々しい表情」という表現を目にしますが、
本当の「清々しい表情」というのは、こういうのをいうのではないか、と思う。
ISU版では、実況のマーク・ヘンレッティさんが、
「昌磨は世界選手権二連覇のディフェンディングチャンピオンとしてここに来ましたが、フリーの順位によって総合4位となり、どのメダルも手にしませんでした。しかし、彼が今週見せたスポーツマンシップは、オリンピックの金メダル級です。」と。
そして、「このエキシビションプログラムは、彼がどれだけ多彩な表現力を持っているかを示しています。」とも、
しかし、私が大きくうなづいたのは、以下のコメントでした。
(概略)
これほど彼が、アグレッシブなアプローチの演技をするのは見たことがない。
男子シングルは、今週の結果を受けて「イリア・マリニンはアンタッチャブルで誰もかなわない」と言われているけれど、昌磨も、多くの経験を積んだこの長いキャリアの現ステージにおいても尚、「自分はまだCompetitor(=競争相手、ライバル)である」と証明して見せたと思う。この演技は、ただのエキシビションではなく、彼のStatement(=声明、申立て、態度の表明)のようだ。
そうなんです。この世界選手権で宇野昌磨が見せたのは、
競技者としての闘志と終わりなき進化。
そして、間違いなく、金メダル候補だったということです。
珠玉としか言いようがないSPの演技は、
“技術と表現はここまで両立しうる”という究極の可視化。
一生私の記憶に残るし、何度だって見返すと思う。
前にも書きましたが、そのすばらしい演技を見た直後だというのに、
寂しい言葉ばかりを並べたニュース記事ばっかり載せやがって、冗談じゃないよ😠と、汚い言葉を吐きたい気分です。(ということは、かなり元気になってまいりました)
「２年間ずっと苦しかった」「辞めるという決断ができなくて続けた」って、転職する前の人みたいじゃないですか。そんなこと、本人は言って・・・ましたね😅
そういうのを読んじゃったら、「あぁ、それだったら辞めたほうがいいよね。無理するのはよくないよ」って心から思ったけれど、
よく考えると、仕事って苦しいものだし、好きな仕事をしていてもつらいことあるし、やりがいや責任がある仕事は苦しいけど、やりがいや責任がない仕事は、もっとつらいですぜ、昌磨さん…って思ったり(笑)
そもそも、世界トップを狙って全身全霊で過酷な練習を積んできた人に、
試合直後に「来シーズンはどうしますか？」って質問したら、そりゃあ、疲れたコメントも出てきますって。
だから、「辛い」「苦しい」「引退」といったワードには、過剰に反応しないことに決めました。
休養するのもいいし、引退してもいいと思うけれど、一年後には戻ってくる気がします。
「スケートで悩めているうちは幸せ」って言葉もあったしね。
sennaさんのブログ冷水を浴びる | 目を開けて恐怖の正体を見きわめよでご紹介いただいた🙏お話、
どなたかが旧Twitterで呟いておられたけど昨季のキーガンみたいに
「今季がラストシーズンだよ。みんな僕の演技を楽しんでね」って明るく
過ごせたら幸せだなあとは思った。
私も大賛成です!!
Twitterで探したけれど、大元の投稿者がわからずすみません。
水槽の底にいるような寂しい曲じゃなくて、
ドラマチックで愉快で、倒れても転んでも感動の涙で前が見えなくなるようなプログラムを滑ってほしい。
それで、最後のシーズン(えーと、一年休養して戻ってくると、ちょうどオリンピックの年になっちゃうなぁ。困ったなあ😋)、世界中をまわってくれたら、私もすっぱりすっきり気持ちに区切りを付けられます。
と、自分本位なことを思うのであった。
上記のsennaさんブログの
思えばグリコのチョコを寒い中探して回っていた頃は楽しかった
この一行がしみました😭
ありましたねー、そういう時期が。
とにかく、マスコミ主導で引退の方向へ持っていくのはやめて。
閉店セールもやってないのに、勝手に店じまいは許しませんぞ😆なんてね。
